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ストーミング〜明治安田生命J1リーグ第5節 名古屋グランパスvs柏レイソル マッチレビュー〜

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夜はF1、明け方クラシコ

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第5節、名古屋グランパスvs柏レイソルの一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も始めたので是非聴いてみてね

 

開幕前は苦戦が予想されながらも、蓋を開ければここまでの4試合で3勝1敗。第2節では横浜FM相手に快勝するなど、柏はここまで充実したスタートを切ってきました。昨季の大苦戦から一転、若手の躍動も目立ちながら、少なくとも開幕ダッシュとしては文句なしでしょう。今日も勝利し、川崎の後をしっかりと付けたいところです。

対する名古屋は新たに長谷川健太監督が就任し、ここまでの3試合では1勝1分1敗。昨季までのマッシモ・フィッカデンティ体制で培った守備のベースを基に、今季はファストブレイクを中心とした攻撃の破壊力をもっと身に付けたいところですが、ここまではその型みたいものはある程度ピッチでも出せていると思います。共に今年はクラブ創立30周年の記念すべきシーズン。メモリアルイヤー同士の対戦であり、J1での通算勝利数が2位の長谷川監督と4位のネルシーニョ監督という名将対決です。

両チームスタメンです。

 

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名古屋は前節川崎戦からスタメンを3人変更。ここまでの3試合では酒井宣福が務めたワントップは今日は金崎夢生が起用され、開幕から右・相馬勇紀と左・マテウスだった両サイドの左右を入れ替え、CBには前節を怪我で欠場したチアゴが復帰しました。そして吉田豊が2020年以来のメンバー外となり、左SBは森下龍矢が起用されています。

柏も名古屋と同じく前節福岡戦からの変更は3人。ドウグラスと椎橋慧也が欠場となった為、今季はインサイドハーフで起用されていた小屋松がFW起用。そしてアンカーにはドッジが今季初先発となりました。

柏ユース出身の中谷進之介と名古屋でプロデビューした小屋松知哉にとってはそれぞれ古巣戦です。また、京都橘高校のチームメイトとして第91回高校サッカー選手権で同率得点王になった仙頭啓矢と小屋松は、プロ入り後も京都や鳥栖でチームメイトだった期間が長かったので今日が初対戦となります。

 

本日の会場は愛知県豊田市豊田スタジアムです。

稀に静岡スタジアムエコパが使われる事もありますが、東海地方で日本代表戦を行うとしたら大体ここ。日本で2番目の規模を持つ球技専用スタジアムも去年が開場20周年となりましたが、サッカーファンからの支持は今なお根強いものがあります。今日の試合は「ブラジル祭り」として開催され、シュラスコを始めとして様々なブラジル料理がスタグルとして登場。場内にもブラジルミュージックが流れるとか。

ちなみに、ネルシーニョ監督にとって名古屋は2003年途中から2005年途中まで率いた古巣です。2005年は残留争いに巻き込まれて9月に解任されてしまいましたが、名古屋の監督として最後に勝利した相手が他でもない柏でした。

 

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試合は開始早々に動きました。今季は開幕から撤退してハイプレスを実践している柏は、仙頭啓矢のファーストコントロールが乱れたところを見逃さずにボール奪取。そのまま一気に前線に駆け上がると、最後は細谷真大が中谷進之介のプレッシャーを受けながらも見事に決め切って柏が6分という段階で先制。

 

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ですが押し込んで行ったのは名古屋で、先制されてからも立て続けに惜しいシュートを数本放つなど攻撃のリズムは良く回っていました。そんな中で18分、敵陣でボールを回すと前線に上がってきた宮原和也にボールが渡り、その宮原の縦パスを金崎夢生ポストプレーで落とすとマテウスがダイレクトで叩き込んですぐさま同点。今季から10番を背負うマテウスはこれが今季初ゴール。

 

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同点直後にも裏に抜け出した仙頭啓矢が決定的な場面を迎え、23分にもマテウスの鋭いフリーキックレオ・シルバが飛び込むなど立て続けに決定的な場面を迎えますが、GKキム・スンギュのセーブもあっていずれも惜しくもゴールには至りません。

 

30分過ぎくらいからは柏も徐々に自分達でもボールを持てるようになり、細谷のスピードを利用して抜け出すなど名古屋守備陣に脅威を与え続けましたが基本は名古屋ペース。前半アディショナルタイムには右サイドを突破したマテウスのクロスにフリーで金崎がヘディングシュートを放ちますが、これはキム・スンギュのスーパーセーブで前半は1-1で終了。

 

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後半最初の決定機は柏でした。名古屋の方がボール保持の時間も長く、ラインも高く保ってはいましたが…自陣からドッジがドリブルで持ち運ぶと、細谷を経由して小屋松が抜け出してシュート。しかしこのシュートはGKランゲラックに僅かに触れてポストに。

 

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後半は柏の流動的な攻撃が目立ち、ここからの柏は次々と決定的なチャンスを迎えるようになりました。60分には長短織り交ぜた見事なパスワークで右サイドを崩すと抜け出した川口尚紀がグラウンダーのクロス。オーバーラップしてきた大南拓磨のシュートはランゲラックが弾くと、続くこぼれ球に反応した小屋松のシュートはチアゴがカバー。更に62分の小屋松のシュートもランゲラックがスーパーセーブで防ぎます。

 

なんとか修正を図りたい名古屋は61分に酒井宣福阿部浩之、67分には藤井陽也と18歳の甲田英將と交代カードを立て続けに4枚切ってきます。しかし名古屋ペースだった試合も柏の攻撃ターンが長くなっていき、名古屋は完全に柏に押し込まれていく形に。

終盤は柏ペースの試合の流れのままで、両者とも決定的なチャンスを創出するまでにはなかなか至らず。結果的に名古屋は前半、柏は後半の最初の方に相次いだ決定機を逃し続けた事が響く形で1-1のドローとなりました。

 

 

 

前半の主導権を握っていたのは名古屋でしたけど、どちらかといえば試合を通じて、名古屋が本来のゲームプランというか…目指す形に近いことをやれていたのは柏だったようにも見えました。名古屋からすれば、前半は良い攻撃の形を何度も前半は作れたのは間違いなく好材料でしたが、当初の計算よりもボールを持てて、かつ高い位置でプレー出来た事は結果的に後半のポジションバランスを崩す結果に繋がった部分も多少あるのかなと。

その意味では柏の方が、ライン設定はいつもより低くならざるを得なかったものの、ドウグラスのポジションに小屋松を入れた事でやろうとしているコンセプトは更に色濃く出たような気はします。2点目を取れなかったところにドウグラス欠場の影響は見てとれましたが、今季の柏の状態の良さは存分に出す事が出来ていたのではないでしょうか。どちらにとっても勝てるチャンスはいくつかあった試合でしたが、ポジティブな印象でドローを消化できたのは柏の方でしょう。

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第5節

横浜F・マリノス0-0サガン鳥栖

清水エスパルス0-0ヴィッセル神戸

京都サンガFC0-1FC東京

ガンバ大阪2-3アビスパ福岡

サンフレッチェ広島0-2川崎フロンターレ

鹿島アントラーズ2-1湘南ベルマーレ

浦和レッズ4-1ジュビロ磐田

セレッソ大阪2-2北海道コンサドーレ札幌

名古屋グランパス1-1柏レイソル

 

 

J1第5節終了時点

1位 川崎フロンターレ(16)

2位 横浜F・マリノス(12)

3位 鹿島アントラーズ(12)

4位 柏レイソル(10)

5位 FC東京(9)

6位 浦和レッズ(7)

7位 サガン鳥栖(7)

8位 セレッソ大阪(6)

9位 アビスパ福岡(6)

10位 名古屋グランパス(5)

11位 北海道コンサドーレ札幌(5)

12位 ジュビロ磐田(5)

13位 ガンバ大阪(5)

14位 清水エスパルス(5)

14位 京都サンガFC(5)

16位 ヴィッセル神戸(4)

17位 サンフレッチェ広島(3)

18位 湘南ベルマーレ(2)

 

 

どこかで仮眠は取ろう…

ではでは(´∀`)