サンガに既にドキドキしてる。
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2022FIFAワールドカップカタール大会アジア最終予選グループB第6節、オマーン代表vs日本代表の一戦です!
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9月から始まったカタールW杯アジア最終予選も前半戦が終わり、今日からいよいよ後半戦です。2週目に入ります。プレーオフを除けば泣いても笑っても残り5試合。それが良いものなのか悪いものなのかはともかく、運命は刻一刻と迫ってきています。
現在日本は3勝2敗。当初計算していた成績からはかなり離れており、順位としてもサウジアラビア、オーストラリアの後塵を拝する3位。この状況を生み出す全てのきっかけとなったのが9月の初戦、オマーン戦でした。言ってしまえば、日本が長年アジアの舞台で苦戦はしながらも最後には勝点3を掴む「お得意様」としていた相手に喫した痛恨の一敗……そのダメージは言葉にする以上に大きいものだったのは言うまでもありません。このオマーン戦でもし敗北するような事があれば、それは日本にとっては様々な命題を突きつける事になりかねません。確かに3位でもプレーオフでW杯に辿り着ける可能性はある。ただ、南米勢と戦う可能性もあるプレーオフを楽観的な計算として組み込むのはあまりにも愚かである事はサッカーファンの常識です。
24年前の今日、それは後にジョホールバルの歓喜と呼ばれるその日でした。韓国戦での快勝に始まり、6月の怒涛の日本代表5連戦、そして東京オリンピックを経て幕を開けた最終予選……様々な事が起こった2021年、いよいよ代表最終戦です。
両チームスタメンです。
今日は日本は白い2ndユニフォームで試合に挑みます。
システムはオーストラリア戦から採用している4-1-2-3を今日も採用。その中でベトナム戦でのイエローカードで累積警告で出場停止となった守田英正のポジションには柴崎岳を起用。結局右SBも山根視来をそのまま選出した為、出場停止の守田以外はベトナム戦と同じスタメンで挑みます。ベンチには谷口彰悟とベトナム戦を欠場した酒井宏樹が新たに入り、守田と室屋成がベンチから外れてています。
本日の会場はオマーン、マスカットのスルタン・カーブース・スポーツコンプレックスです。
オマーン代表のホームスタジアムはオマーンの国立競技場であり、オマーンリーグに所属するオマーンFC、マスカットFCのホームスタジアムでもあります。スタジアムの名前は1970年から2020年に亡くなるまで、50年間に渡ってオマーン国王の座に就いていたカーブース・ビン・サイード氏からとられました。
収容人数39000人を誇るこのスタジアムでは2012年のアジア最終予選、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表とオマーンの試合の際にも会場になっていました。この時は清武弘嗣と岡崎慎司のゴールで勝利した日本。特に岡崎のゴールをアシストした遠藤保仁…ヤット大先生のジャンピングヒールは印象的でしたね…。
前半はどこかまったりしたペースで進んでいきました。基本的に日本のパスはバックラインでのビルドアップに終始しており、可能性のあるパスといえば時折田中碧が右サイドの伊東純也へ浮き球のスルーパスを何本か入れたくらい。オマーンはオマーンで、彼らのボール保持時にもどこか試合全体としてまったりとした試合になっていました。
日本の決定的なチャンスといえば23分、長友佑都が左サイドを突破して上げたクロスにファーサイドに走り込んだ伊東がショートバウンド気味に合わせた一発くらい。前半の試合のペースとテンションはその後も特に大きく変わることはなく前半を0-0で終えます。
するとハーフタイム、森保一監督が動きます。柴崎を下げて三笘薫を投入し、遠藤航をワンボランチ、南野拓実と田中碧をWトップ下のような配置とした4-1-4-1にシフト。一気に得点を狙いに行くギアに入ります。三笘の投入は日本を、そして試合そのものにギアを入れる形となり、63分に投入した古橋亨梧と共に彼らが裏に抜け出す事で可能歳のあるシーンは前半より増えました。ただその一方でオマーンも前半よりかなり前に前にと来るようになってきて、試合自体がオープンな展開へと移り始めます。
ジリジリするような後半、三笘投入で活性化した流れも疲労の影響があって少しずつ沈静化していった中で迎えた81分でした。敵陣深くのところで途中出場の中山雄太がボールを奪い返すとそのまま前の三笘へ。ドリブルで強引に切り崩した三笘の折り返しに詰めていたのは伊東!!!!疲労からか後半、少し輝きが翳ってもいた伊東がここに来て大仕事をやってのけて日本先制!!
その後は足の速い浅野拓磨、バランスを取れる原口元気を投入し、オマーンに対して試合を締めに入った日本。オマーンのパワープレー気味の攻撃に対しては、やや閉塞感の漂う代表チームの中でも圧倒的な安定感を誇る吉田麻也&冨安健洋が跳ね返してゲームセット。日本代表…薄氷を履むような試合展開ながら、第1戦で敗れたオマーンになんとか勝利を手にしました!
まぁ、内容としては良い試合では無かったですけど……なんやかんやで粘り切った、という印象ですかね。オーストラリア戦を含めたこの3連勝は。最後の方は大迫しかり伊東しかり、かなり疲労が募っているようにも見えた中で、三笘というカードはやっぱり着火剤になりました。得点も三笘のドリブル技術、そして果敢なチャレンジから生み出されたアシストでしたし、あそこでしっかりボールを回収出来た中山しかり、スタメン組がかなり疲れているところに、交代組が求められている役割を果たしてくれた事は大きなポイントでした。
色々言いたい事はあるとは思いますが、結局最後に求められるのは結果な訳で、伊東が言うように「それ(2位浮上)が全て」ではあると思いますし、これで日本は自力で突破できる状況を取り戻したと。ミッションは果たした訳です。次のミッションを超える為にどうすればいいのかはこれから考えていかなければなりませんが……とにかく森保さんには、この色々としんどかったであろう2021年、とりあえずお疲れ様でした…と。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
グループA
レバノン0-1UAE
シリア0-3イラン
イラク0-3韓国
グループB
中国1-1オーストラリア
オマーン0-1日本
グループA
1位 イラン (16)
2位 韓国(14)
3位 UAE(6)
4位 レバノン(5)
5位 イラク(4)
6位 シリア(2)
グループB
1位 サウジアラビア(16)
2位 日本(12)
3位 オーストラリア(11)
4位 オマーン(7)
5位 中国(5)
6位 ベトナム(0)
さぁ、次のドキドキはサンガへ…
ではでは(´∀`)