DAZN様らぶ
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはUEFA EURO 2020 グループD、イングランド代表vsスコットランド代表の一戦です。
さぁ、イギリスダービーです。イギリスダービーがこのEUROで実現しました!
試合を通じて望み通りのパフォーマンスとはいかないながらも、なんやかんやで1-0で勝ち切ったイングランド。一方のスコットランドは激闘を繰り広げながら、相手のスーパーゴールにも沈められて0-2で敗れました。それぞれ第1戦は真逆の展開を迎え、勝点的な推移も両チームの状況は対照的。ですがイギリスダービーともなればお互いの状況は色々変わってくるでしょう。イングランドの優位は変わりませんが、意地と因縁を孕んだ一戦が幕を開けます。
両チームスタメンです。
イングランドは基本的には大きくメンバーを変えていません。ただし、サイドバックに関してはカイル・ウォーカーとキーラン・トリッピアーからリース・ジェームズとルーク・ショーへ左右両方入れ替えています。
スコットランドもシステムは変えていませんが、第1戦を欠場したキーラン・ティアニーが3バックの左として復帰。また、第1戦ではアンカー起用だったスコット・マクトミネイが今日は3バックの真ん中として最終ラインで起用されています。
本日の会場はイングランド、ロンドンのウェンブリー・スタジアムです。
今大会の準決勝・決勝も行われる欧州サッカーの象徴的なスタジアム。ただし、ロンドンのサッカーチームは大量に存在するものの、ウェンブリーをホームスタジアムとしてカウントしているのはイングランド代表のみで、どこかのクラブの本拠地としては扱われていません。ですが、ロンドンをホームタウンとするアーセナルやトッテナム・ホットスパーは新スタジアム建設工事期間に代替本拠地としてホームゲームを行なっていた時期があり、例えば17-18シーズンを収録したゲーム「FIFA18」ではトッテナムのホームとしてウェンブリーが登場します。
25年前の1996年、EURO1996がイングランドで行われました。その時は建て替える前の、いわゆる旧ウェンブリーでの試合でしたが、同じ場所、同じ第2戦で実現したスコットランドvsイングランドの試合はアラン・シアラーとポール・ガスコインのゴールでイングランドが勝利。その試合には現監督のガレス・サウスゲートもスタメン出場しています。
立ち上がりから攻勢を仕掛けたのはイングランドの方でした。クロアチア戦ではビルドアップのところが上手く繋がらず、それがなかなか流動性のある攻撃に繋がっていかないもどかしさが前半を通じてありましたが、今日はシンプルにスコットランドの3バックの選手間を狙う動きに徹する事で立ち上がりから裏に抜けてのチャンスも多く作れていました。
ですが11分にジョン・ストーンズのヘディングがポストに当たり、リース・ジェームズのアーリークロスにハリー・ケインが合わせたシュートも枠を捉え切れず、イングランドがチャンスを逃し続けているとスコットランドもじわじわとイングランドの攻撃のリズムに対応し始め、イングランドの攻撃を無効化させ始めるどころか徐々に押し返していきました。
チームとして高い位置をとれるようになった結果、オーバーラップしたティアニーのクロスを逆サイドのステファン・オドネルが合わせる決定的な場面も生まれ、これはGKジョーダン・ピックフォードのファインセーブで阻まれますが、前半はかなり高いレベルで互角でやり合って0-0。
後半も一進一退の激しい攻防、局面局面でのダイナミックな駆け引きが常に生まれる好ゲームになっていきました。そんな中で60分、コーナーキックの流れからリンドン・ダイクスが決定的なシュート!しかしゴールラインギリギリのところでジェームズがブロックに入り、すんでのところでスコットランドは先制ならず……。
やはり選手層の厚さとタレント力では上回るイングランドはジャック・グリーリッシュとマーカス・ラッシュフォードを立て続けに投入して形勢の打開を図ります。しかし最後まで白熱した攻防が繰り広げられた見応えのある試合にはゴールだけが足りませんでした。試合はスコアレスドロー。イングランドは決勝トーナメント進出に前進したものの、悔しい引き分けとなりました。
面白かったですね。純粋にね。やはりこういうイギリス対決みたいなね……あんまり精神論的な事は言いたくないですけど、やっぱりこういう戦いにはモチベーションとかそういうのが加算されるのは世の摂理なのかなぁと。
そしてそれを別としてもスコットランドはかなり組織立った戦い方をしていましたね。イングランドの縦に早い対応も早く順応していましたし、なんならイングランドを押し切るまでいきましたからね。なんといっても広域的にも局地的にも、色々な駆け引きや攻防が随所に堪能出来て面白みを再確認する試合でした。
ではでは(´∀`)