RK-3はきだめスタジオブログ

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うちの母が谷口彰悟の顔を見て「彼女に似てきた?」と仰いました〜明治安田生命J1リーグ第11節(延期分) ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレ マッチレビュー〜

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昨日の阪神、湯浅のピッチングで勝利を確信したのは私です

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第11節(延期分)、ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレの一戦です。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

本日はACLに参加していた4チームが、彼らがACLに参加していた際に行われた第11節の延期分が開催されます。残りの14チームはルヴァン杯グループステージを戦っている中で行われます。

 

 

アンドレス・イニエスタという絶対的な存在に、大迫勇也、山口蛍、武藤嘉紀酒井高徳といった日本を代表するプレイヤーを揃え、人件費は言うまでもダントツ……そんな神戸にとってここまでは地獄のような日々だった事でしょう。セルジ・サンペールや藤本憲明のような長期離脱者のみならず、イニエスタや大迫、武藤など怪我人が大量発生していたという要素はあったとはいえども、それでも開幕11戦未勝利というのは異常な低迷でしたし、今もその低迷から抜け出せた訳ではありません。

 

 

しかし開幕10戦未勝利となり、そしてミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の就任のタイミングで集中開催のACLが組まれたのは、ある意味では二次キャンプ的な意味合いにもなって神戸には救いだったのかもしれません。試合数も減りましたし。帰国初戦のG大阪戦こそ敗れたものの、前節は鳥栖に勝利してようやく今季初勝利。少なくとも最悪の状況からは這い出た感はあります。対する川崎は、ある種神戸とは対照的にACLではグループステージ敗退の憂き目をみました。それでもリーグでは快調に飛ばしており、帰国後も清水と福岡に2連勝。鹿島と横浜FMと共に2位として首位争いを引っ張っている状況です。去年は躍進した神戸ですが、思えば去年…その躍進のきっかけは、他でもないホームでの川崎戦での同点劇だったという見方も出来ます。一方の川崎は、今季少し失われつつあるリズムをなんとか取り戻そうとしているところ。それぞれにとって立ち位置に戻る為の一戦です。

両チームスタメンです。

 

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川崎は前節からスタメンに変化はありません。神戸は槙野智章に変わって出場停止明けの菊池流帆がスタメン。神戸は大迫勇也がコンディションの問題もあってベンチからも外れています。

神戸はアンドレス・イニエスタをトップ下にして、大崎玲央と山口蛍がWボランチを組む形の4-2-3-1を今日も採用。川崎はACLから帰国して3試合目となりますが、その3試合全てで同じ先発・同じベンチメンバーで挑みます。

 

本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。

神戸のホームゲームの試合前に、スタジアムDJの方がよく「日本サッカー発祥の地」というフレーズを用いますが、これは神戸の御影師範学校(神戸大学の前身の一つ)で結成されたチームが日本人のみで結成された最初のサッカーチームである事に由来しています。ただし、外国人も含めて日本で最初に行われたサッカーの試合という点では「神戸説」と「横浜説」の二つがあったり。どっちも港町ですしね。

そういう背景があった中で1970年に開場した神戸市立中央球技場は当時の日本では数少ない球技専用会場かつ、サッカーの大会における西日本の起点として長らく重宝されてきました。そして日韓W杯の神戸開催向けて、神戸市立中央球技場を取り壊して建設されたのがこのノエビアスタジアム神戸という訳です。…なんで急にこんな話してるんだろう…。

 

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ファーストシュートこそ山口蛍のボレーに始まりましたが、基本的には川崎が常に神戸に圧力をかけ続けていくような試合展開で試合は進んでいきます。家長昭博がやや内寄りなポジションを取る中でマルシーニョと山根視来にボールがよく入り、8分にはオーバーラップした佐々木旭のマイナスのクロスをレアンドロ・ダミアンがアウトサイドで技アリシュート。しかしこの一撃はポストに直撃。

 

しかし20分を過ぎたあたりからは神戸が盛り返していきます。21分には汰木康也のパスを受けた郷家友太が右脚を振り抜き、GKチョン・ソンリョンに阻まれながらもチャンスを一つ作ると、今度はそのCKを菊池が頭で合わせるなどシュートチャンスを増やしていきます。それ以前にはなかなかイニエスタにボールが収まる場面は少なかったですが、そういう場面も徐々に増えてきた事で試合の流れは少しずつ神戸に傾いていきました。36分にはイニエスタが惜しいキュートを放つも僅かに枠外。前半は0-0で終えます。

 

 

神戸にこの日最大の決定機が訪れたのは後半のファーストプレーでした。自陣からのロングボールが絶妙な位置に落ちると、川崎DFラインの背後で完全にフリーの構図になった汰木が一気にドリブル突破。GKと1対1の場面を作りましたが、最後のタッチが上手くいかなくてシュートはチョン・ソンリョンに防がれます。しかし48分にも神戸が左から攻め込むと、武藤の縦パスに中に入った郷家がヒールで落とすと走り込んだのは山口。これも枠の上に飛んでしまいますが、後半最初のリズムは神戸が生み出していました。

 

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後半はかなり劣勢の立場に追い込まれた川崎は63分にダミアンと遠野大弥を下げて知念慶とジョアン・シミッチを投入。神戸がショートカウンター気味に打開する場面が増えた事で、橘田健人をインサイドハーフに上げる事で流れを厄災しようと試みます。そこからは今度は川崎が押し戻すなど、流れの推移まで文字通り前半とは真逆の試合展開に。

 

神戸が73分にイニエスタと郷家を下げて井上潮音と小田裕太郎を入れると川崎も直後に宮城天と小林悠を投入。すると神戸はリンコンボージャン・クルキッチを立て続けに送り込んで1点を何とかしてもぎ取りに行こうとします。

アディショナルタイム川崎は左サイドからクロスを入れるとファーサイドの山根がシュートを放つもこれは前川黛也が阻止。しかしそこで得たコーナーキック途中出場の小塚和季の右からのクロスボールに合わせたのはキャプテン谷口彰悟!!!!

今季はうまくいかないことが多いながらも、基本的に個のクオリティは高い選手が多く揃う両チーム。最後まで締まったぶつかり合いを堪能できる試合でしたが、最後の最後に美味しいところは前年度王者が持っていきました。川崎はリーグ戦4連勝。そして4戦連続のクリーンシートです。

 

 

 

神戸もロティーナ体制になって、なんというか…それこそ3月のようなぐちゃぐちゃ感からはだいぶ改善されていて、戦い方自体は整理されてきたのかな…と感じる試合ではありました。だからこそ前節鳥栖に勝てたみたいな部分もある訳ですし、前半の中頃から後半の立ち上がりにかけては神戸の試合だったと言っても良い内容でしたし。特に後半開始早々の汰木の決定機は少しラッキー要素もあったとはいえ、その直後の山口のシュートに至る流れは美しかったですし、そういうパターンを繰り出せるようになったのは一つの成果でしょう。

ただ……やっぱり、内容的に苦しくても勝ってしまう川崎というか。今季の川崎って、結局今日も内容では神戸寄りだったと思いますけど、引き分けたG大阪戦や磐田戦しかり、他にも勝った試合にしても、川崎の方が劣勢で進んだはずなのに勝ったのは川崎…みたいな試合がだいぶ多くなってるんですよね。なんというか…この表現が正しいのかどうかはわかんないですけど、川崎に去年一昨年のような「絶対感」と「圧倒感」が落ちてきているのは間違いない。ただ、ある種鹿島的な強さは彼等に身につき始めているのかな…と。じゃあなおさらACL勝ってほしかった気とありますけど。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第11節

5月3日(火)

名古屋グランパス1-1京都サンガFC

サンフレッチェ広島1-2柏レイソル

鹿島アントラーズ3-1ジュビロ磐田

湘南ベルマーレ1-4清水エスパルス

サガン鳥栖1-1セレッソ大阪

アビスパ福岡5-1FC東京

5月4日(水)

ガンバ大阪0-0北海道コンサドーレ札幌

5月18日(水)

ヴィッセル神戸0-1川崎フロンターレ

浦和レッズ3-3横浜F・マリノス

 

 

明治安田生命J1リーグ第13節終了時点

1位 川崎フロンターレ(29)

2位 鹿島アントラーズ(28)

3位 横浜F・マリノス(25)

4位 柏レイソル(20)

5位 サガン鳥栖(19)

6位 サンフレッチェ広島(18)

7位 FC東京(18)

8位 セレッソ大阪(17)

9位 京都サンガFC(17)

10位 ガンバ大阪(17)

11位 北海道コンサドーレ札幌(17)

12位 アビスパ福岡(15)

13位 名古屋グランパス(14)

14位 ジュビロ磐田(14)

15位 浦和レッズ(13)

16位 清水エスパルス(13)

17位 ヴィッセル神戸(7)

18位 湘南ベルマーレ(7)

 

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今日のもう一試合、浦和vs横浜FMの試合は好調のマリノス宮市亮Jリーグ初ゴールなどで前半だけで3点を先取。しかし後半に入ると流れが一変し、キャスパー・ユンカーのハットトリックで同点に追いついた浦和が試合を引き分けに持ち込んでいます。

ACL組の3週間のリーグ離脱による影響もあって試合数が揃わない時期が続いていましたが、今日の2試合を以って全チームの試合数が揃う形となりました。その結果、神戸に勝利した川崎が鹿島を抜いて首位に浮上。横浜FMに引き分けに持ち込んだ浦和が得失点差ながら降格圏を脱出しています。

 

 

浦和vsマリノスの試合のカラーリング完璧すぎて笑った。

ではでは(´∀`)