結局これってタイミングと更新するタイミングのずれが難しいのよ。
どーもこんばんは
さてさて、本日も引き続きJ1全20チーム補強途中調査のPart4、すなわち最終回です!
企画概要と趣旨の説明はPart1をご覧下さい。
↓
今回は中国地方より西。何気に全地方にJ1チームがいるシーズンって初めてらしいですね。では広島からスタート!
情報と記述は1月9日時点でのものです。
監督:城福浩(4年目)
J1リーグ:8位(勝点48、13勝9分12敗、46得点37失点得失点差+9)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
胸スポンサー:エディオン(家電販売チェーン)
ホームスタジアム:エディオンスタジアム広島(広島県広島市)
主な補強情報
入団
GK 川浪吾郎←仙台
DF 今津佑太←甲府
MF 藤井智也←立命館大学
MF 長沼洋一←愛媛(復帰)
退団
GK 廣永遼太郎→神戸
DF 櫛引一紀→大宮
MF 松本大弥→大宮(レンタル)
基本方針
→継続路線
元々他所のチームから選手をガッと補強して……というのは非常に難しい事情はありますが、昨季の戦力との比較で言えば大きな変わりはなく、ピンポイントな補強は既に出来ていると思います。特にレアンドロ・ペレイラ残留が最優先事項ではあったとしても、それが決裂してすぐにジュニオール・サントス獲得に漕ぎ着けたのはスムーズかつ的確な動きでした。
今津も有望株ですし、愛媛から久々の復帰となった長沼がJ1でも一定以上やれれば相当大きいはず。満足かどうかはともかく、予算的な事を踏まえればそれなりにプラン通りではあるのかなと。
監督:ダニエル・ポヤトス(新任)
J2リーグ:優勝(勝点84、25勝9分8敗、67得点33失点得失点差+34)
天皇杯:ベスト4
胸スポンサー:大塚製薬(医薬品)
ホームスタジアム:鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(徳島県鳴門市)
主な補強情報
入団
GK 後東尚輝←徳島ユース
DF 鈴木大誠←琉球
MF 大森博←修徳高校
FW 西野太陽←京都橘高校
FW 宮代大聖←川崎(レンタル)
退団
DF 秋山拓也→長野
MF 島尾八徳→山口
MF 表原玄太→松本
FW 榎本大輝→名古屋(復帰)
基本方針
→継続路線
徳島のスタイルを築き上げたリカルド・ロドリゲス監督が浦和に引き抜かれる形で退任。それに伴い渡井理己が浦和に移籍するとか、エースの垣田裕暉がレンタル元の鹿島に復帰するだとか去就も騒がれましたが、結果的に前者は契約更新、後者はレンタル延長という形で残留に漕ぎ着けました。懸念された主力流出は殆ど抑えたので、これは柴崎晃誠を引き抜かれた2014年とは異なる部分でしょう。
ただ、ロドリゲス監督→ポヤトス監督への移行がどこまでスムーズに行くかは蓋を開けてみないとわからない部分はありますし、降格枠が4つもある事を踏まえれば心許なすぎるのは確か。頑張れポカリスエット……。
監督:長谷部茂利(2年目)
J2リーグ:準優勝(勝点84、25勝9分8敗、51得点29失点得失点差+22)
胸スポンサー:福岡地所(不動産業)
ホームスタジアム:ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市)
主な補強情報
入団
DF 志知孝明←横浜FC
DF 宮大樹←福岡
MF 杉本太郎←松本
MF ジョルディ・クルークス←ローダ
FW 渡大生←大分
退団
GK セランテス→未定
DF 上島拓己→柏(復帰)
MF 松本泰志→広島(復帰)
MF 増山朝陽→神戸(復帰)
FW 遠野大弥→川崎(復帰)
基本方針
→補充と拡張
昇格組の徳島が継続路線と言える動きを見せている一方、福岡の動きは対照的となっています。そもそも福岡の場合は昨季の主力の多くがレンタル組だったので、上島や遠野のように圧倒的な存在感を見せれば見せるほど福岡にとっては退団になる可能性が高まる訳で、同様に松本、増山、福満隆貴(→C大阪)もレンタル期間終了となりました。
ですが、広島からレンタルで来ていたエミル・サロモンソンは完全移籍への切り替えに成功。更に志知や宮、渡など補強も結構精力的に頑張っています。噂されているブルーノ・メンデス獲得が現実となればファンマ&メンデスの2トップは脅威でしょう。
監督:金明輝(3年目)
J1リーグ:13位(勝点36、7勝15分12敗、37得点43失点得失点差-6)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
胸スポンサー:
主な補強情報
入団
DF ファン・ソッコ←清水
MF 酒井宣福←大宮
MF 島川俊郎←大分
MF 仙頭啓矢←京都
FW 山下敬大←千葉
退団
DF 森下龍矢→名古屋
DF 宮大樹→福岡
MF 原輝綺→清水
基本方針
→売却と穴埋め
鳥栖は仙台同様に財政問題があるので、シーズン中から争奪戦が報じられていた原川、昨季から移籍の話があった原、昨季の活躍で人気銘柄になりつつあった森下辺りの退団は予想の範疇でした。ただ最初の予想よりは主力流出はだいぶ抑えたと共に、ファン・ソッコや仙頭など補強にも動いていたので、鳥栖の場合は予想とスタートラインが厳しかった部分はあるにしても、それを思えば結構良いオフだったように思います。
鳥栖は下部組織が非常に優秀でその成果は昨季に非常に表れていました。鳥栖のファンにとっては複雑かもしれませんが、去年からの動きを見ると…オランダのチームによくあるようなサイクルのクラブとしての成長も少し期待しています。
監督:片野坂知宏(6年目)
J1リーグ:11位(勝点43、11勝10分13敗、36得点45失点得失点差-9)
ルヴァン杯:グループステージ敗退
胸スポンサー:ダイハツ九州(輸送用機器)
主な補強情報
入団
DF 上夷克典←京都
DF 坂圭佑←湘南
MF 下田北斗←川崎
FW 渡邉新太←新潟
FW 長沢駿←仙台
退団
DF 岩田智輝→横浜FM
DF 鈴木義宜→清水
MF 田中達也→浦和
MF 小塚和季→川崎
基本方針
→穴埋め
刷新……みたいな状況にしたくなかったのが大分側の本音であるのは間違いありません。片野坂監督体制も6年目を迎え、チームとしてのやる事やスタイルを変えるつもりはないはず。ただ、昨季のチーム得点王である田中然り、片野坂サッカーのキーマンであり続けた鈴木と岩田の流出はチームの根幹を揺るがしかねないと言っても過言ではなく、まずはそこの穴を如何に埋めるか、どうカバーしていくかが最優先事項になります。
それを踏まえれば、その穴を埋める補強は上手くやったと思います。下田や長沢といったJ1での実績豊富な選手に加えて、坂、上夷、福森といった人気銘柄にもなりつつあったDFを獲得。長らく築いてきたスタイルと例年より多い新戦力を如何に融合させられるか…昨年以上に片野坂監督の腕の見せ所です。
これからもまだまだ移籍市場は続きますからね。どのチームがどんな補強を繰り広げてくるか、期待と不安に苛まれながらニュースを注視したいと思います。
これ書いてから更新するまでどうなる事やら…。
ではでは(´∀`)