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あるある〜EAFF E-1選手権2022第2戦 日本代表vs中国代表 マッチレビュー〜

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そういえば今日パリ公開練習か

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューEAFF E-1選手権第2戦、日本代表vs中国代表の一戦です!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

初戦の香港戦は実力差を示す形で6-0で快勝。2013年大会以来2度目の優勝に向けてまずは幸先の良いスタートを切り、得点を挙げた西村拓真や町野修平、他にも水沼宏太など代表デビュー組も存在感を見せてくれました。

今日の相手となる中国はW杯の最終予選にも進出したチームですが、その時とは異なり今回はどちらかと言えばU-23代表チームにフル代表の選手をオーバーエイジ的に加えたチーム編成になりましたので、日本としては香港戦同様に個々の内容と圧倒が求められる試合で、ある意味では如何に自分達でこの試合の絶対ハードルを高く保てるかが重要ポイントになってくるでしょう。本当に評価に関わってくるのは最後の韓国戦ですから、誰がその韓国戦に出られるか…それを巡る90分、みたいな意味合いもありそうです。

両チームスタメンです。

 

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日本は香港戦からスタメンを全員変更。香港戦は欠場した広島勢も今日の試合から合流し、代表デビューとなるのは小池龍太、荒木隼人、野津田岳人、細谷真大の4人となります。また、代表メンバー発表後に海外移籍を発表した橋本拳人も今大会はチームに残り、今日の試合でスタメンにも選ばれています。最近は4-1-2-3を使用している日本代表ですが、今大会では香港戦に続いて4-2-3-1のシステムです。

中国は前述の通り、フル代表というよりはU-23代表のチームにタンロンとジャン・グアンタイの2人をオーバーエイジ的に加えた形になっており、監督もA代表のリー・シャオポン監督ではなくU-23のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督が務めて今大会に臨みます。

 

本日の会場は愛知県豊田市豊田スタジアムです。

お馴染み、名古屋グランパスのホームスタジアム。中谷進之介と相馬勇紀にとっては本拠地でのスタジアムで、宮市亮にとっても地元での凱旋試合という形になりました。近年の日本代表戦は球技場で行われる傾向が強くなっているので、メインは埼玉スタジアム2002開催ですが、豊田スタジアムガンバ大阪のホームであるパナソニックスタジアム吹田が代表の準ホーム的な扱いを受けつつあります。前身の東アジア選手権を含めると、E-1選手権の日本での開催は今回で4回目となりますが、関東圏以外のスタジアムが会場になるのは今大会が初めてですね。

尚、開場当初は可動式の屋根を持つことが特徴の一つなっていましたが、余りにも費用が嵩むという事で2015年以降は原則としめ屋根の開閉は行わないようにしており、現在は工事によって屋根を開けっ放しの形にするように改修が進められています。

 

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前半から低い位置でブロックを組んでかなりリトリートな布陣を敷いてきた中国に対し、日本は常に優位な立ち位置でボールを繋ぎながら、ミドルゾーンを中心にゲームを組み立てながら活路を見出していきます。その中で橋本・野津田・脇坂泰斗の中央の3人が上手くゲームを組み立てながら、徐々に右サイドの小池のところからチャンスを創出していこうとしますが、なかなかフィニッシュのところを崩し切れません。

 

中国がかなり固めてきた事で日本はなかなか細谷にまで良いボールを入れられる機会は多くはなかったものの、その分橋本や脇坂がシュートに至るまでの積極性を見せており、序盤には惜しいシュートも。前半終了間際には宮市のクロスに森島司がピンポイントで合わせましたが、前半からいくつか好セーブを見せているハン・ジャチーの正面に飛んでゴールならず。前半は0-0で終えます。

 

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メンバー変更なしで迎えた後半、いきなり決定機を迎えます。53分、右サイドでボールを持った脇坂がエリア内にアウトサイドで絶妙なパスを送ると、ファーストタッチで抜け出した細谷が右脚を振り抜くも…シュートは枠を大きく超えてゴールならず。細谷は62分にもカットインから良いシュートまで持ち込みますが、これもGK正面。

 

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すると62分に町野修斗と杉岡大輝、69分に代表デビューとなる満田誠、81分に相馬勇紀と西村拓真を投入し、香港戦で活躍したメンバーを送り込みながら日本は攻勢に出て行きます。逆に81分には中国にカウンターを喰らうような場面もあり、引いた相手と戦う上で絶妙な嫌な展開に。

 

それでも日本は中国のカウンターを押し返す形で再び盛り返し、84分には相馬が左サイドを抉ったところから鋭い折り返しを入れると、ニアサイドに飛び込んだ西村が合わせるも…これも僅かに枠の左へ。アディショナルタイムには満田が右から折り返し、エリア内での混戦から最後は橋本がシュートに持ち込みますがこれもゴールならず。最後までネットを揺らせなかった日本。中国相手に0-0の引き分けに終わっています。

 

 

 

香港戦では相手が想定よりも前に来てくれていたのに対して、今日の中国は…彼らの初戦である韓国戦で完敗した影響もあったのか、スタンスとしては完全に引き分けOKみたいな形でしたし、それに対して日本がどう対応するか…という構図になったところが一つのポイントでした。その点で言えば、単に中国の戦術に屈したというよりは、ミドルゾーンでの崩しからサイドに展開したり、その中で中国守備陣に対する揺さぶりを仕掛けるようなアプローチは出来ていたと思います。

文面にするとあまり高い評価にならないのは結果が結果がなので致し方ないですが、そもそも今大会のテーマがチャレンジ的な要素が強いことを踏まれると、そこまで悲観的に捉える必要はないとは思っています。ただ、中国に最後まで得点を取れずにタイムアップを迎えた事実がある以上、そこは各々が課題として自覚してこれからを戦わないとならないところはあるでしょう。崩すまでは出来た。そこから先が届かなかった……ディテールの難しさは見た試合でしたね。

 

 

明日はガンバだ!

ではでは(´∀`)