近年は日本でも「オーナークラブ」なるものが増えつつあります。
代表的なクラブとしてはヴィッセル神戸でしょう。最近で言えばFC町田ゼルビア、鹿島アントラーズ、FC東京…といった辺りが思いつくでしょうか。この4チームに共通しているのはいわゆるIT企業という事。平たく言えば、インターネットに紐つけたサービスをメインに展開している会社がバックについていますね。
インターネットの拡がりとともに、日本でも親会社と呼ばれる企業の業種にも変化が見られてきました。でも、じゃあ、例えば、世界で最もグローバル市場となっているイングランドとなるとどうでしょう?
イングランドのクラブは大体がオーナークラブという形になっています。特に有名なのがチェルシーであったり、マンチェスター・シティであったり。Jリーグは親会社になる為には本社が日本になければならないという規定がありますが、イングランドのプレミアリーグはそういうを規定もないので(それ自体の是非はともかく)、世界各国の多種多様な企業がオーナーに名を連ねています。…一番わかりやすいのは石油関係ですね。
しかし、その中でも異彩を放っているのは…やはりストーク・シティFCではないでしょうか。
現在は2部の所属していますが、数年前までは1部の名物チームだった彼らのオーナー企業…なんとびっくり、スポーツブックメーカー企業なんですね。
「スポーツブックメーカー」というと、今の日本ではあまり聞き馴染みは無いかもしれませんが、簡単に言えば「合法のスポーツベット」です。イギリス辺りでは複数の王手ブックメーカー企業が活動しており、スポーツファンの間で確かな地位を築いています。この記事を読むとわかる通り、近年は日本版もリリースされてきていますね。
ブックメーカー企業がクラブのスポンサーを務めている事例はイングランドを中心に世界各国で多く見られますが、オーナーまで務めている事例というのは余り多くはないのではないでしょうか。これはオーナーの出身地、及び本社機能の街のサッカークラブのオーナーになっている訳で、ビジネス目的というよりは地域振興的な意味合いが強いかもしれませんね。
話の本筋からは外れますが、ブックメーカー企業といっても数社ある訳で、じゃあどれを使えばいいのだろう?みたいな話になるじゃないですから。調べてみるとこの会社、スポーツの生中継システムまであるんですね。会員登録と入金さえしてしまえば中継が見れるっていう。サッカーのみならず、バスケやらテニスやら。
このシステムいいですよね。やっぱり賭けた以上、試合は見たいじゃないですか。賭けなくても中継は観れるとなると、使用する理由・使用したい理由は増えますし。特にストークを支援するとなると、そこをきっかけに色々な事を連結させる事ができる。企業も施設もサービスも、今の世の中はポリバレントである事も重要なポイントですからね。
そもそもスポーツベッティングを嗜む人達ってやっぱり、サッカーにしろその他のスポーツにしても、そのスポーツを観て楽しむところから入ってると思いますし、自分の分析を試す場所とか、あるいは好きなチームに対するある種の願掛けに近い感覚とか。そうなるとやっぱり、ベッティングと試合観戦が同時に楽しめる…ってのは魅力的というか、画期的というか。そりゃ人気も出るわ、というか。始めてみたいと思わせるだけの魅力は感じますよね。
手がかじかむ…。
ではでは(´∀`)