G・BLUE〜ブログとは名ばかりのものではありますが...ブログ。〜

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アルビレックス新潟とベガルタ仙台の件について。

ちょうどJリーグが再開されてすぐの時ですかね、こんなブログを更新しました。

 

 

上位にいけるかどうかは別として、結構個性的なメンバーがいるとかなんやらでちょっと注目したいチームというか、追ってみるのも面白いんじゃない?的なチームを挙げてみたブログです。

 

 

 

ここで取り上げたチームがニュース的な意味で追われる事になるとは思ってませんでした。

 

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まずアルビレックス新潟に関して。

 

 

ちょうど昨日に会見と関係者の処分が行われました。張本人である2選手には結果として妥当というか、まぁそうなるだろうなっていう処分が科されたと思います。
一方で、是永大輔社長と玉乃淳GMに対する処分は今のところ賛否両論、否寄り。というのも、今回の問題は速度違反とか駐車違反とかそんなレベルじゃなく飲酒運転だったという部分が前提にあった上で、クラブの上層部はそれを公表しないままファビオを6試合に出場させた事が問題視されているさらです。アルベルト・プッチ・オルトネダ監督も早い段階で事実関係を知っていた事が会見でも触れられたので監督の責任を問う声もありますが、日本と外国では飲酒運転の社会的な取り扱いが同じという訳でもないでしょうし、社長やGMからGOサインが出たのならエースであるファビオはそりゃ使っちゃうだろうと思うので、さすがに監督にこの件の責任を求めるのは少し酷かなと思っています。

 

 

 

まぁ要するに、今新潟の件で多くの批判が集まっているのはクラブ側が主導して隠蔽を行った疑いがある以上、社長とGMへの処分が軽いのでは無いか、Jリーグとして追加の処分を科すべきではないか、みたいな事を言われている面があります。一方で、10月17日の新潟日報の記事ではこのような記述がありました。

 

Jリーグへの報告が摘発から約1カ月後になったことについて、Jリーグの広報担当者は「リーグの規約上、例えば、罪を犯したら報告しなさいというような義務はない。ルール違反にはならないが、道義的な問題」と指摘。ファビオ選手の試合出場に関しては「知る由もなかった」と述べた。

 

 

要するに、逆に言えばJリーグ側としては報告義務や隠蔽疑惑に関しては道義的な問題はあるけれどルール違反という訳ではないので、Jリーグとして制裁・処分を加える事は出来ないのです。逆にこれでJリーグとして特例で処分を下すとまた話が変わってくるというか、今度はそれはそれで問題になってきますし。だからJリーグとしては本件の処分は新潟サイドに委ねるしか無かったのです。

思うところがある人はいると少なくないと思いますが、新潟の件に関してはこれで解決するしかなくなった…と。

 

 

 

で、そんな新潟の件も霞むというか、新潟よりヤバくてエグくて満貫みたいな話題がベガルタ仙台からやってきました。

FLASHが報じた記事の内容に関してはここで要約する気も起きないので各々リンク先で確認してください。人によっては閲覧注意レベルの記事かもしれません。

 

 

 

あくまでまだ週刊誌報道の段階なので、事実関係をどこまで断定するべきか…という点に関しては疑問です。仙台の対応が正しかったか間違っていたのかについても、記事中にあるように被害者の方の意に反していたとは言っても示談は成立してしまっているので、そうなるとベガルタ仙台としての対応は理屈としては間違っていない可能性も出てくるので…。なので記者会見が行われて、形はどうあれ一応の決着はついた新潟の件とは違って、仙台に関してはここで断定的な事を書くのは避けようと思います。

ただ、記事が事実であれば事件そのものの重大性に加えて新潟同様の疑惑が持ち上がってくる。確実なのは、この件が最終的にどういう形で決着を見るのかはわかりませんが、このニュースを見た以上、債務超過でクラブ存続の危機に陥った仙台を支援しよう考えていたスポンサー候補や、小額でも募金を考えていたサッカーファンや地元住民らは確実に引いたのは確かでしょう。むしろ、新潟が事実公表を引っ張ったのは選手の戦力的な重要性が主かもしれませんが、仙台にはそれプラスで「募金活動への悪影響」が加味された可能性さえある以上、仙台はこれで存続への望みが潰えてしまったというべきか、或いは潰してしまったと言うべきか…。

 

 

ただ一つ言える事は、ベガルタサポーター、ベガルタファン…この辺りの人達にはもう心中お察しします以外にかける言葉が見当たらないということ。先の見えない低迷、Jリーグ脱退すら現実的になった財政危機、そして今回の件……ベガルタにはもうトドメの一撃としか言えないです…。仙台サポはこの2020年、どれだけの絶望を背負えばいいのかと…。