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支配下〜明治安田生命J1リーグ第24節 名古屋グランパスvsベガルタ仙台 マッチレビュー〜

阪神エラー5つって…。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第24節、名古屋グランパスvsベガルタ仙台の一戦です。

 

 

 

シーズンを通じて安定して上位につけているものの、第23節で川崎に力の差を見せつけられて水曜日には横浜FMにも敗北。神奈川遠征を連敗で終えてしまった名古屋。さすがに優勝はもう不可能に近いですが、天皇杯ACL出場圏の争いは相変わらず激化しています。そこに進める可能性は十分にあるので、なんとしても勝ちたいところ。

…まぁ、名古屋にとっても落とせない試合ですが、間違いなく状態がより深刻なのは仙台です。13試合勝ちのないチーム状況、存続すら危ぶまれる財政危機、水曜日に湘南が引き分けた事で遂に落ちた最下位、前節浦和戦の大敗(0-6)、そして……。あまりにも苦難が重なった絶望的な状況ですが、それでも名古屋は実は仙台にとっては比較的相性の良い相手。なんとか光明を引っ張り出してほしいところです。

両チームスタメンです。

 

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名古屋は水曜日に行われた横浜FM戦から両サイドバックを変更。スタメンとしては第23節川崎戦と同じメンバーを起用しています。名古屋は比較的メンバーを固定していますが、特にランゲラック、中谷進之介丸山祐市稲垣祥の4人は全試合スタメン出場(稲垣以外の3人は全試合フル出場)継続中です。

一方の仙台は今日は長沢駿を7試合ぶりに先発起用しました。大敗を喫した浦和戦からはメンバーを5人入れ替えてこの試合に挑みます。

 

 

本日の会場は愛知県名古屋市パロマ瑞穂スタジアムです。10月の札幌戦から11月の湘南戦までのホームゲームでは記念ユニフォームが配布されるとの事。

オリジナル10の一員である名古屋の本拠地としてJリーグ元年から稼働していた瑞穂スタジアムは今季をもって一旦休場し、2021年からは2026年に名古屋で開催されるアジア競技大会かける建て替え工事に入る事が決まっています。その為、名古屋にとって今の瑞穂で試合が出来るのは今日を入れて残り3試合。ラスト2試合となる大分戦、横浜FC戦では「ありがとう瑞穂」と題したイベントも予定されているそうです。

また、本日はピッチサイドに設置されたトヨタ自動車のスポーツカー「ヤリス」に乗りながら試合を観れるというなかなかユニークな企画も。


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前半から名古屋が試合を支配します。高い位置にDFラインを設定し、常に仙台陣内でボールを回しながら仙台DFが崩れる瞬間を窺い続けます。しかし、前節6失点を喫した仙台も今日は自陣でしっかりとリトリートを機能させて、名古屋に決定的なシーンを作られる事は回避していました。

 

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名古屋もチームとして無理にイケイケドンドン……って感じでもないので、長く仙台陣内で名古屋と仙台の睨み合いみたいな時間は続き、試合は名古屋ペースながらもやや静かな流れのまま終了。0-0で後半に向かいます。

 

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後半に入ると名古屋はサイドから積極的な攻撃を仕掛けるようになっていきました。生まれ始めたオープンな展開と流れを更に加速させていくように、マッシモ・フィッカデンティ監督は64分に阿部浩之前田直輝を下げて山﨑凌吾と怪我から復帰した相馬勇紀を投入。そして直後の65分、左サイドでボールを持った相馬のパスにオ・ジェソクが抜け出して折り返すとそのクリアボールに反応した稲垣祥ミドルシュートこれが椎橋慧也の脚に当たってコースが変わってゴールネットを揺らし、名古屋が1点先制。

 

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なんとか勝点1でも死守したい仙台は68分に飯尾竜太朗とイサック・クエンカ、78分に山田寛人と昨季は名古屋に所属した赤崎秀平を投入。しかし名古屋の中安定した守りの前にチャンスはおろか、ペナルティエリアにすら全くボールを運べずにシュートは前後半を通じて僅かに1本。何度か訪れたカウンターのピンチはGKヤクブ・スウォビィクのファインセーブもあって追加点こそ免れたものの、試合はそのまま1-0で終了して名古屋が連敗を2で止めました。

 

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1-0というスコア以上に名古屋の完勝でしたし、追加点を取れなかった事以外は名古屋にとって言うことのないパーフェクトなゲームだったと思います。仙台が放ったシュートが僅か1本という事実が物語るように、名古屋が押していたというよりはずーーーーっと名古屋が試合をコントロール出来ていたなと。相手との実力差、状態の差は勿論あるとしても、今季の名古屋が上位をキープできているのがよくわかる試合でした。

 

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ヤリス席は試合観れるんか…?

ではでは(´∀`)