歌詞の断片だけ頭に浮かんだ時のモヤモヤ感と思い出した時のスッキリ感。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第30節、京都サンガFCvsモンテディオ山形の一戦です。
第28節で北九州に勝利して勢いを取り戻すかと思われましたが、続く第29節は琉球相手に逆転負け。2位徳島との勝点差は15に開き、可能性が残っているとはいえどもJ1昇格はかなり厳しい状態です。ただそれでも、現状の10位で終わるかトップ5に入って終わるかは結構な違いがあるわけで。今日はそんな順位を争う、後半戦に入ってから好調に転じている山形との直接対決となりました。
両チームスタメンです。
今日は庄司悦大、黒木恭平、そして北九州戦で負傷退場したヨルディ・バイスがスタメンに復帰。飯田貴敬が出場停止の右サイドには福岡慎平がボランチからスライドする形で入っています。ベンチには久々に荒木大吾が入りました。
山形を率いる石丸清隆監督はかつてサンガでもプレーし、2001年のJ2優勝や2002年の天皇杯優勝にも貢献。2015年途中からはサンガでも監督を務め、2016年にはチームをプレーオフに導いている人物です。
本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。
今日の試合は毎年恒例行事の京セラスペシャルデー。新スタジアムになってからは初めての開催です。来場者にはタオルマフラーがプレゼントされ、またオレンジリボンキャンペーンのエコバッグも3000名様に配布されるなどお土産の多い日になっています。
前半はやや静かな、サンガも山形も少し探り合い的な感じで試合が始まりました。両者ともにボールを保持してもそこまで攻め急がず、お互いに集中力は高く保って何かが崩れる事は無かったものの、同時に得点が入りそうなシーンはそこまで訪れずに時間が流れます。
しかし飲水タイム後は一気にサンガが攻勢をかけて主導権を握りました。27分には庄司の横パスを受けたピーター・ウタカのミドルシュート。これはGK佐藤昭大が好セーブで弾きますが、29分には仙頭啓矢のウタカのポジションを逆手に取ったクロスに飛び込んだのは曽根田穣。一旦はGKに阻まれたものの、こぼれ球を自ら押し込んでサンガが先制!曽根田はこれが移籍後初ゴール。
直後の36分にもコーナーキックの混戦からウタカがシュートを放ちますがこれもGKがセーブ。40分にも川崎颯太のアーリークロスを仙頭が頭で合わせるなど度々惜しいシーンを作ったサンガ。追加点はならなかったものの良い形で前半を終えます。
49分、エリア内で粘った山形の渡邊凌磨に粘られてクロスを上げられるとヴィニシウス・アラウージョがドフリーでヘディングシュート。しかしこれを清水圭介がスーパーセーブで防ぐと、直後の53分には庄司悦大の絶妙なロングスルーパスにオーバーラップを仕掛けた本多勇喜がワンタッチで折り返して最後はウタカ!サンガ追加点!!
その後は少し責めあぐねたものの、山形の攻撃に対してはDF陣が高い集中力を保ち続けながら対処して決定的なピンチに至る前に芽を潰していきます。そして終盤の85分には福岡の右からクロスからの混戦で途中出場の金久保順がボールをキープすると、DFを背負って粘ってから落としたボールを庄司が絶妙なコースにミドルシュートを決め切って3-0!
その後も途中出場組の野田隆之介や宮吉拓実もしっかりとチェックに入り安定した試合運びを見せたサンガ。琉球戦の反省も活かした形でサンガが3-0で快勝しました!
3-0ほど圧勝だったかと言えばそうではないものの、同時に90分通じて高い集中力を保ち安定した試合運びを見せてくれました。攻撃面ではウタカに依存しまくっていたところ、最近は仙頭と曽根田を2シャドーに於いて補佐するポジションに置けているのは結構効果を発揮していますね。勿論それでもウタカの存在感は群を抜いていますが、バリエーションは増えたと思います。
前半は優勢だったにも関わらず完璧にひっくり返された琉球戦からの修正もあったのでしょうが、49分の清水のセーブと直後にウタカが決めた事は非常に大きく、実質的にはあそこで試合が決まったのだろうと。今日は非常に良い試合でした。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J2リーグ第30節
1位 徳島ヴォルティス(59)
2位 アビスパ福岡(59)
3位 V・ファーレン長崎(54)
4位 ギラヴァンツ北九州(50)
5位 アルビレックス新潟(46)
6位 ヴァンフォーレ甲府(46)
7位 ジュビロ磐田(44)
8位 京都サンガFC(44)
9位 モンテディオ山形(42)
10位 栃木SC(42)
11位 東京ヴェルディ(41)
12位 ファジアーノ岡山(40)
13位 水戸ホーリーホック(39)
14位 ツエーゲン金沢(39)
15位 FC町田ゼルビア(36)
16位 大宮アルディージャ(36)
17位 ジェフユナイテッド千葉(35)
18位 FC琉球(33)
19位 松本山雅FC(32)
20位 ザスパクサツ群馬(29)
21位 レノファ山口FC(26)
22位 愛媛FC(25)
首位福岡が遂に敗戦。これで福岡は16試合ぶりの敗戦となり、2位徳島は群馬相手に2点ビハインドになりながらも、アディショナルタイムのゴールで逆転に成功して首位が入れ替わりました。3位長崎、4位北九州は共に4-1で快勝しています。新潟vs東京V、栃木vs甲府、京都vs山形の順位が高いチーム同士の試合は前者2つが引き分けて京都が勝った事で8位まで浮上。また、福岡に土をつけた磐田は遠藤保仁加入後の6試合で4勝2分。ここに来て好調に転じてきました。
中村憲剛……。
ではでは(´∀`)