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2022明治安田生命J2リーグ順位予想〜昇格争い…今年はプレーオフ復活!〜

サンガファンワイ、マジで去年上がれて良かったと切に思う。

 

どーもこんばんは

 

さてさて、J2順位予想やりますよ!!

 

 

 

なんてたって今年のJ2は降格してきたチームが4つもある訳で…いやほんと、どうしろって言うのよレベルに昇格候補が多い…。今年はプレーオフも復活しましたから、史上空前の昇格争いになってくるやもしれません。

前にJ1順位予想編を更新しましたので、当ブログとしての順位予想のスタンスなどについてはそちらからお読み頂けますと幸いです。

 

 

 

さて、順位予想にルール説明も何もないですからね。早速予想していきたいと思います。

 

 

Jリーグ開幕特集はこちら

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

 

では早速予想していきましょう。

 

1位 大分トリニータ

2位 横浜FC

3位 V・ファーレン長崎

4位 ジェフユナイテッド千葉

5位 FC町田ゼルビア

6位 ベガルタ仙台

7位 アルビレックス新潟

8位 徳島ヴォルティス

9位 ファジアーノ岡山

10位 モンテディオ山形

11位 大宮アルディージャ

12位 ヴァンフォーレ甲府

13位 水戸ホーリーホック

14位 東京ヴェルディ

15位 レノファ山口FC

16位 FC琉球

17位 栃木SC

18位 ブラウブリッツ秋田

19位 ロアッソ熊本

20位 ザスパクサツ群馬

21位 ツエーゲン金沢

22位 いわてグルージャ盛岡

 

 

 

冒頭でも言いましたが、サンガファンとしてマジで去年上がっといて良かったと心底思うほどには今年のJ2の順位予想は非常に難しいです。一応私の中では、昇格の可能性をある程度現実的に有しているチームは上の予想に当て嵌めると12位甲府までが該当すると思っていて、そうなってくるとちょうど半分が昇格の可能性を高く有している事になっちゃうんですよね。カオス…。

その点で大分を優勝予想にしたのは、天皇杯でもそれを実証したように組織として良いベースが確立されている中で、それを構成する主力がエンリケトレヴィサン以外全員残ったという事がやっぱり大きいです。昨季のJ1にしても最後は地力の差で降格を余儀なくされたとはいえ、片野坂知宏前監督の下で築いたモノがまるで通用していなかった訳じゃないですし、そんな片野坂監督の後任としての下平隆宏監督の招聘というのは限りなく理想に近いチョイスだったように思います。ヘッドコーチとして大分と下平監督の両方を知る岩瀬健コーチが帰ってきたのも大きなプラス。少なくともプレーオフにも行けないという未来は想像しにくいです。

 

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近年のJ2は戦術的なサッカーをするチームが急増したり、個性的な監督がその特性を存分に発揮するなど、タクティカルな面でもすごく見応えがあるリーグになりつつあると思います。それこそ一昨年の徳島だったり去年の新潟なんかはその典型ですよね。

一方で、じゃあ「昇格する為に一番必要な事」という視点で言えばちょっと話は変わってくるんですよ。若干前時代的な言い方になるかもしれませんが、昇格争いは時に「絶対的なGK」と「絶対的なストライカー」の存在だけで全てが解決してしまう事も往々にしてあるんですよね。特に昨季のJ2は特色のあるサッカーをして好成績を残したチームが大きくいる中で、結果的に磐田と京都が「2強」のような形で逃げ切れたのはやっぱりルキアンとピーター・ウタカの存在が余りにも大き過ぎたんです。逆に言えば、組織レベルでは本当に素晴らしいサッカーを見せた甲府や新潟が最後に届かなかったのはそこの差、と言っても決して言い過ぎじゃないんです。こういう現象は称賛も皮肉も混じる表現として「ストロングスタイル」と呼ばれる事もありますし、実際問題として、ストロングスタイルを前提に設計されたチームが勝てるような時代じゃないのは間違いありません。一定の組織性は間違いなく不可欠です。ただ一方で、いざという時にはストロングスタイルを発動できるチームが強いのは間違いありません。

そして、今季のJ2で最もその条件を満たしているのが横浜FCだと思うんですよね。瀬古樹や松尾佑介など複数の主力は退団しましたが、その上で昨夏に獲得した外国籍選手の慰留に成功し、そしてJ1ばりの大型補強まで敢行。これだけで十分昇格候補なんですけど、監督に札幌で監督・ヘッドコーチを歴任した四方田修平監督を招聘したのも大きなポイント。かつて岡田武史氏の薫陶を受けた四方田氏はこの4シーズンでミハイロ・ペトロヴィッチ監督から多くの事を吸収した訳ですが、そもそも札幌をJ1に引き上げて残留させた実績を持つ人物です。札幌をJ2に導いた2016年と残留させた2017年の時点で割り切って結果を出させるノウハウは結果として示せている訳で、前述の大分と横浜FCは限りなく満足に近いプレシーズンを過ごせたように思います。

 

 

 

プレーオフ圏内は堅いだろう…と思うのが長崎と千葉。特に長崎は今年も大型補強を敢行し、上で言ったストロングスタイルを長崎にやられたらひとたまりもないような陣容です。自動昇格予想には大分と横浜FCを据えましたが、長崎も最後までその争いには絡んでくると思います。千葉にしても昨季終盤の流れを維持しながらシーズンイン出来ればかなり見もの。この2チームの共通点はソリッドな戦術を敷ける監督がいる事で、ある意味では…それこそプレーオフ向きのチームではあるかもしれませんね。プレーオフは堅いというか、自動昇格の可能性が高めのゾーンに位置しているのはこの4チームだと考えています。

上で挙げた4チームはどの可能性では無いですが、町田は結構自動昇格のポテンシャルも低く無いと思うんですよ。ランコ・ポポヴィッチ監督の下で組織的なレベルも高くなって、軸となるメンバーも固まってきている。それゆえに吉尾海夏がマリノスに帰ったのは痛手でしょうが、効果的な補強も行った上で開幕直前になってヴィニシウス・ジュニオール菅沼駿哉も獲得。昇格する為のチームとしての条件は間違いなく満たしていると思います。

めちゃくちゃ久々のJ1となる仙台にしても、財政難に苦しむ中で思っていたより主力は残せた印象です。原崎政人監督が監督としてどこまでやれるかによっても変わってくるとはいえ、攻撃力をある程度どうにかさえ出来れば上位争いは十分に出来るしプレーオフには入ってくるでしょう。しかし、他の上位予想チームと比べると仙台にはややチームとして決め手に欠ける部分はあるかもしれません。

 

 

 

昨季と比べると少し厳しそうなのは山形と甲府。両者とも主力が複数抜けてしまいましたし、特に甲府は監督に加えてメンデス、中村亮太朗、泉澤仁野津田岳人がまとめていなくなった上に伊藤彰監督まで引か抜かれてしまった訳で。ただ、山形に関しては川井健太コーチは鳥栖の監督就任の為に退任しましたが、ピーター・クラモフスキー監督と渡邉晋コーチの組み合わせは楽しみかも。

逆にちょっと現段階で読みにくいのは新潟です。アルベル監督のFC東京監督就任に伴い、複数の主力がそれに追随する事も噂されましたがそれは何とか回避。松橋力蔵監督もアルベル体制のサッカーを引き継ぐ為の人選でしょうし、基本的には昨季のメンバーで挑めるという前提はありますが、松橋監督の手腕次第では大事故になるパターンもあれば、広島や川崎のように「理想的な引き継ぎ」に昇華させられる可能性もある。どちらのコースに転ぶかは開幕してみないとわからないかな…と思います。

最後の降格枠である徳島に関しては降格という結果にも関わらずダニエル・ポヤトス監督を続投させたのは良い判断であると同時に、去年のスタメンの大多数が移籍していった事を思うと、今年はチームとしての作り直しを余儀なくされるというか、テーマは再構築になってくるのかな…って印象でしょうか。どちらかといえば照準は来年に合わせるような。リカルド・ロドリゲス体制にしてもそれなりの期間は要した訳ですから、フロントとしてもある程度長い目では見ているように思います。

 

そしてやっぱり、何と言っても注目は岡山です。J1に昇格した京都でMVP級の活躍を見せたヨルディ・バイスを筆頭に積極的な補強を敢行し、監督には愛媛や山形で好成績を残した木山隆之監督を招聘。木山監督は初めてのJ1となった2020年の仙台では上手くいきませんでしたが、アレはピッチ外でのクラブの混乱に巻き込まれた部分は少なからずあったでしょうし、その手腕は昨季にG大阪のコーチに緊急就任した時に再証明しています。一年で昇格…まで行くのはさすがにしんどいでしょうが、ダークホースとして期待したい存在ではありますね。

 

 

 

残留争いに関して、この争いに絡んできそうなのは熊本・群馬・金沢・岩手の4チームかな…と思っています。

金沢については、昨年もギリギリで残留した経験値を今季も活かしたいところですが、ある種の神通力的なモノが若干切れかかっているフシを感じるところがあって。その事を踏まえると、まだ群馬や熊本の方が生き残れる可能性は高いかな…と。その辺りは新たに群馬の監督に就任した大槻毅監督の調整力や、組織的な完成度を構築させられる熊本の大木武監督辺りの手腕に期待したいところですね。後は秋田に関しては、昨季のスタイルに対する耐性が他のJ2クラブにどこまで浸透しているか…は一つのポイントになってきそうです。

 

 

 

さぁ、今年は去年よりも多分カオスな気がします。世界屈指のカオス系エンタメリーグを今年も追い続けたいですね。

 

 

超こってり美味しかったで。

ではでは(´∀`)