3月29日、今日はあの伝説のカズダンスから10年です。
あれから10年か………。
— R (@blueblack_gblue) 2021年3月29日
奇跡的に現地で見れたあのカズダンスとスタジアム360度総立ちになった光景は一生忘れん。
「わたしはゴールを決められるのは嫌いだが、わたしのキャリアの中で相手に決められてうれしかったのは今日が初めてだ」by ザッケローニ pic.twitter.com/PjrX1PW4Xw
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはSAISON CARD CUP2021、U-24日本代表vsU-24アルゼンチン代表の一戦です!
東京五輪世代、アルゼンチン2連戦の2試合目……言うなれば2ndレグです。3月26日に行われた試合ではアルゼンチンもメンバー選考から戦い方まで本番さながらのモードで来てくれたおかげで実に意義のある試合をする事が出来ました。日本は日本で良い攻撃を見せ、試合の総評としては悪くは無かったものの、要所要所の力の差であったり、試合全体を通してのアルゼンチンの巧みさを見せつけられて0-1の敗戦。それでもあのレベルのゲームを立て続けに2試合できるこの機会に、一つでも多くの糧が得られるようなプレーとパフォーマンスに期待したいです。
両チームスタメンです。
日本は久保建英と板倉滉を除く9人の先発メンバーを変更。板倉もポジションをセンターバックからボランチに移してのスタメンですので、実質的に第1戦と同じなのは久保のみという事になります。
アルゼンチンはメンバーを5人変更。トップ下のルーカス・ゴンザレス以外はサイドの選手を総替えし、センターラインは同じスタメンで試合に挑みます。
本日の会場は福岡県北九州市、ミクニワールドスタジアム北九州です。J2のギラヴァンツ北九州がホームスタジアムとして使用しています。
2017年に開場したばかりのスタジアムで、Jリーグ初開催となったギラヴァンツ北九州vsブラウブリッツ秋田の試合では当時のJ3最多記録となる14935人の観衆を集めました(現在のJ3記録は2019年のロアッソ熊本vsガンバ大阪U-23の16027人)。女子サッカーは2019年になでしこジャパンvs女子南アフリカ代表の試合が行われましたが、男子サッカーの国際試合は初開催です。また、2019年ラグビーW杯開催時にはウェールズ代表のキャンプ地になりました。
ここも球技専用スタジアムでファンの評判が高いスタジアムです。アクセスも新幹線のぞみも停まる小倉駅から徒歩7分とアウェイサポにとっても抜群の立地というだけでなく、ギラヴァンツのスポンサーでもあるTOTOなど地元企業の協力もあってトイレ設備もJリーグの基準を大幅に上回る数が設置されているんだとか。また、海に近いどころかバックスタンド裏は海です。ですので試合中にボールが「海ポチャ」となる現象が実際に起こっており(第1号はラグビーの田村熙)、回収用に海には常に船が一隻待機していたり、バックスタンドのコンコースには「魚釣り禁止」との注意書きがあるなどどこか漫画みたいなユニークさも併せ持つスタジアムです。
26日の試合以上に日本は押し込む展開が続いていきます。今日に関してはアルゼンチンの縦パスを日本がことごとくカット出来た事でアルゼンチンのカウンターを防ぎ、日本は常にボールをキープする事が出来ていました。奪ったボールは中盤に入った田中碧が上手くさばき、特に相馬勇紀の左サイドからの攻撃がよく目立ちました。
26分には田中のロングボールに林大地が抜け出しますが林のファーストタッチが流れてしまい、そこから立て直して相馬のドリブルからの折り返しを食野亮太郎がシュートを放ちますがDFにブロック、こぼれ球に詰めた田中のシュートもミートせず。攻めれてはいるもののアタッキングサードでのアルゼンチンの守備はやはり堅く、シュート数はなかなか伸びていきません。
日本からすればもどかしい時間が続きましたが、逆に実際に点を取られそうになった瞬間といえば42分に右サイドからのアーリークロスにフアン・ブルネッタが飛び込んだ場面くらい。迎えた44分、瀬古歩夢のロングボールに抜け出した林が今度は完璧なファーストタッチで抜け出し、最後はGKヘレミアス・レデスマとの1対1を制して見事先制!
前半終了間際に日本が先制点を奪って前半を終えます。
アルゼンチンがメンバーを2人入れ替えてきた後半も日本は積極性は維持していきます。51分、ロングボールに抜け出した久保がDFを引きつけながらカットインを仕掛けると、空いたペナルティエリアの左側に上がってきた相馬にパス。相馬もワントラップから左脚を振り向いたものの、シュートは無情にも右ポスト直撃。
その後はアルゼンチンが前への圧力をかけてきたので攻め込まれる時間もありましたが、第1戦の時のように崩されたり簡単に裏を抜かれたりする事はありませんでした。難しい時間をなんとか耐え切ると68分、久保の左サイドからのコーナーキックを板倉がドンピシャで合わせて追加点!これで2試合合計で逆転に成功!
更に73分、同じく久保の左からのコーナーにまたしても板倉が頭で合わせて3点も獲得!!
終盤には今日はベンチスタートとなった三笘薫に続き、89分には17歳の中野伸哉も投入。今日に関しては最後まで危なげなくゲームをコントロールした日本代表。試合展開としては理想的な形でアルゼンチン相手に3-0の勝利を収めました!
日本もアルゼンチンもメンバーを変えた事で色々違ってくる部分もあったんでしょうけど、第1戦との一番大きな違いを挙げるならカウンターへの対処でした。今日は原輝綺と古賀太陽の両SB、ポジションを一列上げた板倉が高い位置でカウンターを潰せていて、かつそこから攻撃に繋げるまでの動きも実にスムーズ。それを続けていく事でいわゆる「日本のターン」みたいな状況を作れたのでアルゼンチンのラインも下げる事が出来て、一つの修正で全てを連鎖的に上手く機能させられていましたね。
横内昭展代行監督としては第1戦の方にレギュラーを充てがった感じがあります。それを思えば、今日のメンバーがここまでのパフォーマンスを見せたのはスタッフ陣にとって選考を更に悩ませる事になるでしょうね。
あの試合の写真データ行方不明。
ではでは(´∀`)