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ウズベキスタン5R、川﨑修平記念〜AFCチャンピオンズリーグ2021グループH第5節 ガンバ大阪vsタンピネス・ローヴァーズ マッチレビュー〜

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柏に……勝った……遂に……

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューAFCチャンピオンズリーグ2021グループH、ガンバ大阪vsタンピネス・ローヴァーズの一戦です!

 

 

 

グループステージも残り2試合。4試合を終えたガンバは負けこそしていないものの僅か1勝。想定内か想定外かはさておき、非常に苦しい戦いを強いられています。

 

 

今年からグループステージのフォーマットが変更になった影響とあって、自力での決勝トーナメント進出は現時点では叶いません。全北現代や他グループの結果にも左右されます。今のガンバはそれほど崖っぷちなのです。残り2試合……突破の為には2連勝はマスト。1勝1分ではほぼ終戦です。全北に挑もうが他力を狙おうが、いずれにしてもそれには今日のタンピネス戦を制する事が絶対条件。正念場……まさしく正念場です。

両チームスタメンです。

 

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第4節のチェンライ戦からは先発を7人入れ替え、システムも第1節タンピネス戦以来となる4-4-2に戻しました。

今回のACLでパトリックとレアンドロペレイラを2人とも外したのは初めてで最前線には一美和成が入って宇佐美貴史と2トップ。松波監督体制になってからは初めて昨季はレギュラーコンビである山本悠樹と井手口陽介がスタートからコンビを組みます。左SBの福田湧矢はACLどころか松波監督体制で初出場。GKは東口順昭ではなく石川慧が入りました。

ちなみにタンピネスのMF仲村京雅は千葉、YSCC横浜琉球でプレーした日本人選手です。2013年にはU-17W杯にも出場しており、三好康児三竿健斗らとプレー。ウズベキスタンには帯同していませんが、ガンバのGK林瑞輝もメンバーに選ばれていました。

 

 

本日の会場はウズベキスタンタシュケントブニョドコル・スタジアムです。

第3節のチェンライ戦で試合を行ったスタジアムですね。それ以外の3試合はロコモティフ・スタジアムで試合を行いましたが、ここからのラスト2試合はいずれもブニョドコル・スタジアムでの試合となります。

FCブニョドコル……昔の名前でいえばクルブチですかね。かつてはジーコが監督を務めたり、元ブラジル代表のリバウドが所属してこともあるウズベキスタンの強豪。実は2012年に、当時も松波正信監督体制だったガンバはブニョドコルと試合をした事がありますが、当時はこのスタジアムがオープンする数ヶ月前だったので別のスタジアムで試合を行いました。翌年のACLではサンフレッチェ広島がこのスタジアムで試合を行っています。夜になるとスタジアムがライトアップされ、外観の特徴も重なって幻想的な姿になったり、今日は無観客ですがお酒を飲みながら観戦できるバーも内包されているとか。

 

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ガンバはやはりボールは当然ながら支配していきつつも、タンピネスの引き気味のDFの前にDFを1枚剥がすという作業がなかなか困難になっていきました。その為、ボールは持ててはいるけれどシュートが打てないという非常にもどかしい試合展開が続いていきます。

それでも21分、昌子源のフィードを一美が落とすと、エリア外にいた倉田秋がワントラップで軽く浮かせてからドライブシュート!!豪快な一撃が突き刺さってガンバが1点を先制すると、さらに直後の25分には川﨑修平が巧みなファーストタッチで抜け出すと、そのまま単独でドリブル突破を決めてからGKとの1対1を制して一気に2点目!

 

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しかし2-0になった直後のCKで波状攻撃を喰らうと、連続でのCKがファーに飛んで、DFダニエル・ベネットの山なりのヘディングシュートが入って1点を返されてしまいます。タンピネスはこれが大会初ゴール。

ですが同じ轍は踏まないとガンバもすぐになんとかしました。27分、川﨑が右サイドを強引なドリブル突破でこじ開けてから折り返し、無人のゴールに一美が流し込んで3-1。

 

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その後も宇佐美のPKなどチャンスは多くありましたが4点目にまでは至らず。それでも今季最多得点タイとなる3得点を前半だけで叩き出したガンバ。思い通りにいかないことも想像以上の川﨑の出来も色々あって、前半は3-1の2点リードで前半を終えます。

 

 

 

後半からガンバは井手口を下げてウェリントン・シウバを投入し、山本と倉田のWボランチというなかなかのファイヤーフォーメーションにシフトします。何度かタンピネスのカウンターを喰らったり……という場面がありながらも、53分には一美のシュートのこぼれ球を川﨑が押し込んで今季最多の4点目。

 

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諸々の事情を踏まえても1点も多く取りたいガンバはその後もパトリック、黒川圭介、レアンドロペレイラと攻撃的な交代カードを切っていきます。シウバのPK失敗と、まさかのGKにPKを2本も止められる事態は発生したものの、75分にシウバ、78分にパトリック、80分に川﨑とスコアは一気に7-1に。川﨑はなんとハットトリック!!

 

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キム・ヨングォンを下げて三浦弦太を投入して出場時間のバランス調整もしつつ、終盤にはパトリックももう1点追加していよいよスコアは8-1ガンバ史上2番となる得点数を奪ったガンバ。突破の為の絶対条件は一つ果たし、最終戦に望みを繋ぎました。

 

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まあとにかく川﨑くんのハットトリックが凄く嬉しいですねぇ……(ほっこり)

…ほっこりタイムはともかく、出来れば第1戦のタンピネス戦からこれをやって欲しかった気持ちはあるものの、ウズベキスタン生活が長くなったことで生じる精神的な疲労、連戦による肉体的な疲労、チームとして攻撃に覇気のない季節が続く中で、絶対に勝たなければならないシチュエーションで8点を取れたのは純粋に良かったなと。失点に関しては勿体なかった部分はありますが、得失点差でも優位に立ったとは言いませんが、不利な状況は少しは脱したのでは。

ともかく、とりあえずこれで可能性は繋ぎました。全北現代とチェンライの試合の行方にも左右されますが、大一番に懸ける事は出来そうです。

 

 

 

柏サンガこそ中継やってよ(BS中継試合神試合だったらしいけど)

ではでは(´∀`)