RK-3はきだめスタジオブログ

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粘り合い…春。〜UEFAチャンピオンズリーグベスト16第2戦 ユベントスvsFCポルト マッチレビュー〜

微妙に寝坊しかけた。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューUEFAチャンピオンズリーグベスト16第2戦、ユベントスvsFCポルトの一戦です。

 

 

 

国内リーグ戦では文字通り圧倒的な強さを見せ続けてきたユーベにとって、残された悲願は95-96シーズン以来となるCLでの優勝でした。その為の補強、その為の強化を行ってきましたが…2度決勝に進出してもその夢は叶わず、昨季はベスト16でオリンピック・リヨンに敗戦。クラブのレジェンドであるアンドレア・ピルロ監督が就任した今季も、第1戦では2-1で敗れてしまっています。今季はリーグでの成績が来年より不調であるが故に「リーグ10連覇」か「CL制覇」はピルロ監督に真っ先に求められるノルマでしょう。アヤックス、リヨンと2年続けて格下に敗れているユーベにとって、まさしく正念場です。

挑むはポルトガルの雄、ポルト第1戦を制した勢いでもって、悩めるイタリアの名門を駆逐してベスト8に駒を進める事は出来るのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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本日の会場はイタリア、トリノアリアンツ・スタジアムです。

正式名称をユベントス・スタジアムとするこのスタジアムが完成したのはちょうど10年前の2011年。前2シーズンで大スランプに陥っていたユーベですが、11-12シーズンにACミランから獲得し、チームの核として無敗優勝に導いたのが他でもないピルロでした。

実はイタリア国内でクラブが所有する形のスタジアムとなったのはこのスタジアムが初めて。スタジアム自体の収容人数は以前の本拠地であるデッレ・アルピから2万人近く少なくなったものの、同施設内に併設されたショッピングモールやクラブオフィシャルショップを含めた収益はデッレ・アルピ時代より格段に増えたとか。

 

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1点でも取ればアウェイゴールで勝てるユーベは立ち上がりから攻勢に出ます。3分にはアルトゥールのアーリークロスにアルバロ・モラタが頭で合わせますがこれはGKに阻まれてゴールならず。逆に19分には右サイドから中央でボールを受けたマテウス・ウリベをメリフ・デミラルが倒してしまいPK献上。これをセルジオオリベイラが冷静に決めて2点差に。いよいよユーベは崖っぷちに立たされます。

 

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1-0になってからというもの、時折6バックに近いような形をとるポルトに対してユーベは完全に手詰まり状態。ガチガチに固めたポルトの守備ブロックの前に、ユーベはDFラインとバイタルエリアより後ろ辺り、そしてサイドでボールを回す以外の選択肢をことごとく奪われてしまいます。結局、前半はもどかしいボール回しばかりが続いてフラストレーションの実に溜まる前半となり、ポルトにリードを拡げられて前半を終えます。

 

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流れとしては最悪、勝ち上がる為には最低でも2点が必要になったユーベ。しかし後半、流れは一気に変わります。49分、引いて守るポルトのブロックをクリスティアーノ・ロナウドが一瞬だけ出来た隙を突いて抜け出すと、レオナルド・ボヌッチもそれを見逃さずにフィードを放り込みます。C・ロナウドがそれを落とすと走り込んできたフェデリコ・キエーザが叩き込んでユーベが1点返上!キエーザは第1戦に続いてのゴール。

 

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更に試合の流れを決定付ける出来事が。53分、笛が鳴った後もプレーを続けたとしてポルトのメディ・タレミがこの日2枚目のイエローカードで退場。1人少なくなったポルト相手にユーベは更なる圧力をかけていくと、63分にはファン・クアドラードアーリークロスに再びキエーザが頭で合わせてユーベが遂に同点!これで2試合合計スコアは完全に同点に。

 

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1人少なくなったポルトは耐える時間が続きます。一方のユーベは猛攻を開始し、後半はほぼほぼワンサイドゲームアディショナルタイムに入ってもその激しさは変わりません。しかし抜け出したモラタのシュートはネットを揺らしたもののオフサイド判定。直後のクアドラードの強烈なシュートはクロスバーに阻まれ……それでもユーベは90分の間に同点に追いつき、逆にポルトはユーベの猛攻を耐え抜き、両者にとって「持ち込んだ」ような形の延長戦に突入します。

 

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延長戦に入っても基本的には試合はユーベペースで推移しましたが、アウェイゴールにより1点が2点分の価値を持つポルトも積極性を取り戻します。後半からずっと苦しい時間が続き、一人少ない中でユーベの激しい猛攻を必死で耐え凌ぎ、なんとか凌いで得た115分のフリーキックのチャンス。やや遠い位置でしたが、セルジオオリベイラがグラウンダーで強烈なシュートを見舞ってなんとポルトがここに来て勝ち越しゴール!!

 

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ユーベも直後にコーナーキックからアドリアン・ラビオが頭で合わせて合計スコアを同点に戻します。しかし些細なルールを見落とす勿体ない退場劇で劣勢を招いたポルトは最後にルールを味方につけて凌ぎ切り試合終了。ユーベの脅威的な粘りで延長戦に持ち込んだ試合でしたが、最後に粘り勝ったのはポルトでした!

 

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いやぁ…凄い試合でしたね。ユーベもよく延長まで持ち込んだとは思いますし、延長戦になればしんどいのは絶対ポルトの方なので90分で決め切れなかった事が敗因…では無いでしょう。

ただ、決定機の場面なども含めてこれまでのユーベにあったしたたかさがどこか欠けていたような気はしましたし、むしろ今日の試合に於いてはポルトの方がそれを持っていました。最後のFKのシーンなんて、近年のサッカー界では壁の下をケアする事なんてどのチームもやっているはずなのに……。とにかく、ポルトはある意味であの一瞬の為に耐え続けたと思うと、なかなかカタルシスのある試合だったように感じました。

 

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ピルロ去就大丈夫…?

ではでは(´∀`)