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J1全チーム戦力診断Part5〜G大阪、C大阪、神戸編〜

ガンバファン兼サンガファン、PSMの時点でうっすら感動を覚える。なお…。

 

どーもこんばんは

 

 

 

さてさて、本日もJ1全チーム戦力診断回です。

今回は第5回!ガンバセレッソヴィッセルの関西スペシャルでございます。…サンガだけPart4ではありますが!今年は遂に関西全クラブがJ1ですからね…。

 

 

詳しい企画概要はPart1をご覧ください。

 

Part1→札幌鹿島浦和

Part2→FC東京川崎

Part3→横浜FM湘南清水

Part4→磐田名古屋京都

Part5→G大阪C大阪神戸

Part6→広島福岡鳥栖

 

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

ガンバ大阪

 

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監督:片野坂知宏(新任)

ホームスタジアム:パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)

胸スポンサー:パナソニック(電機メーカー)

ユニフォームサプライヤー:アンブロ

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:13位

ルヴァン杯:ベスト8

天皇杯:ベスト8

ACL:グループステージ敗退

ゼロックス杯:準優勝

 

【主な移籍情報】

入団

DF クォン・ギョンウォン←城南FC

DF 福岡将太←徳島

MF 石毛秀樹←岡山

MF ダワン←サンタ・リタ(レンタル)

MF 齋藤未月←湘南(レンタル)

 

退団

DF キム・ヨングォン蔚山現代

DF 菅沼駿哉→未定

MF 井手口陽介セルティック

MF 矢島慎也→大宮

FW チアゴ・アウベス→岡山

 

【予想システム】

→3-4-2-1

 

決定ではないとしつつも、片野坂監督は大分時代に採用していた3-4-2-1をベースにトライしていると公言している。ガンバは昨季も3-4-2-1で戦っていた時期があり起用位置はおそらくその時イメージ通りで良さそうだが、個々の役割は大きく異なってくるはず。

 

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GK★★★★★

 

絶対的守護神である東口順昭は歳を重ねてもなお凄味を増している。昨季はガンバからレンタル中の谷晃生(湘南)がブレイクしたが、その谷が未だ届いていない壁として東口の事はもっとフィーチャーされてもいい。昨季は石川慧もACL天皇杯で良い働きを見せた。実績のある一森純に加えて加藤大智も完全移籍となり、盤石のGK体制に。

 

DF★★★★★

 

FC東京からオファーのあった三浦弦太は慰留に成功。キム・ヨングォンと管沼が去り、クォン・ギョンウォンと福岡を獲得した。ただ、クォンに関しては合流の目処が立っていない上に、合流しても初来日でぶっつけ本番になりそうなのでフィットには長い目で見るべきか。髙尾瑠はWBよりも右CBでの起用になりそう。

 

MF★★★★☆

 

井手口、矢島が去るなど少なからずダメージはあったが齋藤、ダワン、石毛の3選手を獲得。特に成長著しい山本悠樹と奥野耕平、不完全燃焼ながら随所に存在感は見せたチュ・セジョンのいるボランチは片野坂監督がどういう人選をするのか楽しみ。倉田秋小野瀬康介が新戦術で得点感覚を取り戻せたらかなり強い。

 

FW★★★★☆

 

川崎からオファーのあった宇佐美貴史も無事に残留決定。戦力としてのマイナス以上に精神的ダメージの大きい話だっただけに、とりあえず一安心…。昨季13得点を挙げたパトリック、僅かな合流期間で圧巻のパフォーマンスを見せた山見大登などタレントは揃う。レアンドロペレイラが片野坂監督の下で復活出来ればかなりの脅威になるが…。

 

総合★★★★☆

 

ガンバファンなので、やはり贔屓目が入る部分はあると思いますが……ガンバで片野坂監督が指揮を執るにあたって、大分とはスタートの状況が大きく違う訳で、そこでどういった結果が生まれるのか…みたいなところはガンバファンならずとも注目ポイントだとは思います。今季は久々に退団ショックも多少感じるオフでしたが、やはりタレントはいるので上手く歯車が噛み合えば…。

 

 

 

セレッソ大阪

 

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監督:小菊昭雄(2年目)

ホームスタジアム:ヨドコウ桜スタジアムヤンマースタジアム長居(ともに大阪府吹田市)

胸スポンサー:ヤンマー(機械メーカー)

ユニフォームサプライヤー:プーマ

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:12位

ルヴァン杯:準優勝

天皇杯:ベスト4

ACL:ベスト16

 

【主な移籍情報】

入団

DF 毎熊晟矢←長崎

DF 山中亮輔←浦和

MF 上門知樹←岡山

MF 中原輝←山形

MF 鈴木徳真←徳島

 

退団

DF チアゴ→名古屋(レンタル)

DF 瀬古歩夢→グラスホッパー

MF 藤田直之鳥栖

MF 坂元達裕→KVオーステンデ(レンタル)

FW 豊川雄太→京都

 

【予想システム】

→4-4-2

 

基本的なシステムとしてはベーシックな4-4-2の可能性が高そうで、小菊監督も昨季途中就任してからシステムを4-4-2に戻した。だが、2列目の選手を活かす意味でシステムを再び4-2-3-1にしてくる可能性も。特に清武弘嗣は左右真ん中のどこで使われるか読めない。

 

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GK★★★★★

 

キム・ジンヒョンという絶対的な存在が君臨し続ける中で、今季は京都のJ1昇格にも貢献した清水圭介(←京都)を獲得。正GKはキム・ジンヒョンになるだろうが、清水とベトナム代表守護神であるダン・バン・ラムによる第2GK争いにも注目したい。

 

DF★★★☆☆

 

松田陸丸橋祐介擁するSBには浦和から山中、長崎から毎熊を獲得。特に毎熊は今オフの注目株とされていただけに獲得に漕ぎ着けたのは大きく、SBの層はリーグでも屈指だろう。ただ、これを書いている時点ではマテイ・ヨニッチ(上海申花)の獲得が決まっていない以上、瀬古とチアゴが抜けたCBを勘案して星は3。ヨニッチ獲得が正式に決まれば4になる。

 

MF★★★★☆

 

坂元と藤田の穴をどう埋めるかが第一課題。2020年に水沼宏太(横浜FM)が退団した影響を感じずに済んだのは坂元が即座にフィットしたからであり、坂元と加藤とセレッソは2年続けて個人昇格組がヒットしているだけに中原のブレイクは必須である。新加入のジェアン・パトリッキ(←サンタ・クララ)はFW登録だが起用は攻撃的MFになりそう。

 

FW★★★☆☆

 

昨季はオーストラリア代表のアダム・タガートが期待外れに終わったのに対し、J2から引き上げた加藤が大活躍。山田寛人も台頭した。岡山からは争奪戦を制して上門知樹を獲得し、ブルーノ・メンデス(←D・マルドナド)も復帰。これでタガートが復活出来れば選択肢は格段に増える。

 

総合★★★★☆

 

瀬古と坂元を海外に移籍させた事、特に瀬古は多額の移籍金が発生した事を思えば、それはクラブとしては一つの成功であり、努力が評価されたという表現も出来ます。一方で、戦力値としてはやはりこの2人の流出は痛く、J2で台頭した選手など良い補強をした反面、藤田や豊川を含めて退団のダメージも大きい…という印象です。J2から選手を引っ張るセンスは高いチームですし、ある意味では一番判断が難しいというか…「蓋を開けてみない事には」の表現が一番しっくりくる感じでしょうか。

 

 

 

ヴィッセル神戸

AFCチャンピオンズリーグ2022出場(プレーオフから)

 

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監督:三浦淳寛(3年目)

ホームスタジアム:ノエビアスタジアム神戸神戸ユニバー記念競技場(ともに兵庫県神戸市)

胸スポンサー:楽天(IT企業)

ユニフォームサプライヤー:アシックス

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:3位

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:ベスト16

 

【主な移籍情報】

入団

GK 坪井湧也←中央大学

DF 槙野智章←浦和

MF 扇原貴宏横浜FM

MF 汰木康也←浦和

FW 藤本憲明←清水(復帰)

 

退団

GK 伊藤元太→群馬(レンタル)

DF トーマス・フェルマーレン→引退

MF 櫻井辰徳→徳島(レンタル)

FW ドウグラス→柏

FW 田中順也→岐阜

 

【予想システム】

→4-3-1-2

 

三浦監督就任以降はシステムに試行錯誤を重ねたが、昨季後半戦からはダイヤモンド型とも3ボランチとも言えるこのシステムで定着。イニエスタのみならず、現有戦力の特性を踏まえても一番しっくりくる形なだけに、タイプの異なる汰木がどう変化を加えるかも見もの。

 

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GK★★★★☆

 

昨季は飯倉大樹と前川黛也がものの見事に19試合ずつ出場。2020年から見応えのある正GK争いが続いている。昨年3月に初めて日本代表にも選ばれた前川は負傷離脱を機に飯倉にレギュラーを奪い返される形となった為、今季は再起を図りたい。

 

DF★★★★☆

 

2020年のACLからの菊池流帆の成長は著しく、昨季はブレイクと言えるほどの活躍を見せた。また、両SBの攻撃参加が大きなキーとなる今のシステムに於いて左SBで初瀬亮も台頭したのも大きかった。フェルマーレンの退団は大きな痛手だが、新加入の槙野は日本で最もACL経験が豊富な選手の一人なだけに頼もしい。

 

MF★★★★★

 

アンドレス・イニエスタ、山口蛍、セルジ・サンペールがいる時点で星は5にしかなりようがない。サンペールに常に欧州復帰の噂が付き纏うのはやや気掛かりだが扇原の獲得にはその対策という意味も込められているだろうし、逆に汰木は神戸に唯一欠けていたドリブラータイプとして良い意味で"異分子"となってほしい。郷家友太を筆頭に中坂勇哉や佐々木大樹といった若手が台頭してるのもポイント。

 

FW★★★★★

 

大迫勇也武藤嘉紀の2トップは少しチートじみていると言っていい。武藤は加入してすぐにフィットし、大迫も終盤には絶対的な存在になっていた。藤本も復帰し、これでボージャン・クルキッチリンコンが本領発揮すれば手をつけられない。

 

総合★★★★★

 

やっぱり豪華な面子ですよね。そして昨季の成功は、システムも含めて豪華な面子と戦術面での擦り合わせで上手く整理出来たのが大きかったと思いますし、補強を必要最低限に抑えたのにも手応えと自信を感じます(神戸の場合は夏に暴れる可能性も否定出来ないけど…)。過密日程となる今季も求められるのはスタメンとベンチの差を縮めていく事。それこそ菊池や初瀬のような突き上げがもっと増えれば、アジアを獲れるポテンシャルは秘めているかと。

 

 

 

次回、いよいよ最終回!広島福岡鳥栖回です。

 

 

Welcome Sanga Stadium !!

ではでは(´∀`)