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トータルポイント〜明治安田生命J1リーグ第30節 清水エスパルスvsヴィッセル神戸 マッチレビュー〜

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ガンバのDVDやっときた

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第30節、清水エスパルスvsヴィッセル神戸の一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

シルバーウィークの中休みみたいな平日という矛盾したフレーズになってくる今日もJリーグは開かれ、そしてそれは残留を争う清水とACL圏内を争う神戸の状況が対照的な2チームの対戦となりました。

清水は残留、神戸はACL圏内を目指し今夏は大型補強を敢行。しかし清水は「内容は良くなってきているけど結果が出ない」と言われている一方で、神戸は新加入選手のフィットも上手くはいっておらず、内容も芳しくない試合が続いているけれど一定の結果は出ているというまさしく真逆の状態となっています。言うまでもなく清水は早くここから抜け出さなければ笑えない事態になってきますし、神戸は神戸で、これからをより確かなものにする為にはそろそろ質を伴わせていかなければなりません。それぞれ完全体を目指す為の戦いが始まります。積極的に補強を行った2チームだけに、夏の補強がどれだけフィットしたかにも注目が集まりますね。

両チームスタメンです。

 

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両チームともメンバーに大きな変更はありません。清水は神戸からレンタル移籍中の藤本憲明が契約上の理由で出場できない為、藤本の代わりにベンジャミン・コロリを起用した以外の変更はなく、コロリしかり松岡大起やホナウド井林章といった夏の新戦力は早くもレギュラーに定着しています。

神戸もスタメンは前節札幌戦と全く同じ11人を起用。山口蛍が負傷で欠場している為、今日もボランチの位置には8月までは出場機会のほぼ無かったDF大崎玲央がボランチとして3試合連続の先発。注目の新戦力である大迫勇也武藤嘉紀も先発で、武藤は右サイドでの起用となっています。

 

 

本日の会場は静岡県静岡市IAIスタジアム日本平です。

晴れのデイゲームでは富士山が見られる事でもお馴染みのサッカー王国・静岡を象徴する伝統あるスタジアム。これまでは「静岡市まちづくり公社」が指定管理を行なってきましたが、今年4月からは静岡市まちづくり公社と株式会社清水エスパルスが合同で設立した「静岡スポーツスクエア共同事業体」が指定管理者となった為、事実上清水はこのスタジアムの運営権を手にする事が出来ています。日本平での清水神戸といえばやっぱ2018のアレだよなぁ…。

金Jとして開催される本日は「SPARKLE!! GIRLS FRIDAY NIGHT」と名付けられ、来場者先着5000名にはオレンジにレインボーのグラデーションをあしらったエスパルスモデルのベースボールユニフォームがプレゼントされます。また、ハーフタイムには花火の打ち上げもあるなど、様々なイベントが開催予定です。試合前には静岡県出身で、今夏のパラリンピックでは金メダルも獲得した車いす陸上選手である佐藤友祈氏への花束贈呈も。

 

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試合は早い段階で動きました。左サイドでパスを細かく交換した神戸はアンドレス・イニエスタのパスを受けた初瀬亮が大崎とのワンツーでカットイン気味に切れ込むと左サイドに流れた大迫にパス。大迫が上げた低いクロスに飛び込んだ武藤のダイビングヘッドはDFに当たりながらもゴールに吸い込まれて神戸が先制に成功します。この得点により、移籍後初ゴールとなった武藤はJリーグでは6年ぶりの得点に。

 

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前半は完全に神戸が試合を支配していました。常に高い位置でビルドアップが出来ており、決定的なシーンこそ得点シーン以降は少なかったものの、特にイニエスタ、初瀬、大崎辺りの左サイドでのパスワークは上手く機能していて、リードしていた余裕もあってポゼッションする事で清水の攻撃を上手く牽制出来ていました。

清水も前半のラスト10分頃からはサイド攻撃から決定機を作ります。34分、右サイドでボールを受けた西澤健太の絶妙なクロスをチアゴサンタナが頭で合わせましたが、これはGK飯倉大樹がスーパーセーブ。43分にも西澤とのパス交換で抜け出した原輝綺の低い弾道のクロスにサンタナが反応しましたが…これは枠の上に飛んで同点には至りません。前半は神戸のリードで終了。

 

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後半から神戸はイニエスタを下げて佐々木大樹を投入。後半の試合展開は前半とは逆で、清水が高い位置でボールを持ちながら神戸がカウンターを狙う展開になっていきました。後半立ち上がりには西澤がカットインから右足を振り抜くとサイドネットに直撃。とはいえ神戸も今季は安定感を増した守備で対抗して一定のラインで清水の攻撃を跳ね返し続けていきます。

 

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清水がカルリーニョス・ジュニオ、ディサロ燦シルヴァーノとアタッカー二人を投入。一方の神戸もカウンター要員としてボージャン・クルキッチ、そしてデビュー戦となる櫻井辰徳を投入します。後半はやや清水も神戸もボールが落ち着かない時間が続き、清水も猛攻を繰り出しきれず、神戸も神戸で奪取後にボールを落ち着かせ切れません。ただ、状況的に神戸は焦る必要はない訳で、時間経過と共に神戸はボールを落ち着かせられるようにはなっていました。

 

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87分には酒井高徳の縦パスを大迫がポストプレーで左にはたき、佐々木の折り返しにボランチから上がってきた大崎のミドルシュートがゴールに吸い込まれて神戸が大きな追加点。結局その後、清水に反撃の余力と時間は残っておらず2-0で神戸の勝利。ACL圏内争いの中で大きな勝点3を獲得しました。

 

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トータルで見れば神戸もフラストレーションが無いわけではない試合だったと思いますけど、やっぱり早く先制点を取れた事で前半は試合をかなりコントロール出来ていました。山口の負傷は勿論大ダメージですけど、ボランチの位置に入った大崎は得点や本職である守備以外の部分でも、例えば配球役として機能していましたしね。ただ、神戸からすればイニエスタが下がってからチームの落ち着きみたいなものがガクッと下がったのは難点でしょうか。

清水からすれば、前半終了間際に決定機を使った形など…サイド攻撃を中心に局地的には光る場面はあったと思います。特に西澤と原で右サイドを崩した43分の場面は綺麗でしたし。ただ、ちょっと神戸に固められてからはなかなか活路も見出せてなかったので……現在の地力で勝ったのが神戸だった、というのがそのままスコアに出た形だったでしょうか。

 

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パーパパッパーパーパパー

ではでは(´∀`)