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KING IS COMING〜第24回JFL第23節 鈴鹿ポイントゲッターズvs東京武蔵野ユナイテッドFC スポーツ観戦日記〜

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F1、鈴鹿GPが迫って参りました。

 

あたし、楽しみです。

 

なんてったって私、2021年のシーズンからF1を見始めたピチピチのF1初心者なんですよね。

で、去年のF1日本GPは中止になってしまったと。だから今年はF1をちゃんと見るようになってから初めての鈴鹿なんですよ。10月9日。いやぁ楽しみだ。

 

 

 

……他方、9月25日。

鈴鹿の名を冠するサッカーチームが、三浦知良キングカズを引き連れて京都にやってきました。

 

はい、本日のスポーツ観戦日記、第24回JFL第23節、鈴鹿ポイントゲッターズvs東京武蔵野ユナイテッドFCの試合の観戦日記でございます!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

この日はちょうど代表ウィークなんですよ。で、12年間サンガのJ2生活を見ていた者として驚きだったんですが、J1って代表ウィークに試合がないらしいんですよ。びっくりですねぇ…。

まぁ、そんなこんながあって、せっかく京都に来てくれるし、そういえばJFLって現地で見た事ないし、そしてキングカズ来るし。せっかくだしって事で観に行かせていただいた次第です。

 

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かめきた広場で購入したつぶ貝串と共に入場。

やっぱり普段のJリーグよりはどことなくほんわかした空気感。良い意味でのどかな感覚で入場していきました。

 

この日はメインスタンドの中央エリアのみ指定席で、その他は自由席。後々知ったんですけど、指定席には武藤嘉紀藤本憲明が来てたみたいですね。移動中の道中でガンバのファン感を公式YouTubeで見ながら辿り着いたサンガスタジアム、陽射しがとにかく強い…!(バックスタンドに陣取ったのが全ての要因)

 

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亀岡市長の桂川さんという京都市民なら混乱不可避のお名前と冠を持つ市長さんのご挨拶を経て試合開始。

カズはベンチスタートでしたが、平出涼とか中里崇宏とかちょこちょこ知ってる名前も多くて。橋本晃司や和田篤紀はベンチメンバーに入ってませんでしたね……和田も何気に古巣戦だったけど。

 

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試合全体としては武蔵野のペース。しっかりビルドアップしつつ、ポゼッション主体で武蔵野が上手く攻めていきました。

対して鈴鹿はGK岩橋力哉が好セーブを連発。基本的に試合の主導権は武蔵野が握り続けており、鈴鹿は割と耐える時間の方が長かったんですけど、カウンターの狙いどころなんかはしっかりとしていたからか、攻撃のターンさえ獲得できれば結構チャンスまで直結させるシーンも多かったです。武蔵野のゲームではありながらも、鈴鹿も勝ち筋を見せられていたような展開で前半は0-0。

ちなみにこの日、やっぱり普段のJリーグとは趣が少し違うゲームですから、スタジアムに色んなユニフォームを着てる人がいて結構面白かったんですよね。鈴鹿のユニ着てる人は勿論、カズのサンガユニ着てる人もいたり。なんなら、カズのユニフォームを着てる小っちゃい子がいたりして、多分これ、親が子供の時に買ったやつなのかなーなんて思うとちょっとエモかったり。他にも普段のサンガユニからおこしやす京都のユニまでいて、もうユニ市場状態でした。その中でカオス感を際立てていた2トップはマンU時代のマッテオ・ダルミアン、夏の陣モデルのオリックス・バファローズです。

 

 

 

そして後半開始。しかし後半開始早々、鈴鹿は今井那生がこの日2枚目のイエローカードという事で退場処分に…。

ただそれでも試合の構図はそこまで大きくは変わらず、攻勢を強める武蔵野と上手くカウンターを嵌め込む鈴鹿の構図で、一進一退…というには武蔵野が押していましたが、どちらも可能性がある中で時間を経過していきました。すると67分に鈴鹿はやはりカウンターから、最後は中村健人の折り返しを受けた松木駿之介のゴールで鈴鹿先制!後半の早い段階で大決定機を一つ逃していた為、だいぶ精神的に助かる先制点に。

 

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そして終了間際、お待たせしましたキングカズ投入!……というかハーフタイム明け、入力ミスか何かでビジョンのメンバー表に【三浦知良】って表示されるアクシデントあったんだけどね…。

 

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日本で一番11番が似合う男と言って異論のある人はそう多くないでしょう。豆知識ですが、サンガ一年目のカズは途中入団だったので36番でした。あのユニ、逆に希少価値高ぇよな…。

 

…話を試合に戻すと、カズが入るちょっと前辺りから武蔵野の猛攻が始まっており、それまでは武蔵野の攻撃を凌ぎつつ、一人少ない時間が長い中で効果的なカウンターを繰り出せていた鈴鹿もさすがに体力の限界が来たのか押し返せません。クソ暑かったんですよね、この日…。結果、カズもプレスに奔走するしかない状況に。そして90+4分、武蔵野はパワープレーの末、後藤京介のファーへのクロスを陶山勇磨が頭で折り返し、エリア内での混戦を金田拓海が押し込んで同点!!

鈴鹿にフォーカスが当たる試合で武蔵野が織りなした衝撃のドラマ。試合は劇的な結末で1-1のドローとなりました。

 

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武蔵野としては、形としては劇的ドローで勝点1をもぎ取った構図でしたけど、どちらかといえば勝点2を逃したのは武蔵野の方だったイメージはありましたね。鈴鹿は劣勢ではあったものの、その中で勝ち筋を描くことは出来ていただけに勿体なかったですが……。

ただ、いちギャラリーとしてはその刹那もスリリングさも楽しめました。カズの兄貴ことヤスこと三浦泰年監督(この人もドーハ世代のレジェンド選手です)も試合後に「いつかこのスタジアムで京都サンガと戦えるようなクラブに」的な事を言ってくださってましたね。サンガスタジアム by Kyoceraの意義として、今回の鈴鹿のようなクラブが気合を入れて特殊な形態のホームゲームを行う時に、そういうプレミアムな場に似合う価値を創出できる箱になった…というのは大きくあると思います。

 

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試合後、KING KAZU周回。

 

 

 

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4年前ですかね、西京極にサンガvs横浜FC観に行ったんですよ。当時J3降格危機のサンガが面白さのかけらもない試合をして、スタジアムが沸いたのがカズが途中出場した時とHTにアップ中のカズが手振ってくれた時の2回だけっていう伝説の試合なんですけど。

その試合で、小っちゃい子までもが「カズー!!」って叫んでる辺り、やっぱりこの男は生ける伝説なのだなと感じて。そしてそれを聞いていた近くのおじさんが「あぁー……俺もカズー!!って叫びてぇなぁ…」と呟いた末に結局「カァァァズゥゥゥゥゥ」って叫んだんですよね。なんというか……それこそ少年時代に見たバンドやアイドルなんかでもそうなんでしょうけど、時代のスーパースターは大人を童心に還らせるんだなと。コロナ禍なので叫べはしませんでしたが、カズの周回中の光景もそれに近いものでした。

 

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今更ですけど、鈴鹿は紫とだいぶ異なるカラーリングなのでその感覚もちょっと心地よい不思議さ。

以上、サンガスタジアム by Kyoceraからお届けしました。

 

 

 

帰り道はちょっと亀岡をお散歩。

良いロケーションですね。

 

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さぁ、10月9日は国立競技場JFLが開催されます。クリアソン新宿vs鈴鹿ポイントゲッターズです。

やっぱり、スーパースターはクラブにとって、そして社会にとって一つのツールだと思うんです。客寄せパンダみたいに揶揄される事はありますけど、それは言い方を変えれば価値の最大化する為に活かし尽くすみたいな言い方と出来るし、おそらくカズは誰よりもそれを自分のやるべきこととして捉えてくれているのでは。

国立開催も盛り上がることを祈っております。

 

 

つぶ貝串もう一本買っときゃよかった。

ではでは(´∀`)