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それぞれのスタートに〜EAFF E-1選手権第1戦 日本代表vs香港代表 マッチレビュー〜

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京都橘から岩崎さんが最初に行くとは…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューEAFF E-1選手権2022第1戦、日本代表vs香港代表の一戦です!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

カタールW杯の開幕まであと4ヶ月。サッカー選手のみならず、一度でもサッカーの道を志した者全てが憧れる舞台はもう目の前に迫っています。

そんなW杯を前に行われるE-1選手権は、その大会の性質的にもまさしく国内組にとってのラストチャンスです。昨今の日本サッカーの流れ的にも、やはり海外に行く事が日本代表への道になっている今、この舞台はJリーグ組の名手達が日本代表スタッフに対して己の存在を誇示する重要な機会。実際問題、W杯への滑り込みは難しかったとしても、ここでのパフォーマンスはこの先のパリ五輪や2026年の北米W杯にも繋がってくるはず。チームとして以上に、個々がどれだけ自身の価値を示せるか、そして高められるか…それが問われる一戦です。

両チームスタメンです。

 

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日本は今日は4-1-2-3ではなく4-2-3-1のシステムを編成しました。初出場は鈴木彩艶、藤田譲瑠チマ、水沼宏太、西村拓真、町野修斗の5人。中盤は藤田と岩田智輝のWボランチに西村をトップ下に置く、彼らが所属する横浜F・マリノスと全く同じ形を敷いてきました。

尚、横浜FMの7人に次いで6人を代表に送り込んだサンフレッチェ広島の選手は、J1第22節京都戦から中1日というスケジュールも考慮して出場回避となっています。

 

 

 

本日の会場は茨城県鹿嶋市茨城県立カシマサッカースタジアムです。

Jリーグでもお馴染み、鹿島アントラーズのホームスタジアムですね。今日は日本代表戦としては初めて声出し応援の実証実験の対象試合となっており、収容人数に制限を設けた分、ゴール裏の一部エリアで声出し応援が認められる形となりました。日本国内の代表戦で声出し応援が実施されるのは2019年11月のベネズエラ戦以来となっています。

E-1選手権の開催国は日本→韓国→中国の順番で持ち回り先になっており、前回大会は韓国開催だった事から今回は中国開催の予定になっていました。しかし中国の感染状況の悪化により、急遽繰り上げの形で日本開催で今大会は行われます。第2戦と第3戦は名古屋グランパスのホームである豊田スタジアムで開催。女子は1試合を除いて全試合がカシマスタジアムで行われ、この試合の前に行われたなでしこジャパンと韓国の試合は2-1で日本が勝利を収めました。

 

 

試合はいきなり動きます。開始2分、日本はペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得すると、これを相馬勇紀が直接叩き込んで日本が先制。幸先の良い先制点は、日本にとってかなり久し振りとなる直接FKから生まれました。

 

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その後は想像よりも香港がアグレッシブにプレスをかけて攻撃意識を見せてきたこともあって、少し日本もバタバタするような場面が多少ありましたが、時間経過と共に日本も少し落ち着くとそこからは完全に日本が試合を制圧する展開に。

 

20分には右サイドでボールを持った山根視来がクロスを上げると、まさしく今季ブレイクを果たした町野が頭で上手く合わせて2点目。さらにその直後にも、相手のクリアが乱れたところを拾った相馬のパスに西村が反応して立て続けにリードを3点に広げます。

前半終了間際には藤田のパスを受けた西村が豪快にミドルシュートを決めて4-0。初出場選手がしっかりと得点に絡み、日本は4点リードを得て前半終了。

 

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後半から日本は谷口彰悟を下げて中谷進之介を投入。後半立ち上がりは前半と同じく、少し香港がギアを入れてくるような場面はあったものの、55分には右サイドを突破した山根の鋭いクロスに相馬がヒール気味に巧みに合わせて5-0。更にその直後、57分には今度は水沼のクロスに西村が合わせ、シュートこそGKに阻まれましたが、こぼれ球に詰めた町野のゴールでいよいよ6-0!

 

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64分には1年ぶりの代表となる脇坂泰斗、10年ぶりの代表となる宮市亮武藤嘉紀の負傷による追加招集で初招集となった岩崎悠人を同時に投入。74分には大南拓磨も代表デビューさせます。

スコアは6-0からは動かなかったものの、途中から出た選手達も随所に好プレーを発揮しながらチャンスを創出。試合はそのまま終了し、Jリーグオールスターズの船出を6-0の圧勝で飾りました!

 

 

 

まぁ、この試合の評価をどうするかというか、E-1というよりこの香港戦の定義を何とするか…みたいなところはちょっと難しいと思うんですよね。勝利やスコア、或いは内容をどこまで額面通りに受け取るべきなのか、と。

ただ、香港も思っていた以上に前への積極性を見せて、日本に対しての攻撃意識をはっきりと見せてきた中で、しっかりいなすように6-0というスコアに持っていたのは良かったです。個々のパフォーマンスも、特に右サイドからの攻撃から何回もチャンスを作りましたが、それぞれが「何を評価されてここにいるのか」という部分はしっかりと発揮してくれていたと思います。

 

今日出ていたメンバーが、これから自分が日本代表にどれだけ絡めるかの評価にダイレクトで関わってくるのは次の中国戦、韓国戦になってくるのは本人達が一番良く理解しているはず。その第一歩というか、最終試験のスタートのような試合としては、なかなかに手応えのある90分になったのではないでしょうか。

 

 

ガラガラやったな…

ではでは(´∀`)