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味スタ豪雨地獄決戦!〜明治安田生命J1リーグ第21節 FC東京vsガンバ大阪 マッチレビュー〜

DJアプリ入れてみたけど使い方はいまいちわからない。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第21節、FC東京vsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

今週第20節は選手の土曜日に行われましたが、FC東京ルヴァン杯準決勝を、ガンバは延期されていた第10節を水曜日に行ったので両チーム共に中2日での試合となります。ACL組の横浜FMと神戸が苦戦する中、開幕からずっと上位につけて前節は遂に2位に浮上したFC東京ですが下位の鳥栖にダブルを喰らうなど取りこぼしもちょいちょい見られて、順位の割には少し不安定な状況が続きます。

……さぁ、そこでガンバ大阪です。やってきました。安定感で言えば無いんですけれども、苦しい中で勝利した第17節札幌戦以降怒涛の5連勝を記録。その5連勝のうち、名古屋戦鹿島戦は上位直接対決での勝利だったので、上位陣では試合数が少ないにも関わらず4位までやってきました。ガンバとFC東京の試合数を考えるとプレッシャーがより大きいのはFC東京です。さぁ、6連勝へ!!!!

両チームスタメンです。

 

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両チームともシステムは同じ4-4-2。ガンバは今日は藤春廣輝が外れて左サイドバックに福田湧矢が入りました。また、今日は2トップをパトリックとアデミウソンが組んだ上で、宇佐美貴史は右サイドとして先発出場です。

先日通算200勝を達成したFC東京長谷川健太監督とベンチに入った丹羽大輝、そして前節100ゴールを達成した渡邉千真が古巣対戦となるのはよく知られた話ですが、実はガンバのキム・ヨングォンのプロデビュー時の所属はFC東京です。

 

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本日の会場は東京、調布市味の素スタジアムです。去年の今頃はちょうどここでラグビーW杯が開催されていました。日本がロシアと戦った開幕戦や南アフリカに敗れた準々決勝が行われていましたね。それこそFC東京が怒涛のアウェイ8連戦で……。

実はこの味スタ、ガンバにとっては2016年元旦の天皇杯決勝で浦和を倒して優勝を決めた思い出のあるスタジアム……と同時に、ここでのアウェイFC東京戦は超がつく鬼門。全ての公式戦合わせて最後に勝ったのが2002年のナビスコ杯準々決勝(リーグ戦なら2001年1st第14節)にまで遡り、しかも当時はネーミングライツを導入していなかったので「味の素スタジアム」になってからはマジで1回も勝ってないんです。しかし今年のガンバは湘南、そしてFC東京にパナスタ初勝利をプレゼントしつつ、名古屋と鹿島のパナスタ無敗をストップさせて未勝利だった厚別(札幌戦)、鬼門駅前スタジアム(鳥栖戦)も撃破。良いジンクスも悪いジンクスも打ち砕く今年のガンバにとって、味スタ撃破はもう最終関門です。

……ちなみに、長谷川健太監督のガンバでのラストゲームも味スタでのFC東京(△0-0)そのまま味スタ残っちゃったよ…。

 

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台風14号接近に伴う豪雨の影響でピッチ上にはわかりやすく水が溜まった事でボールが頻繁に止まる非常にやりにくい状況が続き、両チームともパスが思うように通らずあわやピンチという場面が相次ぎます。その中でもガンバはロブパスとパトリック、アデミウソンの馬力を活かした攻撃でやや試合を優勢に進めます。

 

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もはや力関係やチームの調子、戦術よりもいかにこの状況が味方になるか、敵になるかで進んでいきます。特に前半はガンバの左サイドにあたるメインスタンド側の水たまりなんてもう……。

それでも先制を奪ったのはガンバでした。41分、FKの流れから井手口陽介のクロスが最終的に三田啓貴のハンドを誘ってPK。これをアデミウソンが冷静に決めてガンバが1点リードで前半を終えます。

 

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一向によくならないピッチコンディションの中、後半は案の定オープンにならざるを得ない試合展開になりました。後半立ち上がりに両チーム1度ずつ決定機を迎えましたが、それを活かせない間に試合はシンプルなロングボールで突撃してくるFC東京の猛攻を耐え凌ぐ時間が続きます。

 

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雨の中で試合は肉弾戦の様相を呈し、FC東京レアンドロの個人技やラフプレーに苦しめられたガンバ。そういう展開なので、いつもなら2トップ2枚替えのところをパトリックをピッチに残すなどパワーとパワーのぶつかり合いにも対処。最後はGK林彰洋も上がってきての攻撃を凌ぎ、粘り強く戦ったガンバが鬼門味スタで19年ぶりの勝利を挙げました!!!!

 

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もう、今日に関しては……ガンバの順位のポジション、過密日程、直接対決というシチュエーション、味スタとの相性の悪さ、そして大雨とピッチの状況……それらの全ての状況を合わせて「とにかく結果さえあれば」が最初からすごくしっくりくる試合でした。後半はFC東京の猛攻を受ける時間が長くはありましたが、最初に今日のグラウンドコンディションに順応出来たのはFC東京よりガンバの方だったと思いますし、井手口や宇佐美のキック制度を活かしつつ、パトリックがフィジカルの強みを活かしてアデミウソンがしっかりとそれを拾う………各々が「やるべき事」と「この状況で出来る事」を徹底して貫いたのが今日の結果に繋がったんだと思います。いや、大きいぞ。クソでかいぞ今日勝ったの!!味スタ撃破ァァァァァァ!!!!

 

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ハセケンさんと宇佐美が仲良そうに話してるの良い光景でした。

ではでは(´∀`)