どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイタリア、セリエA第4節、インテル・ミラノvsACミランの一戦です。
昨季はセリエAでユベントスに勝点差1にまで迫り、ヨーロッパリーグでも準優勝まで到達したインテルが今季目指すのはやはりタイトル獲得。現在2勝1分と良いスタートを切りました。が、今年こそチャンピオンズリーグの舞台の返り咲きを狙うミランもここまでは開幕3連勝と絶好のスタートを切っています。かなり序盤戦でのミラノダービーとなりましたが、ここで勝利して開幕ダッシュをより確かなものに出来るのはどちらでしょうか。
両チームスタメンです。
本日の会場はイタリア、ミラノにあるスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァです。「サン・シーロ」でもお馴染み、インテルとミランが共同で本拠地とする歴史あるスタジアムですが、今日はインテルがホームの扱い。
インテルとミランは共同で新スタジアム建設計画を練っており、最終的に取り直すか改修にするかは現在もイタリアでもミラノでも意見が分かれているところのようで。また、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪では開会式の会場になる事が予定されています。
完璧な試合の入りを見せたのはミランでした。13分、ハカン・チャルハノールのパスに抜け出したズラタン・イブラヒモビッチがエリア内に侵入すると、エリア内でアレクサンダー・コラロフに倒されてPKを獲得。イブラヒモビッチの右脚から放たれたシュートは一度はGKサミール・ハンダノヴィッチに阻まれますが、こぼれ球を自ら押し込んでミランが先制!
ミラン、そして絶対王者イブラヒモビッチの勢いはたまりません。右サイドを駆け上がったアレクシス・サレンマーカスからチャルハノールを経由して左サイドのラファエル・レオンにサイドチェンジ。レオンが左サイドを突破してクロスを上げるとイブラヒモビッチがワンタッチで合わせて早くも2点目。どちらもシンプルで手早い攻撃から、最後は新型コロナウィルスから復活したエースのイブラヒモビッチの2発でミランが16分の時点で2点のリードを得ます。
予想以上の劣勢に立たされたインテルには苦しい時間が続きましたが、前半の中頃辺りからはインテルにも本来の攻撃のリズムが生まれてきます。29分、PKを与えたコラロフのスルーパスに抜け出したイヴァン・ペリシッチが折り返すと、キーパーの背後を突いたロメル・ルカクが冷静に合わせて1点差。
前半はその後もインテルペース。が、前半のうちに同点弾までは至らず、前半は2-1でミランリードで終えます。
後半も同点に追いつきたいインテルの積極的な攻撃が目立ちます。ミドルゾーンから縦パスが何度か入り、ルカクやラウタロ・マルティネスが何度も突破を図りますが、ミランも開幕3連勝を決めているだけあって安定感のある堅い守りを披露。インテルからすればもどかしい時間が続いていきます。
強力な切り札は有しているインテルは67分にクリスティアン・エリクセン、84分にアレクシス・サンチェスを投入。しかし73分、エリクセンが突破してこぼれたボールに抜け出したルカクがGKジャンルイジ・ドンナルンマに倒されてPK獲得かと思われましたが、これはVARによりPK取り消し。
アディショナルタイムにはマルティネスとのコンビネーションからルカクが抜け出して決定的なシーンを迎えましたが、最後の最後にアレッシオ・ロマニョーリがチェックに入ってシュートがミートせず。更にラストワンプレーでもルカクはDFを背負いながら意表を突いたヒールシュートを放ちましたが、これはドンナルンマの好反応の前に阻まれ、ドンナルンマがボールをキープしたところで試合終了。後半はスコアは動かずミランが2-1で勝利してミラノダービーでの連敗を4で止めると共に、ファビオ・カペッロ監督時代以来となる開幕4連勝。そして史上3クラブ目となる通算1400勝をミラノダービーで達成しました!
後半は基本的にずっとラインの下がったミランに対していかにインテルが押し込むか、押し切るかというところでした。その点、ルカクとマルティネスを中心にチャンスメーカーも揃うインテルは良いシーンを度々作っていきましたが……ミランもある程度ゲームプラン通りだったとはいえ、後半は相当しんどかったと思います。疲れが見える場面はありましたが、集中は最後まで切らしてませんでしたね。見応えある攻防でした。
マージーサイドダービーぐっちゃぐちゃやったらしいやん。
ではでは(´∀`)