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超絶ウノゼロ〜明治安田生命J2リーグ第1節 FC琉球vsジュビロ磐田 マッチレビュー〜

FC琉球沖縄キャンプ、テゲバジャーロ宮崎宮崎キャンプ、鹿児島ユナイテッドFC鹿児島キャンプ。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ開幕戦、FC琉球vsジュビロ磐田の一戦です!

 

 

 

昨シーズン、J1からの降格組として「昇格本命候補」と目されていた磐田でしたがその結果はまさかの6位。2014年に続いてJ2残留を喫してしまいました。とはいえ、鈴木政一監督が就任して遠藤保仁を獲得して以降は調子が上向きにはなっており、「J2の2年目は主力いっぱい抜ける」とよく言われますが主力も大きく残留。今年こそは昇格を…というか、今年逃したら千葉・京都コースあるよ…?

一方、J2で3シーズン目を迎える琉球ですが、ここ2年は下位に甘んじてはいるものの、特に残留争いに巻き込まれる事もなく安定したパフォーマンスを見せる事が出来ています。樋口靖洋監督の下、今年こそは上位を狙いたいところです。

両チームスタメンです。

 

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琉球は4-2-3-1、磐田は3-4-2-1が開幕戦のスタートフォーメーションとなります。両チーム合わせて新加入選手でスタメンに名を飾ったのは琉球清武功暉のみ。ベンチには琉球が3人、磐田が4人の新加入選手が名を連ねました。

 

 

本日の会場は沖縄県沖縄市、タピック県総ひやごんスタジアムです。

2019年度に行われた全国高校総体では陸上競技の会場にもなった当会場。「ひやごん」はスタジアムの所在地である沖縄市比屋根の事です。飲み放題付きチケットなんて楽しそうな企画チケットも発売されたという事ですが、あいにく本日は悪天候ムード…。

 

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試合は想定外の速さで動きました。まだ1分を経過するかどうかの段階で風間宏矢の横パスに攻め上がってきた田中恵太がクロスを上げると、これを池田廉が合わせて琉球がいきなり先制!余りにも幸先の良すぎるスタートに。

 

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いきなり琉球が先制点を奪った直後は琉球は良いテンポ感でパスを回し、サイドから良い崩しを多く見せていきます。その後は琉球がリトリートな形にシフトした事もあって磐田が攻撃の糸口を見出してはいき、実際にシュートチャンスもいくつか作ったもののGK田口潤人に阻まれたりでなかなか思うように行かず。時間が経つにつれ、遠藤を中心に攻撃のリズムも生まれていきましたが、前半アディショナルタイムの小川航基のポストプレーから遠藤のミドルシュートクロスバーに当たりゴールならず。前半は琉球リードで終えます。

 

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磐田は後半、小川航基を下げてルキアンを投入。4-4-2にシフトしてきましたが、後半はほぼほぼ磐田のワンサイドゲームのような展開になっていきました。細かいパスを繋ぎながら度々ペナルティエリアに侵入していきますが、しかしガッチリ琉球にブロックを固められた影響もあって最後の一本がなかなか出ないまま…。

 

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70分には遠藤のFKが再びポストに直撃すると、74分には大森晃太郎のシュートも枠の上へ。テンポの良いパス交換からサイドに持ち出してクロス…という流れは頻繁に作れたんですが、GK田口の飛び出しにシュートを打つまでの段階に至らずクリアされまくります。鈴木雄斗、大津祐樹と新加入選手を続々とピッチに送り込み、終盤には得点能力の高いDF大井健太郎を最前線に上げますが……押し切りたい磐田か耐え切りたい琉球か、最後は琉球が耐え切りました。結局開始1分のゴールが決勝点。琉球が開幕戦で貴重な勝点3を手にしています。

 

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開幕戦である事を踏まえれば磐田もそこまで悪かった訳では無かったと思うんですよ。遠藤を中心にパスは高い位置で回せていたし、テンポ的にも連携は取れていました。ですが猛攻しまくって押し込みまくっていた中で、実は決定機と言えるようなシーンはさほど無かったのは難点でした。遠藤がポストに当てた2つのシーンも飛び道具でしたし、琉球が引き気味に割り切ったきた部分はあったとしても、途中からはずっとリプレイを見ていたような気分というか、スパイラルには突っ込んでましたね。

逆に琉球からすれば開始1分のゴールで1-0勝ちは快感すら覚える勝ち方だったと思います。理想的な試合展開では無かったでしょうが、88分に途中出場の清水慎太郎がカウンターを仕掛けたシーンのように「刺しにかかる」姿勢は持ち続けた事は磐田に対する牽制にもなってましたしね。お見事でした。

 

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明治安田生命J2リーグ開幕戦

ギラヴァンツ北九州1-4アルビレックス新潟

V・ファーレン長崎2-1ツエーゲン金沢

SC相模原0-2京都サンガFC

水戸ホーリーホック1-2大宮アルディージャ

栃木SC0-2ファジアーノ岡山

ザスパクサツ群馬2-1ブラウブリッツ秋田

ジェフユナイテッド千葉1-1ヴァンフォーレ甲府

FC町田ゼルビア1-1モンテディオ山形

東京ヴェルディ3-0愛媛FC

FC琉球1-0ジュビロ磐田

レノファ山口FC0-0松本山雅FC

 

降格組が無いJ2は2005年以来。昇格候補として名前の挙がったチームでは長崎、京都が勝利を収めた一方で磐田は敗戦、昨季大躍進を見せた北九州は新潟に1-4で大敗を喫しています。積極補強を敢行して注目も集めている町田と山口はそれぞれ山形、松本とホームで引き分けに終わりました。

 

 

ヤット大先生やっぱり上手い…。

ではでは(´∀`)