さすがにちょっとソワソワ。
どーもこんばんは
さぁ!J2残り5試合でございます!!
昇格争いも残留争いもいよいよラストスパート。それぞれの悲願や執念が交錯する終盤戦のデッドヒート……ますます目が離せない日々が始まります。
まずは第37節を終えた時点での順位表から確認しておきましょう。
1位 ジュビロ磐田(80)
2位 京都サンガFC(78)
3位 V・ファーレン長崎(68)
4位 ヴァンフォーレ甲府(67)
5位 モンテディオ山形(64)
6位 FC町田ゼルビア(63)
7位 アルビレックス新潟(62)
8位 ジェフユナイテッド千葉(57)
9位 FC琉球(56)
10位 水戸ホーリーホック(51)
11位 ファジアーノ岡山(49)
12位 東京ヴェルディ(48)
13位 ブラウブリッツ秋田(46)
14位 栃木SC(38)
15位 レノファ山口FC(38)
16位 大宮アルディージャ(37)
17位 ツエーゲン金沢(37)
18位 ザスパクサツ群馬(37)
19位 SC相模原(33)
20位 愛媛FC(33)
21位 ギラヴァンツ北九州(32)
22位 松本山雅FC(31)
という訳で今回は、ラスト5試合になったJ1昇格争い、そしてJ2残留争いをピックアップ。残り試合の対戦相手を含めた今後の展望を書いていきたいと思います。
↓
①J1昇格争い
対象チーム:ジュビロ磐田(80)、京都サンガFC(78)、V・ファーレン長崎(68)、ヴァンフォーレ甲府(67)
【磐田残り試合】獲得可能な最大勝点《95》
京都(H)→水戸(A)→長崎(H)→群馬(A)→秋田(H)
【京都残り試合】獲得可能な最大勝点《93》
磐田(A)→秋田(H)→岡山(A)→千葉(A)→金沢(H)
【長崎残り試合】獲得可能な最大勝点《83》
東京V(A)→栃木(H)→磐田(A)→岡山(H)→松本(A)
【甲府残り試合】獲得可能な最大勝点《82》
北九州(A)→松本(H)→秋田(A)→山口(A)→水戸(H)
前節行われた新潟vs磐田の直接対決は磐田が1-0で勝利。この結果、7位新潟の昇格の可能性が消滅しているので、昇格の可能性が残っているのは6位町田までとなります。とはいえ、5位山形と6位町田の昇格は現実的にほぼ厳しいでしょうし、まだ可能性のあるラインに乗せているのは4位甲府までと言えます。しかし…甲府は一時期、4連勝で3位に浮上すると暫定で2位京都との勝点差を5まで縮めましたが、そこからの2試合で1分1敗。3位長崎、4位甲府もかなり厳しい状況になりました。
首位磐田と2位京都は、プロ野球的な言い方をするならば…双方ともに「昇格マジック2」というような状態です。要するに、磐田は勝点4、京都は勝点6を取ればその時点で無条件で昇格が決まるというか、何なら磐田も京都も他会場の結果次第では次節にも昇格が決定しますし(昇格決定条件は後述)、他会場の結果を問わずとも次々節に自力で決められる可能性がある…と。勿論、長崎と甲府の結果次第ではXデーも更に早まりますし。ラスト2試合とかであれば全然ひっくり返りますが、ラスト5試合で「次節にも〜」という文言が流れれば、そこから覆す事はほぼ無いでしょう。私自身はサンガファンなので、なんとか油断はしないように、気を抜かないようにと思って観ていますが、現実的に考えれば、今季の昇格マッチレースはほぼ決着しており、これが覆るとすれば磐田か京都が自滅しなければならないくらいの話です。なので磐田と京都の昇格は90%くらいは固まっていると思っていいとは思います。
長崎と甲府にとって救いなのは次節が磐田vs京都の直接対決であるという事です。即ち、2チームとも勝点3を積み上げる事はない(=どちらは確実に勝点3を取れない)…と。長崎は磐田との直接対決を残している立場ですから、長崎は京都に、甲府は磐田に勝ってほしいと思っているかもしれません。なんにせよ確かなのは、長崎と甲府にとって最悪なのはこの試合が引き分けで終わる事でしょう。
2021明治安田生命J2リーグ第38節
2021年11月7日14:00@ヤマハスタジアム
磐田、京都が第38節でJ1昇格を確定させる条件
【磐田の場合】
○→長崎が引き分け以下でJ1昇格決定
△→長崎が敗北、甲府が引き分け以下でJ1昇格決定
●→今節での昇格決定は無い
【京都の場合】
○→長崎が敗北、甲府が引き分け以下でJ1昇格決定
△以下→今節での昇格決定は無い
※尚、磐田が勝利した時点で甲府のJ2優勝の可能性は消滅する。
②J2残留争い
対象チーム:栃木SC(38)、レノファ山口FC(38)、大宮アルディージャ(37)、ツエーゲン金沢(37)、ザスパクサツ群馬(37)、SC相模原(33)、愛媛FC(33)、ギラヴァンツ北九州(32)、松本山雅FC(31)
【栃木残り試合】獲得可能な最大勝点《53》
秋田(A)→長崎(A)→金沢(H)→北九州(A)→琉球(H)
【山口残り試合】獲得可能な最大勝点《53》
大宮(A)→北九州(H)→松本(A)→甲府(H)→愛媛(A)
【大宮残り試合】獲得可能な最大勝点《52》
山口(H)→山形(A)→水戸(H)→町田(A)→群馬(H)
【金沢残り試合】獲得可能な最大勝点《52》
琉球(A)→東京V(H)→栃木(A)→山形(H)→京都(A)
【群馬残り試合】獲得可能な最大勝点《52》
相模原(H)→町田(A)→新潟(H)→磐田(H)→大宮(A)
【相模原残り試合】獲得可能な最大勝点《48》
群馬(A)→岡山(H)→愛媛(A)→松本(H)→東京V(A)
【愛媛残り試合】獲得可能な最大勝点《48》
町田(H)→新潟(A)→相模原(H)→水戸(A)→山口(H)
【北九州残り試合】獲得可能な最大勝点《47》
甲府(H)→山口(A)→千葉(A)→栃木(H)→山形(A)
【松本残り試合】獲得可能な最大勝点《46》
新潟(H)→甲府(A)→山口(H)→相模原(A)→長崎(H)
……非常にカオスですね。ただ、前節は直接対決となった金沢vs愛媛を含め、降格圏の4チームは21位北九州が水戸と引き分けた以外は敗北を喫したことで、残留と降格の境目となる18位群馬と19位相模原の勝点差は4にまで広がりました。厳密に言えば現時点で残留が確定しているのは11位岡山以上のチームですが、12位東京Vと13位秋田も殆ど確定と言っても大丈夫でしょう。なので、現実的な可能性…という意味で14位栃木以下を対象として考えていきます。
チームの流れなどを踏まえた時、現時点で比較的ポジティブな空気で戦えているのは相模原と愛媛だと思います。大前提として今年の残留争いがここまでカオスと化した要因は、前半戦でかなり低迷していたこの2チームの巻き返し…という部分が非常に大きく、特に愛媛は首位磐田、2位京都の2連戦の出来は彼等からしても自信を持つには十分な出来だったように思います。それだけに愛媛は前節の金沢戦に勝てていたら相当面白い事になっていたような気もするのですが……。それを踏まえると次節、相模原vs群馬の試合は18位vs19位という、まさにライン上での試合ですから、この試合の結果は相模原のみならず20位以下の愛媛・北九州・松本にとっても大きな意味を持ってきます。
残留圏のチームに目を向けると、気になるのは15位山口、17位金沢の2チームでしょうか。
まず金沢は、前節愛媛に競り勝てた事は本当に大きかったと思います。状態を上げてきた、磐田と打ち合って引き分けて、敗れたものの内容面では京都を押すほど状態を上げていた愛媛が金沢との直接対決でも勝とうものなら…ちょっと一気に上がっていた可能性もありますし。ただ、金沢の場合はラスト2試合が山形と京都なんで、直接対決も第40節に14位栃木と1試合あるだけなので、金沢はラスト2試合に少なくとも残留濃厚までもっていかなければ少ししんどいところはあるかもしれません。
山口はむしろ、残留争いのキーパーソン的な意味すら出てきたように思います。山口のラスト5試合のうち、3位甲府と戦う第41節以外の4試合は全て直接対決。しかも4試合のうちの3試合が現在降格圏にいる3チームとの試合なんですよね。山口は現時点で自分達の力で残留を確定的に出来る可能性と、自分達の手で自分達を葬りかねない可能性の二つを持っていると。今の勝点だと、山口も愛媛も何も確定していない状態で最終節の愛媛戦を迎えた場合、多分精神的に不利な状態で戦わざるを得ないのは山口になってくる気はします。あまり精神論的な事を言いたくはないですが、終盤戦の非科学的な流れ・勢いは良くも悪くも侮れませんし…。
正直、ちょっと厳しくなったかな…と思うのは最下位松本です。18位群馬との勝点差が6ついてしまったという数字としての現実、現在のチーム状況の閉塞感……加えて松本はラスト5試合の中で、直接対決は第40節山口戦と第41節相模原戦の2試合があるんですけど、あの3試合の相手が新潟・甲府・長崎なんですよね…。せめてもの救いは次節対戦する新潟の調子が芳しくない事なんですけど、だとしてもチームの完成度は今や雲泥の差…松本は新潟に勝てなければほぼゲームオーバーかもしれません。
奇跡、悲劇、悲願、悲壮…それぞれの喜怒哀楽の全てが交錯するラスト5試合、その結末に待っているのは歓喜なのか、落胆なのか…全ての答えは12月5日に!
ソワソワ
ではでは(´∀`)