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2021年J1全20チーム、シーズン満足考察Part3〜広島、C大阪、G大阪、清水、柏〜

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言うは易く行うは難し

 

よく使われる言葉です。

 

色んな場面で出くわす言葉であり、そして色んな場面で直面する言葉もあるでしょう。

 

要するに、行うは難しなのです。

 

新しいことを始める事は当然難しい事ですが

 

同時に長く続いていたものを変化させるのも難しい。

 

それは行うは難しの先に着いてしまったからこそ感じてしまう障壁なのかもしれません。

 

私は何を言っているのかしら…。

 

どーもこんばんは

 

一応シラフです。

 

「2021明治安田生命J1リーグ全20チーム、シーズン満足考察」、第3回のお時間がやって参りました。

 

 

 

いつも通り、満足度は【大満足】【満足】【普通】【不満】【超不満】の5段階評価でやっていきます。詳しい事は第1回を読んで頂ければ長々と説明しております。それぞれにそれぞれの見方があると思いますので、そのくらいの感覚でお楽しみ頂ければ…と。

今回は第3回、降格もチラついた11〜15位のチームを取り上げていきます。

 

第1回→川崎横浜FM神戸鹿島名古屋

第2回→浦和鳥栖福岡FC東京札幌

第3回→広島C大阪G大阪清水

第4回→湘南徳島大分仙台横浜FC

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

11位 サンフレッチェ広島

勝点49:12勝13分13敗得失点差+2(44得点42失点)

 

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監督:城福浩(4年目)→沢田謙太郎(第34節〜)

チーム得点王:ジュニオール・サントス(7得点)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:2回戦敗退

胸スポンサー:エディオン(家電量販店チェーン)

ホームスタジアム:エディオンスタジアム広島(広島県広島市)

 

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満足度→不満

 

4年目となる城福浩監督の下、システムを従来の3-4-2-1から攻撃的な、2018年とは異なる戦い方の4バックにシフト。城福監督って、理想を追う時と現実を突き詰める時が良くも悪くも極端な監督な気もするんですけど、その意味で言えば今季は前者で行きたいという意図はあったはずで、開幕8戦無敗(4勝4分)とするなどスタートダッシュには成功していましたが…第8節湘南戦で初黒星を喫して以降は今度は6戦未勝利。川辺駿の海外移籍やドウグラスヴィエイラの負傷離脱もあり、最終的には従来の3-4-2-1に戻し、結局は2020年と似た軌跡の上で落ち幅が深い…みたいなシーズンに終わった感はあります。内容の向上を目指したシーズンでありながら、終盤はやはり内容にも閉塞感があり…フラストレーションは色々と溜まるシーズンだったのかなと。なんやかんやで随所に勝点は稼いでいたおかげで残留争いに絡まずに済んだ事は、なんやかんやでその辺の地力はあるんだな…とも思いますが、例えば今季で言えばガンバや清水、柏が「派手にマズい」チームだったとすれば「地味にマズい」という感覚があったのはやっぱり広島だったのかなと。

来季はヨーロッパでも有名なミヒャエル・スキッベ監督が就任。スキッベ監督の実績を含めて、広島って結構外国人監督の成功率は高いチームなので、どうなるかなかなか楽しみですね。

 

 

 

12位 セレッソ大阪

勝点48:13勝9分16敗得失点差-4(47得点51失点)

 

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監督:レヴィー・クルピ(1年目)→小菊昭雄(第27節〜)

チーム得点王:加藤陸次樹(7得点)

ルヴァン杯:準優勝

天皇杯:ベスト4

ACL:ベスト16

胸スポンサー:ヤンマー(機械業)

ホームスタジアム:ヨドコウ桜スタジアム長居陸上競技場(共に大阪府大阪市)

 

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満足度→普通

 

リーグ戦だけで言えば「不満」という形になるでしょうが、小菊監督就任後に成績や内容が好転した事、終わってみればリーグ戦以外のコンペティションではいずれも好成績で終われた事を思うと、トータルとしてはこんな感じになるでしょうか。リーグ戦の成績は満足できるものではないでしょうが、瀬古歩夢と西尾隆矢の日本代表招集や加藤陸次樹、山田寛人辺りが台頭した事も含めて、結果的にポジティブな終わり方は出来たとは思います(これを書いている時点では天皇杯準決勝開催前)

…まず今年のセレッソを語る上で避けては通れないのが「なぜクルピだったのか?」というところ。結局、第26節湘南戦の衝撃的な敗戦で残留争いがチラついたところで解任された訳で。ただ…そもそもクルピ監督は1年契約で、そもそも2022年からは小菊監督に引き継ぐ事はクルピ体制の時から既に決まっていた事、そして前述の湘南戦後に小菊監督がクルピ監督に「自分の中では君にすべてのことを伝えてきたつもりだ」と言われたらしい事を踏まえると……セレッソと懇意な関係で、チーム事情や小菊監督の事もよく把握している人物として、来季の小菊監督就任に向けて「最初から2021年は小菊さんを育てる為にクルピを呼んだ」みたいなのがクルピ招聘の理由なのかな…と今になれば思うようにもなってきました。さすがに「後任監督の育成」なんて実質的に「1年ぽっきり宣告」みたいな事、ロティーナ監督然り外部監督に頼む訳にはいかないでしょうし。満足度とは少し話は逸れましたが、セレッソファンのみならず皆んなが「?」となったあの監督人事は、是非はともかくそう考えると辻褄は合うのかな…と。

 

 

 

13位 ガンバ大阪

勝点44:12勝8分18敗得失点差-16(33得点49失点)

 

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監督:宮本恒靖(4年目)→松波正信(第14節〜)

チーム得点王:パトリック(13得点)

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:ベスト8

ACL:グループステージ敗退

ゼロックス杯:準優勝

胸スポンサー:パナソニック(電気機器メーカー)

ホームスタジアム:パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)

 

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満足度→大不満

 

まぁ、私自身がガンバファンという背景もありますので……今季は特に、書き出せば止まらないほどの一年ではありましたから、後日2〜4回に渡る長編ブログとして更新しようと思うのでここでは手短に済ませようと思います。

 

【追記・後日更新したやつ(全4話)】

 

クラブ創立30周年ながら、今年はクラブ史上で見ても…降格した年に近付けるくらいにしんどいシーズンでしたし、ポジティブ、或いは好意的に捉えるには無理のあるシーズンだったのは間違いありません。ただ一方で、言い訳要素があるのは誰しも認めるところでもあって……言い訳にすがらないと語れないシーズンであると同時に、言い訳だけで済ましてはいけない問題も噴出した、みたいな感じでしょうか。まとめると。

繰り返しますが、今年のガンバに関しては12月中に長々としたブログ書くつもりですので、是非そちらで見てください(越年したらごめんなさい)。この部分はバチバチ宣伝です。

 

 

14位 清水エスパルス

勝点42:10勝12分16敗得失点差-17(37得点54失点)

 

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監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ(1年目)→平岡宏章(第35節〜)

チーム得点王:チアゴサンタナ(13得点)

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:ベスト16

胸スポンサー:鈴与(運送業)

ホームスタジアム:IAIスタジアム日本平(静岡県静岡市)

 

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満足度→大不満

 

もはやダークホースじゃなくね?と思えるほどにダークホース候補としてありとあらゆるファン・識者が名を挙げた清水エスパルスごめんなさい、私もそう思っていました……。ただ、名誉の為に言うと…現時点で日本代表の正GKである権田修一を始めとした超大型補強に加え、近年のJリーグでトップクラスの評価を得ていると言えるロティーナ監督の就任など、少なくとも期待するだけの理由、躍進を予想するだけの理由が揃っていたのは確かだったと思います。

産みの苦しみが産みを待たずに終わった事の顛末は各メディア、或いはDAZNのドキュメンタリーなどを通じて垣間見えてきてはいますが、結局清水にとって一番問題だったのがあまりにも方向性の振れ幅が大き過ぎる事でした。結局清水は3シーズン連続で外国人監督を途中解任しており、それもヤン・ヨンソン→ピーター・クラモフスキー→ロティーナとタイプも方向性も見事にバラバラ。例えばロティーナ監督がセレッソの監督に就任した際の前任者はユン・ジョンファンだった訳で、ある程度発展的継承という形にはなっていたと思うんですよ。昨今の清水はイチから構築する作業を毎年やって、毎年途中でリセットしているというか、いかんせんコーチ陣に平岡宏章氏と篠田善之氏と優秀な人材が二人いるおかげで「何かあったらどっちかに投げとけばええやろ」感がちょっとあるというか。勿論、平岡監督や篠田コーチのようにそういう人材がスタッフにいる事はクラブとしては間違いなく利点なんですけど、今の清水はそれがかえってクラブの方針に軽さを与えているような気もしてきたというか…。

ともかく、戦力はいっぱいいる訳で、また新しい監督が来るのか、或いは平岡監督がこのままその座に就くのかも含め、来季どうなるかはすごく興味深くはあります。

 

 

 

15位 柏レイソル

勝点41:12勝5分21敗得失点差-19(37得点56失点)

 

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監督:ネルシーニョ(3年目)

チーム得点王:クリスティアーノ(7得点)

ルヴァン杯:グループステージ敗退

天皇杯:3回戦敗退

胸スポンサー:日立製作所(電気機器メーカー)

ホームスタジアム:三協フロンテア柏スタジアム(千葉県柏市)

 

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満足度→大不満

 

2021年シーズンに於いて、もし「三大期待を裏切ったチーム」を選ぶとしたら…それはガンバ・清水・柏の3チームになるでしょう。ただその中でも…疲労と焦燥感が悪循環に巻き込んだガンバ、産みの苦しみから抜け出せなかった清水とした場合、閉塞感がもっとも強かったのは柏だった気もします。

昨季は確かにオルンガを前提に組み立てられたチームだったとは言え、オルンガが抜けてもクリスティアーノ江坂任がいる訳で、成績は落とすだろうけど極端に落とす訳では無かろう…と正直思っていました。しかし…蓋を開けてみれば、監督と一部選手の関係を含めてシーズンを通してずっと不協和音が鳴り響いているようなシーズンを過ごしていた雰囲気はありましたし、やはり「江坂ショック」はその象徴的な事案ではあったのでしょう。新しく獲得した外国人選手も軒並み機能せず、最終的には去年のチームからオルンガと江坂を引いただけの形になってしまった…ガンバのように大きなエクスキューズがあった訳でも無ければ、曲がりなりにも清水のように新しい事に取り組んでいた訳でも無かった事を踏まえると、サポーターの溜めた不満が最も大きかったのは柏だったんじゃないか、という気もします。

 

 

 

次回、16位〜20位編です!

 

 

パトリック様、東口順昭様…

ではでは(´∀`)