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初心者でもいける!2023年のJ2注目ポイントと注目チーム5選☆

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冷静に考えたら去年東海道にJ2ひとっつも無かったのな

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日は初心者向け、J2の見どころと注目チーム5選企画です。

 

 

 

世界屈指のニッチなエンターテイメント、迷い込めばにっちもさっちもいかなくなっちゃう、ニッチーでサッチーなこのカオスリーグが今年もまた始まります。いや、始まりました!いつからかなぜかこの企画は開幕戦の後にやることが通例と化してしまいました!なぜかは私もわかりません!(文章自体は開幕戦の前に書いてます)。

とりあえず今回もですね、J1が30周年の裏で24周年のJ2も壮絶だぞと。J2初めて見るわよー的な方にも向けてチュートリアルじゃないですが、今年のJ2のポイントは何か?そして注目チームはどこぞやをまとめてみました。

 

Here We Go!!

 

 

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)【Jリーグ開幕ガイド2023】作りました!是非お使いくださいませ。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

①今年上がらなきゃマジでヤバい

 

今季は上位2チームが自動昇格。3〜6位のチームがプレーオフに参戦…というところは昨年と同じ。しかし、今季は"参入プレーオフ"ではなく"昇格プレーオフ"なので入れ替え戦はなく、J2からの3チーム昇格は保証されているので間口自体は昨季より広がった事になります。

ただし、J1は2024年シーズンより賞金の配分等を大幅に変更する事を発表しており…それはJ1とJ2の格差をこれまでよりも拡げていく事とも同義。即ち、今年のうちにJ1に上がっておかないと…上のステージで過ごせるクラブになる事がどんどん難しくなるのです。今季、大型補強に踏み切ったクラブが多かったのもそれゆえでしょう。まさに死活問題にも似た昇格レースはバトル。ここから繰り広げられるのは一年をかけた人間バトルです。

 

 

 

②大型補強?戦術ブラッシュアップ?分かれるチームの特性

 

前述のような事情から、今季は大型は補強に踏み切ったチームも少なくありませんでした。特に町田や仙台の大型補強は鬼気迫るものすら感じる勢いで、彼らの動き方は今季の持つ意味の重さを持つものでもありました。

その一方、岡山に熊本、大分に山形といった昨季の上位陣は主力の流出もありながらも昨季までの戦術を更にブラッシュアップしながら進んでいく方向性。監督は交代しつつも基本路線は継承するであろう徳島もこちらのタイプでしょう。

今年のJ2はまさしく殴り合い。それぞれがそれぞれの武器でどう殴るか。最後にどういうタイプのチームが勝つのか。いやはや楽しみですね。

 

 

 

③打倒清水エスパルス!!圧倒的戦力を前にどう挑む?

 

今季の注目チームはもう清水エスパルスでしょう。もう清水も清水なのでね…ここまで来ると清水はもうここからやる5選の中に入れる気はないくらいに、今年のJ2はやっぱり「打倒清水」的な側面があると思います。そりゃそうだろ、J1得点王と代表正GKいるんだもん…。

という事で、やはり清水相手にどう戦うかは今季のキーポイントな訳ですよ。正攻法で殴り合うも良し、J2の沼に嵌め込むような戦い方も良し。清水的には展望通りに圧倒的な戦績を残せるかどうか。清水以外のチーム的には清水を出し抜けるか。本命が本命通りに過ごしても楽しいし、本命が本命じゃなくなる瞬間も楽しいし…。

 

 

 

【RK-3 J2注目チーム5選】

※昇格予想とはイコールではありませんが、私の今季のJ2注目チームです。

※順番は北から順です。

 

 

 

ベガルタ仙台

 

監督:伊藤彰(2年目)

昨季順位:8位

ホームスタジアム:ユアテックスタジアム仙台(宮城県仙台市)

胸スポンサー:アイリスオーヤマ(生活用品メーカー)

ユニフォームサプライヤー:アディダス

当ブログ予想順位:2位

 

一時はクラブにとって深刻な財政難にも見舞われ、2021年の成績でもって12シーズンを過ごしたJ1から滑落。昨季は序盤こそ新潟・横浜FCと共に昇格戦線をリードしましたが、後半戦の失速により最終的にはプレーオフ圏内さえ逃す結果に終わりました。

しかし、昨季途中からJ2での実績は抜群である伊藤監督を招聘。更に今期は前述のような事情もあって大型補強を敢行しました。元々伊藤監督は3バックの戦術構築に長けた監督ですので、そこをどうミックスして擦り合わせてくるのか楽しみです。

 

 

いわきFC

 

監督:村主博正(2年目)

昨季順位:優勝(J3)

ホームスタジアム:いわきグリーンフィールド(福島県いわき市)

胸スポンサー:磐栄ホールディングス(物流サービス)

ユニフォームサプライヤー:アンダーアーマー

当ブログ予想順位:17位

 

様々なクラブが生まれる日本ですが、その中でもかなり稀有な推移を経てJ2への挑戦権を得たクラブです。

当初はいち地方クラブでしたが、株式会社ドームとアンダーアーマーが共同で親会社を設立し、そこからいわき市の町おこしと共にフィジカル強化をベースにした革命的な日本のサッカークラブの誕生を目指して始動。そこからはとんとん拍子でカテゴリーの階段を駆け上がると、遂に初挑戦となった2022年にいきなりJ3制覇を達成。驚異的なスピードでJ2までやってきました。

まさしく台風の目になり得るポテンシャルと、そのストーリー性に圧倒的なロマンを感じさせる彼らのムキムキシンデレラストーリーはどこへやら…。

 

 

 

FC町田ゼルビア

 

監督:黒田剛(新任)

昨季順位:14位

ホームスタジアム:町田GIONスタジアム(東京都町田市)

胸スポンサー:サイバーエージェント(メディア事業)

ユニフォームサプライヤー:アディダス

当ブログ予想順位:6位

 

ワールドカップ中継でも話題になったABEMAを運営するサイバーエージェントが経営権を取得したのが2018年。今季からはいよいよ藤田晋氏が本格的に運営に乗り出し、J2各クラブの主力から主軸までをぶっこ抜くという非常に恐ろしい大補強をやってのけました。

そして監督は高校サッカーの舞台において青森山田高校の監督として泣く子も黙る青森山田を創り上げた黒田監督。彼が果たしてプロでも辣腕を奮うのかどうかも含めて要注目です。

 

 

徳島ヴォルティス

 

監督:ベニャート・ラバイン(新任)

昨季順位:7位

ホームスタジアム:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム(徳島県鳴門市)

胸スポンサー:大塚製薬(医薬品メーカー)

ユニフォームサプライヤー:ミズノ

当ブログ予想順位:3位

 

選手から監督まで、その"目"への評価が確かな徳島。2020年まで率いたリカルド・ロドリゲス監督が浦和に引き抜かれた事で招聘したダニエル・ポヤトス監督が今度はG大阪に引き抜かれる形になり、新たにスペインからレアル・マドリードレアル・ソシエダのコーチや分析スタッフを務めたラバイン監督を招聘しました。

柿谷曜一朗のような象徴的なプレーヤーも復帰した上で、このクラブがこれまで培ったスペイン路線を脈々と紡いで成功に持っていこうとするスタンスはやっぱりお見事。確固たる「徳島ブランド」確立へ、彼らにとっても新章のようなシーズンに期待したいところ。

 

 

ロアッソ熊本

 

監督:大木武(4年目)

昨季順位:4位

ホームスタジアム:えがお健康スタジアム(熊本県熊本市)

胸スポンサー:平田機工(機械業)

ユニフォームサプライヤー:プーマ

当ブログ予想順位:16位

 

昇格した2チームを除けば、昨季のJ2の主役は間違いなく彼らでした。大木武監督率いるチームが織りなすサッカーは実に組織的で魅力的。J2昇格1年目ながら4位でプレーオフに進出し、最終的にはJ1京都に引き分けて昇格には至らずとも、あと1勝でJ1というところまで来たことは偶然でもなんでもないでしょう。

ただ…"J1に行きかけた"チームの運命というか、あるあるというか…昨季の躍進の中心人物が揃ってJ1クラブへとステップアップを果たし、熊本は育成としての成功と編成としての大量流出という難しい立場を背負う事に。なのでかつてのギラヴァンツ北九州のような例もあるだけに、ちょっと心配な部分も大きく。熊本にはもう一度粘って欲しいところですが…。

 

 

Go To J2 脱J2って思いつきで書いてみたら語感ええなこれ

ではでは(´∀`)