アイスホッケーのPKは入らない方がデフォなのね
4コマ漫画感すごすぎて結果的にTAKUROさんの集合写真シリーズにオチ付けたみたいになっちゃってんの草#GLAY#GLAY_FREEDOMONLY#最後のファイナル pic.twitter.com/imjtOSM5gt
— R (@blueblack_gblue) 2022年2月6日
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはスペイン、ラ・リーガ第23節、FCバルセロナvsアトレティコ・マドリードの一戦です。
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近年の迷走から抜け出せず、遂に"切り札"とも言うべきシャビ・エルナンデス監督の招聘に踏み切ったバルサ。一方、今季はバルサやレアル・マドリード以上に本命視する声が多かった中で、ここまでは不完全燃焼とも言うべき結果に留まっている前年王者のアトレティコ…お互いに「悩める者同士」というべき状況にはなっています。4位アトレティコと5位バルサの勝点差は36と35で1。CL圏内という意味でもそうですが、両チームとも勝点50で首位に立つレアル追撃へ、これ以上の敗北は終戦に近い意味を持つ事になるでしょう。
そんな中でバルサはこの冬に多くの新戦力を獲得。既にデビューを果たしたダニエウ・アウベスやフェラン・トーレスに加え、今日はアダマ・トラオレとピエール・オーバメヤンもメンバーリストに入っています。後半戦、巻き返しの糸口を掴めるのはどちらでしょうか。
両チームスタメンです。
上記の新戦力4名にとっては今日がバルサの選手としてのカンプ・ノウデビュー戦ですね。特にアウベスは15-16シーズン以来となるバルサの選手としてのカンプ・ノウですから、ファンの感慨もひとしおでしょう。また、アトレティコのルイス・スアレスにとっても昨季は無観客での試合だったので、久々にファンの歓迎を受ける事になります。
今季限りで楽天との胸スポンサー契約満了を発表しているバルサですが、報道によると来季はSpotifyが胸スポンサーに就任するとの事で、Spotifyはスタジアムにネーミングライツを導入する事も交渉中なんだとか。日建設計が改修を手掛ける改修工事が予定されている事でも知られるカンプ・ノウですが、もしかしたら「スポティファイ・スタジアム」になるかもしれません。
立ち上がりから攻勢に出たのはバルサでした。デビュー戦となるアダマ・トラオレがワイドなポジションを常にキープしていた事でピッチに幅が出来て、基本的にバルサの攻撃ターンが続いていきます。先制点こそコケのスルーパスに抜け出したスアレスの折り返しをヤニック・カラスコが流し込んでアトレティコが奪いましたが、その直後にエリア内での混戦を拾ったアウベスのファーサイドへのクロスにジョルディ・アルバがダイレクトボレーで合わせてすぐさま同点に。
バルサの同点弾がサイドバックからサイドバックへのクロスだった事が物語るように、CBを除く選手全員がバイタルエリアより前にポジションを取れていた事もあって、どこまでチャンスに繋がるかはともかく有機的な攻撃を繰り返し続けられていた事でアトレティコの守備に歪みが生じ始めます。21分、セルヒオ・ブスケツのペドリへの縦パスがDFに弾かれたボールをトラオレが回収すると、トラオレは自らのセールスポイントを誇示するかのように右サイドを独力で突破。そのクロスを逆サイドから中に入ってきたガビが頭で合わせてバルサ逆転!
その後はアトレティコのジョアン・フェリックスやステファン・サヴィッチがチャンスを掴む場面もあったものの、基本的はバルサが常に良いリズムで試合を展開し続けていました。前半終了間際にもFKを獲得すると、ダニエウ・アウベスのボールを頭で合わせたジェラール・ピケのシュートはクロスバーに嫌われますが、そこに詰めたロナウド・アラウホのゴールでバルサ3点目。バルサからすれば理想的な展開で前半を2点リードで終えます。
後半開始早々でした。左サイドを細かいパスで崩したバルサは左サイドの深くに侵入したアルバがグラウンダーで折り返すと、エリア内で二人がスルーした後に中央に入ってきたアウベスが抑えの効いた見事なシュート!ゴール左に突き刺さる一撃…右サイドの英雄がその帰還を自ら祝う一撃でバルサの勝利を決定付けます…!
…決定付いた、と思いましたが、試合はここからカオス一直線。後半からダニエル・ヴァスを投入していたアトレティコは55分にマテウス・クーニャとレイニルド、直後にアンヘル・コレアを投入。すると58分にセットプレーからアウベスのマークを弾き飛ばしたスアレスが押し込んでアトレティコが1点を返します。
前半とは打って変わって、ここからはアトレティコのターンがずっと続いていきました。若干、手負いの獣状態と化したアトレティコはボールポゼッションを高めながら、再現性のある攻撃というよりはここからパワープレー的な攻撃を仕掛けていきます。それに対してバルサもまだゲームコントロールの意味では未熟である事、退場という形で69分にアウベスを失った事が重なり、バルサのスタッフにもレッドカードが提示されるなど試合は第三者としては非常に面白い荒れっぷりに。
とはいえ、アトレティコがなりふり構わぬ姿勢を示してくる中でバルサも今日は集中力は高く維持しており、なんやかんやで決定機に繋がる前にアトレティコの攻撃を阻止。アディショナルタイムに入るとパスを回して時計の針を進めながら試合終了…バルサ、激戦を制して4位浮上です!
前半のバルサはほぼ完璧でしたし、チームとして良い攻撃が出来た、アトレティコを完全に後手後手に追い込んだ、そして新戦力がめちゃくちゃ機能した…という点でこれ以上ないほどの前半だったと思います。あの前半を続ければ挽回は十分に可能でしょう。まぁ、シャビ監督の初陣でも似たようなことを言っていたわけで、それが一番難しいのも事実なんですが……少なくともトラオレがあそこまでハマるとは思わなかったし、アウベスも健在ぶりを示した。後半は押されたとは言っても、バルサファンはポジティブな余韻とともに眠れる試合ではあったのではないでしょうか。
一方アトレティコは…全体的に不思議な空気感に包まれていたような試合でしたね。特に後半。なんというか…アトレティコの猛攻に悲壮な感じがすごくあったというか。迫力はそれなりにあったし、アトレティコの攻撃ターンでずっと続いていたけど…結局DFを崩し切れた場面はほとんど無かったし、何より…まぁ、これは今日に始まった話ではないですけど、あれだけ堅守が売りだったチームがここまでズタズタにされているというのは…後味は良くはないですよね…。
偏頭痛を抱いて寝る。
ではでは(´∀`)