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圧で押し切って〜明治安田生命J1リーグ第7節 アビスパ福岡vsサガン鳥栖 マッチレビュー〜

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あー抽選会…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第6節、アビスパ福岡vsサガン鳥栖の一戦です。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

……金曜日です。

全日本人がこの後の抽選会にソワソワしている中で、非常にヒリヒリしたダービーマッチが金曜の夜、フライデーナイトに火花を散らします。

2012年、福岡と鳥栖は入れ替わるような形で、そのカテゴリーを推移しました。鳥栖にとっては初めてのJ1だった訳ですが、あれから10年……未だに降格のない鳥栖は、もはや誰もが認める「J1のチーム」。Jリーグ全体で見ても長い方の歴史を持つ福岡にとって、気がつけば自分達が鳥栖を追う立場になっていたのは屈辱だった事でしょう。

ただ、その潮目は今年から変わります。昨年のダービーはまだ、2016年みたいに一年だけのものだったかもしれませんが、福岡も昇格組の看板を外し、ようやくJ1とJ1としての九州ダービーがはじまります。始まります。突き放すか、抜き返すか…歴史の分岐点にもなるかもしれないダービーです。

両チームスタメンです。

 

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福岡は初勝利を挙げた前節G大阪戦からはFWを1人だけ変更。G大阪戦で先発に抜擢したフアンマ・デルカドからルキアンに戻しました。

一方の鳥栖前節横浜FM戦からスタメンを2人変更。宮代大聖が復帰してからはスタートを宮代、途中から垣田裕暉のパターンが多かったですが、今日は逆に垣田をスタートで起用しました。

 

本日の会場は福岡県福岡市、ベスト電気スタジアムです。

今年から開幕したラグビーリーグワン3部に所属する九州電力キューデンヴォルテクスの本拠地であり、2019年にはラグビーW杯の会場にもなるなど、ラグビーの舞台としても有名な同球技場です。ベスト電器はヤマダデンキへの吸収合併が決まりましたが、スタジアムのネーミングライツは2023年2月の契約満了まではベスト電器スタジアムのまま運営されるとの事。

九州ダービーだという事、今日は金J…フライデーナイトJリーグとしての開催だという事もありプレゼントも様々。「福岡が勝つ!」とののフレーズを合言葉に、その言葉が記載されたマスクやハリセンが先着でプレゼントされる他、限定タオルも抽選でプレゼント出来るチャンスも。また、鳥栖側で入場する観客には「鳥栖が勝つ!」のバージョンのハリセンがプレゼントされるそうで。他にも、スタジアムグルメの中でカツにちなんだ商品の包装も特別パッケージになるとか。

 

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前半から如実に「らしい」試合満開となりました。ボールを常に握っていたい鳥栖に対して、福岡はチームとして元々ボールを持たれること自体はさほど抵抗のないチーム。試合はある意味、そういった構図の下でずっと進んでおり、ポゼッションしながらじわじわとラインを上げていく鳥栖を福岡が迎えるような構図で時間が経過します。

 

その姿勢と構図が福岡に転んだ場面になったのが22分、中村駿の自陣からのボールを受けた田中達也は左サイドから中へのルートをドリブルで独走。徐々にコースを内向きにカットインしながらミドルシュートを放ちます。福岡の狙いが凝縮されたようなロングカウンターではありましたが、これはGK朴一圭が好セーブ。前半は0-0で終えます。

 

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後半最初の決定機も福岡でした。左サイドをドリブルで抉った田中のクロスを、ファーサイドに走り込んだジョルディ・クルークスが左脚のインサイドキックで合わせますが…上手くミートしなかったシュートはDFのブロックに遭います。逆に53分には堀米勇輝の浮かしたパスを垣田裕暉がポストプレー。リターンを受けた堀米のシュートは今度は福岡のGK村上昌謙がビッグセーブ。

 

しかし後半は確実に福岡ペースで試合が動いていました。福岡は63分に札幌から獲得したばかりの柳貴博を投入。そして70分、右サイドに大きく展開してからドリブルで持ち上がったクルークスのマイナス気味の折り返しに反応したから混戦となり、ルキアンもDFと交錯する形で上手くシュートを打てませんでしたが、そこに中村が突っ込んできて福岡先制……かと思われましたが、中村のシュートはVARによりゴールならず。77分にもCKからドウグラス・グローリのヘッドは僅かに枠を逸れ…。

 

後半は予想以上の劣勢を強いられた鳥栖も、73分に小野裕二を投入して以降は試合のペースをやや戻していきます。福岡の攻撃機会が多い展開は変わらなかったながらも、終盤はかなりオープンな試合展開に飲み込まれていきました。結局、両チームともゴールが最後まで決まる瞬間は訪れず。白熱の九州ダービーは0-0のスコアレスドローに終わりました。

 

前半からチャンスが多かったのは福岡の方だったとはいえ、後半に入ってあそこまで一方的に福岡が攻め込む展開になったのは少し意外でしたね。やはりスピードやチームとしてのパワーなどストロングが明確なチームなだけあって、上手くサイドに広くボールを持てるようになってからはチャンスに繋がる確率も自然と増えていったのかな…と。中村のゴールが取り消されたので無得点に終わりましたが、前節G大阪戦から攻撃の糸口は着実に点と線が繋がりつつある印象は感じます。

鳥栖もスタンスとしてはいつも通り、格段に何かが悪かった試合ではなかったとは思いますが、特に後半は目に見えて福岡の圧に押されたような形ですね。それでもよく展開として耐えられたと思います。

 

 

阪神さんさぁ…

ではでは(´∀`)