ギター直しに行った時に雨降った時の殺意
どーもこんばんは
さてさて、本日は前回に続いてJ1全18チーム満足度考査のPart3です!
今回はラスト。13〜18位のチームを取り上げていきます。
企画趣旨や概要、説明についてはPart1にまとめてありますので、ぜひそちらからご覧下さい
↓
監督:金明輝(2年目)
J1リーグ:13位(勝点36、7勝15分12敗、37得点43失点得失点差-6)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
チーム得点王:林大地(9得点)
胸スポンサー:木村情報技術(IT企業)
ホームスタジアム:駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)
満足度→満足
コロナ禍関係なく陥った債務超過が引き金となり主力の大量放出を余儀なくされ、加えて8月には集団感染まで発生。何かと散々なシーズンだったと思いますし、鳥栖ファンには実に胃の痛い一年だったと思います。しかし、サッカー面では主力退団の影響を加味すれば順位の割には良かったのでは。
何と言っても鳥栖は若手の飛躍が非常に大きかったです。松岡大起は昨季から台頭していましたが、大卒ルーキーの林大地と森下龍矢が大車輪の活躍。樋口雄太や本田風智も主力の座を掴みました。今回の財政問題を招いた竹原稔社長の経営に批判の声が集まるのは当然ですが、下部組織の整備はもっと評価されるべきで、ユースの監督を務めていた金監督含め今季はその投資が形になったように思います。なんてったって唯一川崎が勝てなかったチームですからね。ってかラスト13試合で1回しか負けてないのね……。
監督:トルステン・フィンク(2年目)→※マルコス・ビベス(第18節のみ監督代行)→三浦淳宏(第19節〜)
J1リーグ:14位(勝点36、9勝9分16敗、50得点59失点得失点差-9)
ルヴァン杯:ベスト8
チーム得点王:古橋亨梧(12得点)
胸スポンサー:楽天(IT企業)
ホームスタジアム:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)
満足度→超不満
まぁ、そりゃこうなるでしょうよ。前川黛也と菊池流帆の台頭、安井拓也や郷家友太の主力定着といったポジティブな側面もありましたが、ACLがあったにも関わらずスタートの時点で層が薄かったのは相当大きかったです。外国人選手も出れば活躍するけど稼働率はあまりよく無かったですし、なによりアンドレス・イニエスタ以外にチャンスメイクの役割を出来る選手がいませんでした。去年ならルーカス・ポドルスキもその役割を担えたんですが、例えばセルジ・サンペールはそういうタイプでは無いし、印象としては山口蛍と古橋亨梧に負わせたタスクが大き過ぎたと。
フィンク監督の時点で順位も良く無かったので全責任を負わせるのは酷かもしれませんが、三浦監督になってからは「バルサ化を捨てた」のならまだしも「バルサ化したいのかやめたいのかもわかんない」みたいなフェーズへ。6連敗フィニッシュで、ラスト10試合は1勝1分8敗。成績だけで言えば2012年のJ2降格時よりも悪いって……。
監督:下平隆宏(2年目)
J1リーグ:15位(勝点33、9勝6分19敗、38得点60失点得失点差-22)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
チーム得点王:松尾佑介(7得点)
胸スポンサー:小野寺グループ(食品会社)
ホームスタジアム:ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市)
満足度→満足
言い方は悪いですが、開幕前は最下位人気No.1チームでした。それを踏まえると、仮に降格があったとしても残留出来る順位、なんなら下3つが悲惨だったのもありますけど16位以下の争いに絡む事もなく15位で終えられたのは賞賛に値します。規模で劣る分、一美和成や手塚康平、マギーニョに小林友希といったレンタル移籍をうまく活用した補強もハマりましたしね。惜しまれるのは得点源だった松尾の負傷離脱。これが無ければもう少し行けたのかも……。
既に一美のG大阪復帰が確実視されているように2021年はまずレンタル組をどこまで引き留められるかという問題もありますが六反勇治は完全移籍への移行に成功し、それとは別軸で今のところ積極的な強化を行なっています。来季は降格枠が4枠で厳しいシーズンにはなるでしょうが、希望はあると思います。
監督:ピーター・クラモフスキー(1年目)→平岡宏章(第26節〜)
J1リーグ:16位(勝点28、7勝7分20敗、48得点70失点得失点差-22)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
チーム得点王:カルリーニョス・ジュニオ(10得点)
胸スポンサー:鈴与(物流業)
ホームスタジアム:IAIスタジアム日本平(静岡県静岡市)
満足度→超不満
開幕からは結果は伴っていないけどやりたいサッカーの方向性は見えており、特に降格無しというルールになってからはそれを前提としたチーム造りみたいになっていたので好感が持てたというか、希望は見えるシーズンのように見えました。清水ファンも今年は降格無しルールもあって成績はそこまで重視しないようにしていたと思います。ただ、7連敗期間辺りで「でも最下位は話が変わってくる」みたいな状況にチーム内がなった事、なまじセットプレーで結構点が取れてしまったところから徐々に暗転。終盤は首位川崎に引き分け、上位のG大阪とC大阪に勝利するなど平岡監督の下で持ち直しましたが、最終的には残念なシーズンに終わったのには変わらないと思います。
ただ、来季に向けた動きは今のところ順調。東京VとC大阪を躍進に導いたロティーナ監督はクラモフスキー前監督とはある意味では逆のスタイルを持つ監督ではありますが、堅実なチームにはしてくれるのでは。少なくとも2年連続で崩壊している守備のテコ入れはしてくれると思います。
監督:木山隆之(1年目)
J1リーグ:17位(勝点28、6勝10分18敗、36得点61失点得失点差-25)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
チーム得点王:長沢駿(9得点)
胸スポンサー:アイリスオーヤマ(家電メーカー)
ホームスタジアム:ユアテックスタジアム仙台(宮城県仙台市)
満足度→超不満
仙台ファンにしてみれば「呪われてる?」「私の前世なんかした?」とさえ思うレベルのシーズンだったと思います。未勝利記録を17試合で止めた第27節G大阪戦以降は4勝2分2敗で少し持ち直し、第27節以降のアウェイ戦は全勝ではありましたが、結局2020年のホームゲームで一勝も挙げる事が出来ず。長沢駿やヤクブ・スウォビィクなど個々のパフォーマンスには光るものもありましたが、成績・経営・不祥事……考えられるショックの全てを網羅し、最下位回避だけが唯一の救いみたいなシーズンだったかと思います。
既に報道はチラホラ出ていますが、ここからはまず主力売却に迫られます。鳥栖のように若手路線へ上手く転換出来れば希望も芽生えますが、これまでユースに接客的に投資出来ていたかどうかも何とも言えないですし、一番問われているのは新卒選手のスカウト能力とかになってくるのかもしれません。
監督:浮嶋敏(2年目)
J1リーグ:18位(勝点27、6勝9分19敗、29得点48失点得失点差-19)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
チーム得点王:石原直樹(6得点)
胸スポンサー:三栄建築設計(不動産業)
ホームスタジアム:Shonan BMWスタジアム平塚(神奈川県平塚市)
満足度→不満
最終的には最下位でシーズンを終えてしまったので評価は「不満」にしましたが、色々な状況を踏まえてみると別にそこまで不満なシーズンでも無かったのかな、という印象です。
というのも、主力の大量流出もあってそもそもシーズン前の予想では多くの人が16位以下に湘南を入れていたが故に成績不振も想定内といえば想定内ですし、その中で若手を起用ながらシーズンを経るにつれて試合内容も向上。少なくとも降格圏となる下位3チームの中では一番良いシーズンだったのではないでしょうか。最終節前の時点で浮嶋監督の続投が発表された辺り、クラブも方向性としては一定の評価をしているんだと思います。
さぁ、オフシーズンのマーケット事情の波に打たれながら来季開幕を楽しみにしましょう!
軟骨の唐揚げ美味しい。
ではでは(´∀`)