神戸さん下手したら2012より成績悪くなる?
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第27節、名古屋グランパスvsFC東京の一戦です。
今季のJ1は川崎がずっと独走しているものの、第100回の天皇杯出場権を得られる2位、そして来季ACL出場圏内となる3位の枠の争いは激化しています。そんな中で迎えた3位FC東京と4位名古屋の直接対決……特にFC東京は試合数を考えてもこの試合の勝利は必要不可欠というか、逆にここで敗れれば3位以内は相当厳しくなるでしょう。昨日の試合で2位G大阪と5位C大阪が敗れた事もあり、名古屋にとってもですが、間違いなく大一番となる試合です。相性は2015年を最後にFC東京は名古屋に負けていないなど割とハッキリしていますが白熱した試合を期待できますね。
両チームスタメンです
名古屋は前節広島戦で金崎夢生が前十字靭帯損傷という重傷を負い、更に山﨑凌吾も怪我で欠場している為に本職フォワードがいない状態という事もあって、本来はMFの阿部浩之をワントップにガブリエル・シャビエルをトップ下に置いたシステムを採用しています。
名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督を始め米本拓司、丸山祐市、オ・ジェソク、FC東京の永井謙佑など古巣対決の構図も多い試合です。
日本屈指の球技専用スタジアムとして知られる豊田スタジアム。最近は瑞穂での試合が続いていたので豊田での試合は9月26日の第19節清水戦以来となります。今日を入れて今季のホーム5試合は豊田で3試合、瑞穂で2試合という構図ですが、今季をもってパロマ瑞穂スタジアムは長期の改修に入るのでそれが完了するまでは事実上の豊田スタジアムの一本かとなりますね。
試合の主導権を握ったのは名古屋の方でした。金崎と山﨑という明確なフォワードを欠く状況の中でどう攻撃を組み立てるのかが注目されていましたが、阿部浩之、シャビエル、マテウス、前田直輝の前線4枚が流動的な動きを見せて可能性のある攻撃を連発。ピッチを幅広く使いつつもリズミカルにパスを回し、16分にはシャビエルのスルーパスに前田が反応しますが僅かにニアのサイドネット。
名古屋は守備もセカンドボールをしっかりと回収し、FC東京はサイドからのカウンターを狙いますがその芽は吉田豊とオ・ジェソクでどちらのサイドもきっちり潰していきます。攻守に渡ってほぼほぼパーフェクトな試合を見せた名古屋ではありましたが、FC東京もGK波多野豪の複数回に渡るファインセーブ、31分に名古屋がマテウスのドリブルから訪れた決定機を波多野が止め、こぼれ球を狙った稲垣祥のシュートを森重真人がブロックしたシーンのようにFC東京も粘り、前半はスコアは動かず終了。
前半は名古屋が明らかに優勢だったのに対し後半は一進一退、むしろシュートチャンスはFC東京の方が多くなっていきました。ただ、FC東京もなかなか好機を活かせず、67分の安部柊斗のシュートはGKランゲラックの好セーブ、69分のレアンドロのFKは僅かに枠の外…。
名古屋は試合を通じて交代が85分に阿部を下げて相馬勇紀を入れたのみだったのに対し、FC東京は永井謙佑、三田啓貴、原大智、内田宅哉を次々と投入して総力戦の構えを見せます。双方ともに中3日とは思えない激しい試合を展開する中、決着の瞬間はアディショナルタイムに訪れました。右サイドから切り込んだマテウスのシュートがブロックに入った髙萩洋次郎の手に当たってPKを獲得。これをマテウスが自ら決めて名古屋が土壇場で先制!
試合はこのまま1-0で終了。白熱の上位対決、激闘を制したのは名古屋。この勝利で3位に浮上しました。
いやー、面白かったですね。両チームとも中3日である事を感じさせない見事なゲームでした。名古屋は前半が素晴らしかったので、逆にその流れで点を取れなかった事が後半には少し仇になったりするのかな……とも思っていましたが、特にサイドの選手のパフォーマンスが90分を通じて全く落ちなかったですね。FC東京もよく粘りましたし、後半はチャンスにも繋げていたので彼らの強みは見せていたのですが……。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第27節
1位 川崎フロンターレ(69)
2位 ガンバ大阪(55)※1
3位 名古屋グランパス(52)※2
4位 FC東京(50)※3
5位 セレッソ大阪(49)
6位 鹿島アントラーズ(49)※2
7位 横浜F・マリノス(47)※4
8位 サンフレッチェ広島(43)※1
9位 浦和レッズ(42)※1
10位 柏レイソル(41)※5
11位 ヴィッセル神戸(36)※4
12位 大分トリニータ(33)※5
13位 北海道コンサドーレ札幌(31)※2
14位 横浜FC(28)※1
15位 サガン鳥栖(26)
16位 湘南ベルマーレ(23)
17位 清水エスパルス(20)
18位 ベガルタ仙台(17)
※1 28試合消化
※2 29試合消化
※3 31試合消化
※4 32試合消化
※5 26試合消化
2位G大阪が最下位で17試合勝利のなかった仙台にまさかの大敗。優勝の可能性を僅かに残す5位C大阪も17位清水にまさかの敗戦を喫し、結果的には下位6チームが負けなかったという第27節。上位直接対決を制した名古屋が順位を3位に上げ、FC東京の天皇杯出場はACLの事も踏まえるとかなり厳しくなりました。FC東京以外のACL組は横浜FMがホーム最終戦で浦和に6得点の大勝で弾みをつけた一方、神戸は16位湘南に敗れて4連敗。三浦淳宏監督就任直後の3連勝が止まって以降、1勝1分7敗と厳しい状況が続きます。
柏vs大分の試合は柏で新型コロナウィルスの感染者が多数出た為、12月9日に延期となりました。
関西全部負けたか…。
ではでは(´∀`)
https://twitter.com/blueblack_gblue/status/1327869791902732294?s=21