さくっとマイルCS見てから今に至る。
どーもこんばんは
買ってはいない。
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第28節、浦和レッズvsガンバ大阪の一戦です!
ガンバvsレッズ……ライバル関係にあるこの両チームですので、この対決はいつだって負けるわけにはいきません。…が、今日はそれが単にナショナルダービーだからというだけではなく、ガンバにとっては相当大きな意味を持っています。昨日の試合で優勝に王手をかけていた首位の川崎が大分に敗北を喫した事により、今日ガンバは勝利出来ないと川崎の優勝が決まるというシチュエーションになってきました。僅かでもガンバには残る優勝の可能性……様々な意味で勝利が求められます。前節の悪夢を払拭するべく、宿敵に必ず勝ってほしい…!
両チームスタメンです。
前節はターンオーバー気味なスタメンで挑んだガンバでしたが、その仙台戦はコンディション面の問題で欠場した宇佐美貴史とキム・ヨングォンがスタメンに復帰。仙台戦ではベンチスタートとなった小野瀬康介とパトリックもスタメンに名を連ねています。また、井手口陽介の負傷後は彼のポジションは主に奥野耕平が勤めていましたが、今日は2017年まで浦和に所属していた矢島慎也がボランチに入りました。山本悠樹とボランチでコンビを組むのは初めてです。
浦和はチーム得点王のレオナルドが第19節以来のスタメン出場。興梠慎三とコンビを組むのは第18節以来となりました。
本日の会場は埼玉県さいたま市、埼玉スタジアム2002です。
新型コロナウィルスによる入場制限も徐々に緩和されていき、現在では最大24000人まで収容が可能となるこの埼玉スタジアム。地味にアウェイ4連戦だった浦和は10月24日以来1ヶ月ぶりのホームゲームとなりました。
今からちょうど6年前の11月22日、当時も今日と同じで2位だったガンバは「勝てば優勝決定」という立場だった浦和との直接対決に挑みました。終盤、佐藤晃大と倉田秋のゴールで埼スタを静まり返らせた、あの伝説の日と同じ日付に、逆転優勝に望みを繋ぐ為の戦いに挑みます。今日のその試合の登録選手で今日の試合のメンバー18人に入っているのは浦和が西川周作、槙野智章、青木拓也、宇賀神友弥、関根貴大、興梠慎三の6人、ガンバが東口順昭、宇佐美貴史、藤春廣輝、倉田秋の4人です。
前半は両チームともに慎重な立ち上がりでした。ガンバもレッズも中盤からディフェンスラインの位置でセーフティーに横パスを繋ぎ、互いの隙を窺いながら睨み合うような展開が続きます。そんな中でガンバは24分に小野瀬康介が負傷。福田湧矢との交代を余儀なくされます。
飲水タイム後は浦和に2度ほどチャンスを作られたものの、これをGK東口順昭のセーブなどで防ぐと前半の最後の方はボールを回す位置も段々高くなっていきました。宇佐美を中心に危険な位置への縦パスの数も増えていき、シュートまでは持ち込めなかったものの前半の終わりはやや優勢に持ち込んでハーフタイムを迎えます。
前半はかなり堅いゲームになりましたが、後半は徐々にオープンな試合展開となっていきます。62分、浦和はセットプレーの流れから山中亮輔が絶妙なクロスを上げると、ガンバのラインの乱れに抜け出したトーマス・デンの折り返しに槙野智章が詰めて浦和が先制。
しかしガンバもすぐさま反撃。66分、山本のサイドチェンジを受けた藤春のクロスにパトリックが競り、こぼれ球を福田がシュート。更にこぼれたところを拾った宇佐美が左隅にグラウンダーのシュートを決めて4分後には同点に追いつきます。
同点に追いついた後はガンバペースの時間が続きます。直前に脚を痛めた場面もあった藤春を下げて川﨑修平を投入し、アタッキングサードに何度も侵入。特に右サイド、髙尾瑠の飛び出しが度々得点の予感を漂わせました。セットプレーからの攻撃は実らなかったものの、セカンドボールをすぐに拾って攻撃に繋げます。79分、キム・ヨングォンのサイドチェンジを受けた宇佐美のパスに抜け出した髙尾のシュート。しかしこれはGK西川周作に阻まれて逆転ならず。
71分には宇佐美、倉田、矢島を下げて奥野耕平、唐山翔自、渡邉千真を3枚同時に投入します。ラインが不用意に高くなっていた浦和相手にこの交代はなかなか効き、直後にはルーズボールを拾った川﨑がドリブルを仕掛けてDFを引きつけてからパトリックにパス。パトリックのシュートはまたも西川に阻まれたものの、そのプレーで得たCKを山本が蹴って髙尾!!!!
髙尾!!!!!!!!!!!!!!
勝ったァァァァァァァァァァァァ
いやー、素晴らしい。嬉しい。楽しい大好き。
とにかく先制点を取れた後にすぐ追い付けたのは本当に大きかったですね。今日は同点の後に宇佐美や矢島のパスで攻撃のリズムを作れたんですけど、彼らを下げて選手を一気に替えた事で良い意味でその流れを壊す事が出来たというか、どちらも良いからこその変化として使う……それが最後の髙尾のゴールのきっかけになったパトリックのシュートに繋がったと思います。
とにかく次節、最高の舞台が整いました。今からちょうど6年前の11月22日、一気に追い上げた中で浦和に挑み、追い詰め、そして優勝を掻っ攫ったあの時のように。11月25日、等々力でラスボスが待っています。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第28節
1位 川崎フロンターレ(72)※1
2位 ガンバ大阪(58)※1
3位 名古屋グランパス(55)※2
4位 鹿島アントラーズ(52)※2
5位 FC東京(51)※3
6位 セレッソ大阪(49)
7位 横浜F・マリノス(47)※4
8位 サンフレッチェ広島(46)※1
9位 浦和レッズ(45)※2
10位 柏レイソル(41)※5
11位 大分トリニータ(36)※5
12位 ヴィッセル神戸(36)※4
13位 北海道コンサドーレ札幌(34)※2
14位 サガン鳥栖(29)
15位 横浜FC(28)
16位 湘南ベルマーレ(23)
17位 清水エスパルス(20)
18位 ベガルタ仙台(18)※1
※1 29試合消化
※2 30試合消化
※3 32試合消化
※4 33試合消化
※5 27試合消化
勝てばガンバの結果を問わずに優勝出来る川崎でしたが、谷口彰悟の退場もあって野村直輝に決められたPKにより0-1で敗戦。優勝に王手をかけた状態で次節を迎えますが、その次節の相手は他でもない2位のガンバです。ここにきて1位2位直接対決というこれ以上ない舞台が完成しました。また、広島に敗れた事でC大阪の優勝も消滅し、優勝の可能性を残すのは川崎かG大阪のみとなっています。
待ってろラスボス!
ではでは(´∀`)