一年の中で数字の羅列一番まずい日。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第6節、京都サンガFCvsジェフユナイテッド千葉の一戦です。
今季から曹貴裁監督体制になったサンガですが、ここまでの5試合でコンセプトというか、やろうとしている事は見えてきています。開幕からの5試合、特に新監督が就任しての5試合はその部分が非常に重要になってくるので、そういう意味では第一段階は満たしているのかなと。
ただ実際問題として、現在の成績は2勝1分2敗とイーブンスコアで、スタートダッシュに成功したとは言えない現状です。ここからは段々と結果をエンジンに加速していかなければならないフェーズに突入していきます。今日の相手は近年、サンガ以上とも言える苦難に陥っている千葉です。不名誉な意味で伝統の一戦化しつつあるこの状況にピリオドを打つべく、なんとしても勝利を求めたいところですね。
両チームスタメンです。
ここまでの5試合ではインサイドハーフとして起用していた松田天馬が今日は3トップの一角に入ります。代わりにインサイドハーフは、松田のポジションが変わったのみならず福岡慎平も今日はベンチスタート。スタメンには三沢直人、武田将平と共に移籍後初スタメンとなる二人が名を連ね、特に武田はサンガの選手として初めてピッチに立ちます。
本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。
サンガスタジアムって、何気に色々スポーツできるんですよ。単にピッチでラグビーとかアメフトとかって話じゃないですよ?何気にスタジアムの敷地内に3×3のバスケットコートが設置されていたり、スポーツクライミングゾーンがあったり、更に4月30日からは「e-SPORTS ZONE」もオープンするんだとか。
余談ですが、2019年までサンガが使用していたたけびしスタジアム京都でのラストゲームの相手はジェフユナイテッド千葉でした。この試合感動したのよ…。
試合展開としては松本戦、秋田戦と同じような展開を見せます。サンガが立ち上がり10分でシュートを2本ほど放ち、ラインを押し上げながらポゼッションを高めて攻撃機会を作り出そうとしていく一方で、その高いライン設定がゆえに千葉のロングカウンターを喰らう場面が増えていくなど、…まぁ、予想していたといえば予想していた試合展開。
ですが前述の2試合と異なったのはここからでした。34分、川崎颯太のボール奪取から荻原拓也が左サイド突破を試みますが、これは千葉のチェックに遭ってボールアウト。ですがこのスローインを受けたピーター・ウタカと松田天馬のパス交換からウタカが左に抜け出して折り返し、そこに松田が飛び込んでサンガが先制!オウンゴールと記録された事で松田の移籍後初ゴールはお預けとなりますが、幸先よくゴールを奪います。
前述のように、一発の突撃を目論む千葉ですが、23分に一度岩崎に思いっきり突破された以外は明確なロングカウンターを喰らうシーンもそこまでなく、スタッツ以上にサンガ優勢な印象で前半を終えます。
しかし後半は千葉が前線にボールを収められる時間が格段に増えた事で一転劣勢を強いられます。開始早々に見木友哉のシュートがポストに直撃すると、ブワニカ啓太にも決定的な場面を作られてシュートを浴びせられます。ただ、なんとか最後はDFを粘って失点は回避。
苦しい時間が続いていたサンガ。69分にも千葉の攻撃を受けますが、サンガのゴールラインギリギリのところから松田がロングボールを蹴り込むとこれを受けたウタカが左サイドを独走。ウタカが一人でロングカウンターを成立させてペナルティエリアに侵入して中央に折り返すと無人のゴールに56分から投入された福岡慎平が流し込んでサンガが追加点!!
ですが試合終盤には千葉の猛攻にさらされます。90分には見木の低い弾道のFKで意図的に混戦を作り出されると、最後は新井一耀に押し込まれて1点を返されます。93分、途中出場のチャン・ミンギュのロングボールから最後は見木に詰められますが、これはギリギリゴールの左に逸れ……なんとか試合終了。千葉との激戦を制したサンガが今シーズン、そして曹貴裁体制初のホーム勝利を挙げました!
後半は特に……ビハインドという要素もあったとはいえ、予想以上に千葉が前に出てきていました。なので前半のみならず、これまでのサンガの試合とも逆になってしまったので難しい試合にはなったと思いますが、最後の一足を伸ばすところは全員が徹底出来ていたと思います。
あとやっぱり、ウタカ依存はチームとしてあまり良いことではいいとしても持つべきものはやっぱりウタカですよ。最終的に点を取ったのは福岡ですが、あの2点目…チームが劣勢な時にああいうプレーで点を持って帰ってきてくれる選手なんて多くないですから、やっぱウタカやべぇなと改めて身に沁みましたね。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第6節
1位 アルビレックス新潟(16)
2位 FC琉球(16)
3位 ツエーゲン金沢(13)
4位 京都サンガFC(10)
5位 ヴァンフォーレ甲府(10)
6位 ブラウブリッツ秋田(10)
7位 水戸ホーリーホック(9)
8位 ジュビロ磐田(9)
9位 栃木SC(9)
10位 ファジアーノ岡山(8)
11位 FC町田ゼルビア(8)
12位 大宮アルディージャ(7)
13位 ザスパクサツ群馬(7)
14位 V・ファーレン長崎(7)
15位 東京ヴェルディ(7)
16位 モンテディオ山形(6)
17位 ギラヴァンツ北九州(6)
18位 SC相模原(6)
19位 松本山雅FC(6)
20位 レノファ山口FC(5)
21位 ジェフユナイテッド千葉(5)
22位 愛媛FC(2)
開幕5連勝中だった新潟と琉球はいずれもドロー。両者とも開幕からの連勝はストップしましたが、開幕からの無敗は継続しています。
下位ではJ1昇格争いに絡むとも予想されていた山形、千葉は一向にスランプから抜け出せず。そんな中、長崎は開幕戦以来の勝利、松本は今季初勝利を飾っています。
ではでは(´∀`)