サンキュー!
どーもこんばんは
それはパンサー
さてさて、発表からはそれなりに経ちましたので…なんなら報道が出てからは既にリーグ戦3試合やってますのでタイムリー感は薄いですが、我らが京都サンガFCに大きな動きがありました。
大熊清、ゼネラルマネージャー就任。
題目通り、今季最下位に低迷するサンガはチーム再建案の一貫として、昨季まで清水エスパルスのGMを務めていた大熊清氏が6月1日よりサンガのGMに就任する事が発表されました。
今日はその辺りについて書いていけたらと。
【後編はこちらから】
【おしながき】
①めちゃくちゃざっくりしたGMとはなんぞやの話
②大熊GM招聘の意図は?
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①めちゃくちゃざっくりしたGMとはなんぞやの話
そもそもゼネラルマネージャー(以下、GM)とはなんぞやと。
簡潔に説明するにも長くなるんですが……言ってもサンガはサッカークラブであると同時に一つの株式会社な訳ですよ。基本的にサッカークラブという企業は、より一般的な会社のイメージに近いクラブの試合運営やプロモーション、チケットやグッズ販売等の業務で利益を出す事業部門と、よりサッカークラブのイメージに近いトップチームが結果を出す、ユースチームが選手を育てるといったスポーツ部門…もちろんそれぞれに細かい部門や役職はいくつかあるのですが、ざっくり大きく分けるとサッカークラブという会社はこの2つから構成されています。
で、GMの立場をめちゃくちゃ簡単に一言で説明するならば、現場のトップである監督、トップチームの強化のトップである強化部長、更にその上としてスポーツ部門全体のトップという立ち位置になります。GMという立場はクラブによって設けているクラブとそもそも置いていないクラブ、或いは代表取締役社長や強化部長、或いは監督が兼任する形で登録されているクラブなど形態や解釈はクラブによりけりではありますが、いずれにしても役職に「GM」という肩書を付与された人間がクラブのスポーツ部門に於けるトップであり、クラブに於ける役職の立場は監督や強化部長よりも上であるという事は共通していると言えるでしょう。
即ちサンガで言えば、事業部門トップに値するのが4月から就任した飯野晃代表取締役社長になり、スポーツ部門のトップとして6月から大熊氏が就任するという形になります。
②大熊GM招聘の意図は?
実質的にそれに値するような権限を持っていた人はいたかもしれませんが、サンガが明確に「GM」という名前のポストを設けるのは2014年シーズン以来で、GMは2010年シーズン終了後から2014年シーズンまで務めた祖母井秀隆氏以来となります。
サンガは2022年10月より加藤久氏が強化アカデミー本部長として強化のトップを担っていましたが、2022年8月をもって突如退任。その後は2023年シーズン終了まで安藤淳氏が強化部長代理を務めており、今シーズンから強化部長に正式に就任していました。ただ安藤氏も2020年に現役を引退してから日も浅く、2021年から強化部長代理に就任するまで務めたブランドアンバサダー職を経て突然とも言える強化部長代理職、そして今季の正式就任だったという経緯もあり、安藤氏に重要ポストを担わせる事はクラブの将来的な計画として前々からあったと思いますが、加藤氏の突然の退任から「本人の準備や経験が伴わない状態で担ぎ上げてしまったのではないか?」という懸念は当時から指摘されており、それもあって安藤氏が学ぶ対象にもなれるような強化部トップの招聘を求める意見は今季このような成績になる前から存在していました。そこで近年はGMを始めとしたフロント業を中心に活動し、かつ監督として現場の肌感覚を持った経験もある大熊氏に白羽の矢が立った…と。
おそらくクラブとしては上記の問題を認識しながらも、少なくとも2024年を迎えた時点からは行ける事なら安藤氏で行きたい意図はあったんだと思います。しかしこういう成績になってしまい、補強でもどうしても曺貴裁監督のルートに頼らざるを得ない、そこに依存してしまう現象は存在していました。好成績になった以上、それが補強であれ監督交代であれ夏に何かしらのテコ入れをしなければならないという中で、夏のウィンドーに間に合わせる為にはどれだけ遅くとも5月までには物事を確定させる必要があったのでしょう。
【後編(③GM招聘で監督人事はどうなる?④夏の補強はどうなる?)はこちらこら】
サンキューサカタ!サンキューな!
ではでは(´∀`)