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ガンバ大阪の新型コロナウィルス発生で、代替日程や活動停止、みなし開催(不戦敗)などこれから起こり得る事の予測。

ファミマ入ったら唐突にスカパラfeet TERU流れてきた

 

どーもこんばんは

 

 

さて……ガンバに非常事態が起きています。

全ての始まりは3月3日の16:20、ガンバ大阪から発せられた一本のリリースに始まりました。

 

 

概要を簡単に書くと、ガンバの選手1人に発熱の症状があり、その後受けたPCR検査により陽性認定が下され、それを受けて全選手・スタッフを対象にしたPCR検査を実施し、3月4日時点でガンバ大阪の陽性者は6人(選手5、スタッフ1)、濃厚接触者が2人(選手1、スタッフ1)となっています。

3月4日には吹田市クラスター発生リストの中に、おそらくガンバを指しているであろう文言が含まれており、既に3月3日のアウェイ名古屋戦(@豊田スタジアム)、3月6日のホーム鹿島戦(@パナソニックスタジアム吹田)の2試合の開催中止が発表され、クラスター認定されたとなるとその影響は3週間前後にも及ぶ可能性もあります。

 

今回の事に関する感情的な部分は先日noteで書きましたので

 

ここでは今後のガンバがどうなっていくのか…を推測ですが書いていこうと思います。

 

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①ガンバの活動再開はいつから?

 

名古屋戦、鹿島戦が中止になったガンバにとって、現時点で「次節」として予定されているのは3月10日のホーム大分戦になっています。現時点で大分戦に関するリリースは出ていませんが、実際に活動停止という事になれば大分戦はまあまず中止になってくるでしょう。そしてその後の試合も当然、その可能性を持ち始めてきます。

 

昨シーズンの時点で1〜2人ほど感染者を出したチームはそれなりに多くいますが、一度に多くの陽性者が出た、クラスター認定となりチームとしての活動停止を余儀なくされたケースとしては2020年8月のサガン鳥栖、2020年11月の柏レイソルの2例があります。鳥栖は8月11〜25日の15日間、柏は11月4〜11月18日の14日間の活動停止になりました。

ガンバにとって大分戦の開催可否はかなり握っていて、活動停止を回避出来れば大分戦は開催する事になるでしょう。一方、大分戦も中止となればそれは活動停止になったという事でしょうし、それは大分戦以降の試合も中止になる事を意味しています。トップチームの活動停止を3月4日からと仮定すると、活動再開は3月18〜25日辺りが活動再開時期になると予想されます。

 

 

 

②代替日程はどこに組み込まれる?

 

既に中止が発表された2試合も含めると、ガンバが試合中止を余儀なくされる可能性があるのは以下の試合です。

 

3月3日 第11節(前倒し分) 名古屋グランパスvsガンバ大阪@豊田スタジアム(中止決定)

3月6日 第2節 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ@パナソニックスタジアム吹田(中止決定)

3月10日 第3節 ガンバ大阪vs大分トリニータ@パナソニックスタジアム吹田

3月13日 第4節 北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪@札幌ドーム

3月17日 第5節 ベガルタ仙台vsガンバ大阪@ユアテックスタジアム仙台

3月21日 第6節 ガンバ大阪vs横浜F・マリノス@パナソニックスタジアム吹田

 

横浜FM戦の後にはインターナショナルウィークが入るのでJ1は2週間間隔が空き、第7節広島戦は4月3日開催なのでここはおそらく活動が再開出来ていると考えられます。その為、ガンバが中止になる可能性があるのは既に中止された2試合を含めて最大6試合です。

 

当然ながら、問題はこれらの試合をどこに組み込むか。試合日程を確定させる為には両チームのスケジュールを合わせた上で、その日程に会場を確保する必要があります。

ややこしいのが…今季のガンバ大阪ACLへの参戦が決まっており、かつ今季のACLは4月下旬からの集中開催で日程が発表されています。その為、既に日程のほとんどが中2〜3日で構成されていて、代替日程を入れる隙間がほとんど無いんですね。現時点で唯一、おそらく代替日程がこの日になるだろうと予想がつきやすいのは名古屋戦の延期分で、5月19日になるだろうと思われます。というのもこの日はルヴァン杯の予選が行われるんですが、ガンバと名古屋はルヴァン杯の予選は免除されているのでここが空き日になる。ここで豊田スタジアムを押さえられたら5月19日に名古屋戦…という運びになるでしょう。

 

 

 

では既に発表されている鹿島戦、中止の可能性がある大分戦、札幌戦、仙台戦、横浜FM戦の開催日がどこになるのか。結論から言えば、東京五輪による中断期間に試合を充てがうのがベターではあると思われます。

 

 

というか逆にそこしかない。インターナショナルウィークに開催するやり方もありますが、J1は大体そこはルヴァン杯天皇杯が挿入されるので…。

ガンバの日程に合わせて言うと、7月11日の第22節神戸戦が終わると次のJ1は8月9日の第23節徳島戦になります。この間には天皇杯ルヴァン杯も予定されておらずら基本的にパナソニックスタジアム吹田は指定管理者が株式会社ガンバ大阪になっているので、ガンバが優先権を持つ以上パナスタでの日程確保のハードルはそこまで高くありません。大分戦と横浜FM戦が挿入されるのはほぼほぼ確実にここの期間になるでしょう。それはアウェイ仙台戦に関しても同じで、仙台が会場を確保出来た日程に合わせて…という形ですかね。

 

問題は第4節、3月13日に予定されているアウェイの札幌戦が中止になった場合です。前述の理屈でいうと東京五輪期間中に入れる事になるのですが、試合開催予定となっている札幌ドーム東京五輪サッカー競技で使用される事になっているので、中断期間中に札幌ドームを押さえる事は出来ません。札幌は札幌厚別公園競技場という第2本拠地を持っていますが、厚別は厚別で札幌ドーム開催試合の練習場になる為、札幌ドーム同様に使用する事が出来ないんです。

今回の件とは関係なく去年一度報道が出た「室蘭or函館開催」という可能性もありますが、それこそこれが大阪や東京ならまだしも、札幌→室蘭、札幌→函館なんて距離的には札幌にとっても普通にアウェイなので、少なくともガンバ側がそれを札幌に求めるのは厳しいという実情があります。なので五輪以降にするか、後述のインターナショナルウィークにするか、或いは室蘭or函館開催を受け入れてもらうか……アウェイ札幌戦の開催会場確保は一つの焦点にはなってきます。

 

…ただ、いずれにしても代替日程は5月19日に名古屋戦、残りを東京五輪期間中に…というのが基本線にはなってくると思います。

6月のインターナショナルウィークに組み込む案としては、まず第一に該当クラブのルヴァン杯の勝ち上がり状況に依るところが大きいです。6月のルヴァンはプレーオフステージですし、該当チームがグループステージの時点で敗退した場合はアウェイの仙台戦、札幌戦はそこで開催してしまう可能性も少しあるのかなと。ホームの鹿島戦、大分戦、横浜FM戦に関しては、この6月のインターナショナルウィークは日本代表の試合がパナスタに入ってしまっているので、ここに日程を入れるなら仙台戦か札幌戦になってくるでしょう。東京五輪中に札幌ドームを使えない事を考慮すると、札幌が敗退した場合は札幌戦をここに組み込む可能性も現実味はあるかもしれません。

 

 

 

③「みなし開催」について

 

3月3日の時点で既にかなり話題になっていましたが、今季のJリーグの大きなトピックとしては「不戦敗の可能性が明確に定義された」という部分です。2月1日に行われた2021年度第1回Jリーグ理事会に於いて「みなし開催」の導入が正式に発表されて話題を呼びました。

 

 

「みなし開催」とは試合を開催できなかった場合、その試合を開催したものとみなし、Jリーグの規定に基づいた措置をとって結果を確定する…というもの。みなし開催になった場合の措置は以下の通り。

 

①双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止(荒天など)→0-0の引き分け

②一方のチームの責に帰すべき事由による中止→帰責性あるチームが0-3で敗戦

③双方のチームの責に帰すべき事由による中止→双方のチームが0-3で敗戦

 

Jリーグの定義としては、責とは「エントリー下限人数を満たせなかった場合(新型コロナウイルス感染症の影響を含む)は、チームの責に帰すべき事由があるものとみなします」という形になっていますが、今回のガンバの件がみなし試合になるのであれば②になり、即ちガンバの不戦敗及び名古屋の不戦勝という形になります。それで試合中止が発表された際にはかなりざわざわしていました。

 

ただ、「不戦敗」という言葉の響きが強すぎるので一人歩きしてしまった感は否めず、中止になった際の措置はまず代替日程を検討する事が最優先事項です。みなし試合はあくまで、検討して検討した結果どうしても試合が開催できない…となった時の最終手段である事を頭に入れる必要があります。

今回のガンバの場合、不幸中の幸いだったのは3月という早い段階だった事。ACLが絡むのでややこしくはなっていますが、東京五輪の期間を使うといった手段はありますし、Jリーグ閉幕まではあと11ヶ月もあるので、みなし試合を余儀なくされる事はまあ無いだろうと考えています。ガンバに限らず、みなし試合…或いは不戦敗になる可能性が現実味を帯びてくるのは9月以降だと思います。

 

 

 

これから予想される事を書き連ねるとこんな感じですね。簡単に東京五輪期間中に…と言っても、名古屋、鹿島、札幌、横浜FMには東京五輪U-24日本代表に選ばれる可能性のある選手もいて、その選手を欠く形になってしまうところには申し訳なさもありますが、そこはこのご時世である事で割り切ってもらいたいというか…逆に当然ですが、ガンバが逆の立場になってもそこは割り切るしかなくて…。非常に難しい形になってしまいましたが、なんとか貴重な日常が戻る日を祈るばかりです。

 

 

GLAYWOWOWゆっくり見ました。

ではでは(´∀`)