プロ野球開幕じゃあああああああ
どーもこんばんは
佐藤ぉぉぉぉぉぉ
藤浪ぃぃぃぃぃぃ
ですが本日のマッチレビューはSAISON CARD CUP 2021、U-24日本代表vsU-24アルゼンチン代表の一戦です!
昨年1月、東京オリンピック開幕を半年後に控える中でタイで行われたAFC U-23選手権に於いて日本はまさかの1分2敗。結果はもちろん、内容も散々な試合でグループステージ最下位となってしまい、迫る東京五輪への不安と危機感はかつてないほどまでに高まりました。それは森保一監督の解任論も含めて。
それを思えば、事情が事情なだけで良かったとは言えませんが…チーム作りの観点においては五輪の延期はチームにとってある種の「猶予」だったのかもしれません。そんな中で組まれたアルゼンチンとの一戦…アルゼンチンは基本的にはA代表優先ですが、この難しい国際事情の中、欧州組を含めたベストメンバーに近い編成を組んで来日してくれました。この貴重な2試合、結果はもちろん有意義なゲームを期待したいです。
両チームスタメンです。
これまでの東京五輪日本代表では3-4-2-1をメインシステムとして採用してきましたが、今日はA代表と同じ4-2-3-1のシステムを採用しています。構成としては海外組5人、Jリーグ組が6人。また今日はA代表が活動中ですので、森保監督ではなく横内昭展コーチが代行監督としてチームを率います。
FC東京と東京ヴェルディが共同で本拠地としているこのスタジアムは東京五輪期間中には「東京スタジアム」として稼働予定。サッカーは男女共にグループステージのみの開催ですが、ここでは7人制ラグビーが決勝を含めた全試合が開催されます。ちなみに本日からプロ野球が開幕しましたが、1962〜1977年まで荒川区には毎日大映オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)が本拠地としていた東京スタジアムが存在しました。余談ですが、「SAISON CARD CUP 2021」として行われる本日の試合は日本国内の男子サッカーの国際試合において「キリンチャレンジカップ」以外の名称が試合としては2015年3月31日に「JALチャレンジカップ」として行われたウズベキスタン戦以来。その時も会場は味の素スタジアムでした。
なお、アルゼンチンは昨年11月に亡くなったディエゴ・マラドーナ氏を追悼するユニフォームを着用して試合前のセレモニーを行い、キックオフ直前にはマラドーナ氏とレオポルド・ルケ氏、アレハンドロ・サベーラ氏とアルゼンチンサッカーの偉人3人への黙祷が捧げられます。
想像以上に試合はオープンな展開で始まります。日本は6分に三好康児のパスに抜け出した菅原由勢の折り返しに渡辺皓太が飛び込みますが合わせ切れず。逆に8分には今度はアルゼンチン、アドルフォ・ガイチのクロスをフェルナンド・バレンスエラが頭で合わせますがこれはクロスバー。日本もアルゼンチンも序盤から決定機を作り合います。
日本は常に高い位置を取り、久保建英、三好康児、三笘薫の2列目が流動的に動きつつ、菅原と旗手怜央の両サイドバックが上手く絡みながらアルゼンチン相手に押し気味に試合を進めていきます。ですがアルゼンチンのカウンターも研ぎ澄まされており、日本は度々それに苦しめられていく事に。21分、マティアス・バルガスが板倉滉を振り切ってクロスを上げると中央でガイチがヘッド。先制点はアルゼンチンに。
それでも日本はサイドを中心に度々良いシーンこそ作っていくものの、アルゼンチンのプレスやボール奪取からの素早い攻撃を受ける構図は前半を通じて変わらず。決定機に繋がりそうでなかなか繋がらない、少しもどかしい展開ではありましたが、それなりにポジティブな印象は残して前半を終えます。
後半の日本の攻撃は前半よりワイド感とダイナミック感が強くなっていました。両サイドハーフが広めにポジションを取りつつ、前半よりも多くロングボールを駆使した攻撃でアルゼンチンゴールに迫ろうと試みていきます。
しかし、おそらく今日が日本開催のゲームという事も影響したのか…今日のアルゼンチンは割と本番仕様というか、2点目を狙う姿勢は見せつつもしたたかにブロックを固める南米らしいしたたかなやり方にシフトしてきました。日本はボールは良く回せていましたし、可能性のある場面は見せていましたが…実際に点が入りそうなシーンはミドルシュートが多く、エリア内にはロングボール以外でなかなか持っていけません。
日本は相馬勇紀、食野亮太郎などのアタッカーを次々と投入。80分には渡辺皓太のパスを食野が落としたところに久保がハーフボレー気味でミドルシュート。89分にも相馬のパスを受けた食野がシュートを放ちますがいずれも枠外で同点弾は遠く…。今の日本の立ち位置を占う重要な一戦の前編は悔しい敗戦に終わりました。
面白かったですし、なにより良い親善試合だったと思います。チームとしての出来やパフォーマンスというより、親善試合としての価値は非常に高かったです。それは上でも書いたように、日本開催だったという事でゲームの進め方も含めてアルゼンチンがある程度本番仕様で来てくれた事…というのは大きく、日本は日本でそういう相手に対しても悪くない形は作れる、でも惜しいところまではなかなかいけない…といった具合に、日本云々ではなく五輪出場チームとの比較対象としての日本を可視化出来ました。
個々のパフォーマンス自体は先発組も途中出場組もなかなかにキレのある動きを見せていましたし悪くなかった。実際にチームとしてのパフォーマンスも良かった。ただやっぱりアルゼンチンが勝ち切ったところも「アルゼンチンが耐え切った」とかそういう訳じゃなかった。アルゼンチン戦は30日にもう1試合ありますが、本番4ヶ月前にこういう試合を戦えた意味は凄く大きかったと思います。
とらほー!!
ではでは(´∀`)