RK-3はきだめスタジオブログ

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Tokyo2020〜東京オリンピック男子サッカー決勝 U-24ブラジル代表vsU-24スペイン代表 マッチレビュー〜

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オリンピックとEUROに没頭しすぎてお蔵入りレベルに更新遅れてるブログが何個かある事実

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー東京オリンピック男子サッカー決勝、U-24ブラジル代表vsU-24スペイン代表の一戦です!

 

 

 

熱戦と激闘が繰り広げられていた東京五輪もいよいよ明日が閉会式。開会式より前から競技が行われていたサッカーも、いよいよ今日の男子決勝をもって全日程が終わる事になります。UEFA EURO 2020閉幕からまもなくオリンピックサッカーが始まった事もあって、WOWOWを契約していたサッカーファンはここ2ヶ月サッカー観っ放しの最高のハードスケジュールだった事でしょう。もちろんJリーグは8月9日から再開し、ここから欧州各国リーグ戦も開幕しますが、とりあえずはここで一区切りでしょうか。

 

 

サッカー強国としての伝統とブランド、そして戦力値を含めたオリンピックに対する本気度…この2つを含めた時、このブラジルvsスペインというカードは第三者的には理想のカードだったのかもしれませんし、決勝進出予想的な観点で言えば予想通りの2チームだと思います。ですがブラジルもスペインもここまでの道のり…特に決勝トーナメントは苦しい戦いの連続でした。ブラジルは準々決勝ではエジプトの守備に苦しみながらも1-0で勝利し、準決勝はPK戦までもつれ込んだメキシコとの激闘をなんとか制しました。スペインもコートジボワールとの準々決勝では最終スコアこそ5-2でしたが延長にもつれ込んでおり、後半ではアディショナルタイムに1点ずつを取り合うハードな試合展開。そして準決勝日本戦は文字通りの死闘で、ヒリヒリする試合展開を最後の最後に制し切った…と。確かに両チームとも苦しい道のりではありましたが、それゆえに彼らが伝統国と呼ばれる理由を示したような道のりでもあったと思います。

この2チームはそれぞれ2016年リオ五輪と1992年バルセロナ五輪で自国開催で金メダルを獲得し、かつブラジルは2012年ロンドン五輪、スペインは2000年シドニー五輪と他国開催の五輪で決勝に敗れた経験を持ちます。五輪サッカーがプロ化された1992年バルセロナ五輪以降で初めて他国開催での優勝、そしてアルゼンチンに次いで史上2チーム目の複数回優勝を飾るのはどちらの伝統国でしょうか。全ての結末は90分後!

両チームスタメンです。

 

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ブラジルもスペインも準決勝からはそれぞれメンバーを一人ずつ変更する形となりました。両者ともこれまでの試合を通じての基本スタメン、基本システムでももってこの決勝に挑み、オーバーエイジとして招集された選手も負傷したスペインのダニ・セバージョスを除けば全選手出場。キャプテンはブラジルがダニエウ・アウベス、スペインがミゲル・メリーノです。

 

 

本日の会場は神奈川県横浜市横浜国際総合競技場です。

普段はJリーグ横浜F・マリノスが本拠地としているスタジアムは日本最大のキャパシティを持つスタジアムとして知られています。それゆえに、過去に日本でこの手の大会の国際大会が行われてきた時…そのファイナルの舞台はいつもこの横浜でした。2002年日韓W杯2019年ラグビーW杯、そして今夜の決勝……女子の決勝も当初は国立競技場で行われる予定でしたが、急遽横浜になっていましたからね。また一つ、世界のサッカー史のベニューに「Yokohama」の名が刻まれる事になります。

スペインはマルコ・アセンシオがレアル・マドリードの一員として来日した2016年のクラブW杯で優勝を経験していますが、このスタジアムとの「縁」はブラジルの方が深いでしょうか。そもそもブラジルはグループDの最初の2試合をこのスタジアムで戦っており、特にダニエウ・アウベスはクラブW杯を通じてFCバルセロナで2度トロフィーを掲げています。そして何と言っても、ブラジルは2002年日韓W杯の際にこの地でワールドカップを掲げました。今大会ではその決勝の相手だったドイツと再び横浜で戦うエモーショナルな試合もありましたが、かつてワールドカップを掲げた地で金メダルをかける事は出来るのでしょうか。ブラジルが勝利した場合、同じスタジアムでW杯優勝と五輪金メダルを獲得する初めてのチームとなります。

 

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立ち上がりはいわゆるイメージ通りというか、スペインがボールポゼッションを握りつつ、ブラジルは2トップと両サイドハーフのスピードとテクニックで素早く攻めていく形が見られました。序盤はどちらにも明確なチャンスが訪れた訳ではありませんが、どちらかと言えばより相手陣内でプレー出来ていたのはブラジルの方。

 

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ただそんな中でも最初の決定機はスペインで、16分に右サイドからのアーリークロスに走り込んだミゲル・オヤルサバルが頭で折り返すとブラジルDFディエゴ・カルロスがあわやオウンゴールしかしこれはD・カルロスが自らクリアして失点は回避します。対するブラジルも19分にリシャルリソンのポストプレーからドウグラス・ルイスが抜け出しましたが、これはGKウナイ・シモンが行く手を阻みます。

 

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試合は30分前後には完全にイーブンな展開になりました。見応えのある一進一退の攻防が繰り広げられる中で38分、スペインはコーナーキックの流れからハンドを取られてしまい絶体絶命のピンチを迎えます。しかしブラジルのエース、リシャルリソンがこれを枠外に飛ばしてしまいゴールならず。

ですが前半アディショナルタイム左サイドから入ったクロスを駆け上がって飛び出したD・アウベスが折り返すと、中央で受けたマテウス・クーニャがDF2人を振り切ってゴール!ブラジルが1点をリードして前半を終えます。

 

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スペインはオーバーエイジのアセンシオとメリーノをハーフタイムで下げる思い切った采配をし、カルロス・ソレールとブライアン・ヒルを後半から送り込みます。前半の立ち上がりと似たような空気で進んだ後半でしたが、後半はやはりスペインが前がかりになる事もあってブラジルのカウンターが冴える場面が増えました。最大のチャンスは52分、自陣からD・アウベスのロングフィードをクラウジーニョが頭で繋ぎ、クーニャを介してリシャルリソンへ。リシャルリソンがDFを翻弄する切り返しからシュートを放ちますが、これはGKシモンに当たった上でクロスバーに阻まれます。

 

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すると61分でした。右サイドでゲームを作ったスペインはそのまま右をソレールが抜け出してクロス。このボールにファーサイドのオヤルサバルが飛び込んでスペインが同点!!ソレールが器用に答えるアシストを決め、かつEURO組のオヤルサバルがここでしっかりと結果を残します。

 

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その後は両者とも準決勝を120分戦ったとは思えないほど引き締まった、そして緊迫した攻防戦が繰り広げられます。交代枠もスペインのハーフタイムの交代以降は両監督がカードを切れないほどスリリングな展開になってきていて結局90分の間に2点目は生まれず。ブラジルは2試合連続、スペインに至っては3試合連続の延長戦に突入します。

 

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延長戦に入るとブラジルはマウコム、スペインはヘスス・バジェホとファン・ミランダを投入。やはり激しい攻防戦が繰り広げられていく中で、延長後半に遂に均衡が打ち破られます。108分にスペインがコーナーキックを獲得。しかしこれがエリア内で弾かれると、ボールを拾ったアントニーが右サイドで一気に持ち上がりってからサイドチェンジ。これに反応して抜け出したマウコムがDFのバジェホを一気に振り切ってGKと1対1を迎えると、これを冷静に制して2-1!!!!ブラジルが大きな勝ち越しゴール!!!!

 

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スペインは最後は総攻撃を仕掛け、自分達で徹底的にボールを保持しながらなんとかブラジルゴールをこじ開けようと試みます。しかしリードを奪ったブラジルの中央を固めたブロックの前にスペインはシュートゾーンまでボールを運び切れずに試合終了。2021年東京オリンピック、その勝者はブラジルでした!!!!

 

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いやー…素晴らしい試合でした。ブラジルにしてもスペインにしても、彼らが持つクオリティを全てフルで発揮してくれていましたし、ブラジルは2試合連続…スペインは特に決勝トーナメント全試合が延長戦に突入したとは思えないほどのパフォーマンスだったと思います。随所にレベルの高さを見せつけてくるような決勝に相応しい、そしてなんといってもブラジルvsスペインというカードに相応しい試合でした。ただ、そんな中でスペインが一瞬だけ見せたスキがあのコーナーキックだった、そしてそこをブラジルが見逃さなかった……美しい試合であればあるほど、その結末は僅かなところで決まるという勝負事の恐ろしさを感じています。

 

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さて、明日は閉会式ですね。とりあえずこれで東京オリンピックの全日程は終了しました。

日本という国で、Jリーグで見慣れたスタジアムで各国の選手達が鎬を削る姿を見られたのは不思議でもあり、嬉しくもありました。しかしそれを感じれば感じるほど、やはり有観客ではなくなってしまった事を切なく感じて、なぜよりにもよって今回だったんだろう…なんてことばかりを考えてしまいます。

 

 

しかしそれでもこの2週間、本当に楽しかった事には変わりありませんし、アスリートの皆さんは我々に熱狂を感じさせてくれました。これはもちろんサッカーに限らず、他の競技も含めて。それだけにやっぱり………感動と熱狂と興奮、そして儚さと切なさが混同した、楽しくて、そして不思議なオリンピックでした。皆さん本当にお疲れ様でした!!!!

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

3位決定戦

メキシコ3-1日本

決勝

ブラジル2EX1スペイン

 

全試合の日程と結果

 

終結

1位 ブラジル

2位 スペイン

3位 メキシコ

4位 日本

ベスト8 エジプトコートジボワール韓国ニュージーランド

 

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明日閉会式か…

ではでは(´∀`)