そういえば前回の代表戦には良い思い出があまり…。
どーもこんばんは
さえさて、本日のマッチレビューは国際親善試合、日本代表vsカメルーン代表の一戦です!
実に10ヶ月ぶり、10ヶ月前は国内組と東京五輪世代を中心としたE-1選手権である事を踏まえると実質的には11ヶ月ぶりの代表戦となります。新型コロナウィルスの影響でW杯予選は1年ほど空白が出来た訳で、これからは公式戦が一気に詰め込まれていく事になるでしょう。色々テストできる貴重な機会を活かして頂きたいところです。また、森保体制では初めてとなるアフリカ勢との対戦でもあるので、W杯本戦に向けた試金石としても注目ですね。
両チームスタメンです。
日本は基本的には昨年のカタールW杯アジア2次予選の際のスタメンをそのまま起用しています。一方、長友佑都が離脱した左サイドバックには安西幸輝、橋本拳人を招集出来なかったボランチには中山雄太が起用されています。
本日の会場はオランダ、ユトレヒトのスタディオン・ハルヘンワールトです。コートジボワール戦の会場もここになります。
2004年に大規模な改修が行われましたが、開場は1936年という非常に歴史のあるスタジアム。普段はエールディビジのFCユトレヒトが本拠地として使用しており、かつては藤田俊哉、高木善朗がこのピッチでプレーしました。
日本は前半から高い位置から積極的にプレッシングを仕掛けていき、サイドのエリアでは堂安律や原口元気が詰めて確実に数的優位を作れるような形で守備はある程度連動した組織で動けていました。
しかしカメルーンもそうなってくると低い位置でセーフティーファーストにボールを回すシーンが増えてなかなか日本がマイボールで展開できる時間も少なく、時折堂安や南野拓実が前を向いて加速する場面はあったものの、その次がなかなか繋がらないまま前半を0-0で終えます。
後半から日本は安西を下げて伊東純也を投入。これに伴いDFを冨安健洋-吉田麻也-酒井宏樹の形とし、伊東を右に入れて堂安と南野の2シャドーの形にした3-4-2-1にシステムをシフトします。後半開始早々には抜け出した伊東のクロスに南野が頭で合わせ、これは枠外に外れましたが今日初めてのまともなチャンスが。
ただ、そこからはカメルーンのプレスの前にまた手詰まり状態に。選択肢はカウンターからサイドを駆ける事ぐらいしかなくなり、65分に堂安を下げて久保建英、71分に南野を下げて鎌田大地を投入しても状況は大きく変わらず。カメルーンに疲労が見え出した終盤は久保や伊東がサイドを突破していくつかチャンスは生まれましたが最終的にゴールは生まれず……。久々の代表戦は消化不良感のあるスコアレスドローに終わりました。
まぁ、カメルーンもヨーロッパでプレーする選手も多い力のあるチームではありますし、実際に前から圧力をかける守備をかなり機能させていた訳で、例えばこれを「大会での勝点1」として見るなら最低限の結果を得る事は出来た試合だったような気はします。守備陣は安定したパフォーマンスを出せていましたしね。そこまで露骨にこの試合が批判的に見られるべきとまでは思っていませんが、逆な諸手を上げて良い試合だったとも言えない…そんな感じでしょうか。
次はコートジボワール!
ではでは(´∀`)