RK-3はきだめスタジオブログ

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激情劇場〜2024明治安田J1リーグ第22節 アビスパ福岡 vs 京都サンガFC マッチレビューと試合考察〜

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祝川﨑颯太!!

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューは2024明治安田J1リーグ第22節、アビスパ福岡 vs 京都サンガFC の一戦です!

 

 

 

京都サンガFC 30周年企画ブログのまとめページはこちら!随時色々と更新しております。

 

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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

30周年を迎えたサンガにとって、アビスパ福岡は特別な相手だと思います。

というのも、サンガと福岡は周年は違えど、Jリーグ入りを果たした年としては同期にあたる。このリーグの世界に共に1996年に踏み込んで以来、お互いにほとんどの歴史は苦難の中にありましたが、福岡と比較とするとサンガは勝てずともクラブ消滅の危機に怯えるような時期はなく今日まで過ごしてきました。

30周年の今日、そういう歩んできた30周年の背後を踏まえた時、こうして残留争いの一番激しいところで右往左往しているサンガと、そこからは完全に脱却した場所で戦う福岡には相応に強烈なコントラストがある。サンガはクラブとして、一つ一つの局面を制して這い上がり、遠くなった同期の背中を撃ってでも追い抜かれていったその肩に手をかけなければならない。「アニバーサリーイヤー」という看板を掲げた意地とプライドはこの試合でこそ発揮しなければなりません。

両チームスタメンです。

 

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サンガは1-0で勝利した前節湘南戦からスタメンを一人変更。松田天馬が今日はベンチ外になっており、中盤には平戸太貴がスタメンに復帰しています。今日も前節と同様に福岡慎平をアンカーでスタート。マルコ・トゥーリオと一美和成をWGに置き、ベンチには来季の入団が内定してある中野瑠馬を登録しました。パリ五輪のメンバーに選出された川﨑颯太も先発です。

ここまで6戦無敗、それも5勝1分と絶好調の福岡は前節FC東京戦からのスタメン変更は2人。右WBには小田逸稀がスタメンに復帰し、シャドーには重見柾斗が第15節神戸戦以来の先発となりました。

 

 

 

本日の会場は福岡県福岡市、ベスト電器スタジアムです。

スタジアムでは福岡の選手直筆の短冊も掲げられた笹が準備されるなど七夕らしい施策が。試合前のトークショーには福岡の選手の他、女子バレーボールのカノアラウレアーズ福岡の選手も登壇しており、スタジアムには九州のJクラブ共同イベントという事で、九州に本拠地を置く全クラブのマスコットが来場するとの事。

2019年にはラグビーW杯の会場にもなったスタジアム。近年はそれこそサンガスタジアム by Kyoceraであったり良い球技場が多数オープンしてきていますが、20〜25年前の時点では貴重な2万人を収容できる球技場として運用していたのがこのスタジアムでした。サンガは現在、このスタジアムではJ2時代を含めて1分4敗の5試合未勝利。そろそろこの歴史にケリをつけたいところ。

 

 

サンガは序盤から試合をオープンな展開に持ち込んでいきました。3分には右サイドを細かいパスワークで崩してマルコ・トゥーリオのフィニッシュに持ち込むと、今日はサイドのスペースで攻撃のテンポがよく、福岡に紺野和也を起点としたスピード感やクロス攻勢を喰らって肝を冷やす場面がありながらも、試合をクローズドな展開に引き摺り込む事を得意とする福岡を相手に試合自体を動きのある展開に誘い出すことはできていました。

 

 

 

シンプルにサイドからアーリークロスを入れてくる福岡に対し、どちからと言えばサンガはサイドはある程度突破し切ってからクロスを上げる形でゲームを進めていきます。21分には福田心之助のロングスローにトゥーリオがシュートを放つも相手に当たってゴールならず。

逆に福岡は27分にウェリントンが負傷交代となりザヘディを投入しますが、直後の28分にいきなり右のサイドネットに直撃するシュートを放つなど「どっちも点入りそう」みたいな状態はずっと続いていました。

 

 

 

しかしそんな中で35分には福岡のウェリントンに続き、サンガも福田が負傷退場というアクシデントに見舞われて佐藤響を右SBとして起用するスクランブル状態に陥ります。

40分には紺野の左CKは一度弾いたものの、こぼれ球を作り直して再び紺野が入れたクロスがリフレクションしたところにドウグラス・グローリが合わせますがギリギリ枠外に逸れて失点は回避。対するサンガも42分に佐藤のクロスをトゥーリオが落とし、こぼれ球を平戸太貴が狙いすましますがこちらも枠を捉えられません。お互い2点を取り切るチャンスのあった前半は0-0で終了。

 

 

後半開始早々でした。

サンガはルーズボールの応酬となっていたところを自陣で平戸が収めると右サイドに展開。大外に張っていたトゥーリオアーリークロスを送り込むと、これを受けた原大智が巧みなタッチで相手DFを振り切ってシュート!!!!古都のエースが決め切ったテクニカルな一撃とトゥーリオや平戸のキックが光るゴールで先制点!!

 

 

1点をリードしたサンガはチームとしても余裕を持てるようになり、あまりにも守り切ることに意識が行き過ぎてズルズルとラインを下げた結果同点に追いつかれた柏戦の反省を踏まえたリード時の守り方を湘南戦に続いてしっかりと実行。中央は中央でしっかりと固めながらも、ラインを下げすぎずにコンパクトに守りながら、後ろに下がるのではなく選手をサイドに追い出していくような守り方、ボールを奪った時に原や一美を起点にカウンターの糸口を用意しておくシステムで時間の経過を狙っていきます。

 

 

 

サンガは66分にトゥーリオが負傷交代により平賀大空を投入。福岡が佐藤凌我や金森健志といった攻撃のタレントを投入してくる中で、サンガは終盤には松田佳大や鈴木冬一の投入で5バックにシフト。3バックで中央を固めながらその前でボランチがしっかりと前に出る時は出る、両SBはWGと連携しながらボールを外へ外へと追い出していく。逃げ切り体制としては間違っていないものを出せていた…はずでした。

 

 

 

※ここから先、感情がバグを起こして試合の描写ができなくなっております。という事で文章化の放棄に走りました。各自情報をご用意の上、ここからはもう試合のまとめに入りますのでご了承ください。

 

 

あまりにもアディショナルタイムが壮絶な展開過ぎたので記憶が飛んでいますが……全体的にはアディショナルタイムに入るまでの90分間は、サンガにとっては良い展開でゲームを進められていたと思います。

福岡はこのリーグの中でもトップクラスにソリッドなチームなだけに、福岡の得意なクローズドな試合展開に持ち込まれればサンガにとって大いに不利である事はわかり切っていた。なので今日の試合は、前半から福岡がクローズドな戦いにサンガを閉じ込めるか、サンガが福岡を引き摺り出してオープンで動きのある展開を前半から作れるかというところが一つのテーマだったと思いますが、そこの「試合を得意なペースに持ち込めるかどうか」の展開で福岡に勝てた、後者の展開に引き摺り込めたのは大きなポイントでした。前半のサンガはSB、WG、インサイドハーフの間でテンポよくパスを回しながらサイド攻略を目指す事でサイドを流動的に突破していこうとしましたが、そこはWGのトゥーリオと一美が器用なタイプである事もチームとして上手く活用できたのかなと。

 

 

 

後半にしても、アディショナルタイムまではほとんどサンガのペースでプレーできていましたし、アディショナルタイムまでは前半と比べても「あぶねえ!」と思うようなシーンはほとんどなかった。そこは福岡も前半からサンガのペースに付き合わされる形になって、前半はオープンなスペースを利用して自分達も攻撃できたけれど、慣れないペースでハードに動かされた事で疲弊していた部分はあったのかなと。問題の同点弾に関しては…パワープレーや終盤のセットプレーは何があってもおかしくない場面ではありますし、上で書いたように逃げ切る為の方策としてサンガの守備シフトが間違っていたとは思っていません。ただ、本当に強いチームは今日のゲームを2-0で取れるはず。そういう土壌のゲームに持っていけた事への評価と、そういう土壌に持っていきながらも追加点が取れずにドローになりかけた事の反省は両方持つべきでしょう。

 

 

最後の決勝点に関しては……状況的には理屈で取れるゴールじゃなかったけど、ゴールに至る流れは理詰めのようなゴールになったのはなかなか面白かったですね。

思い返せば柏戦の時、あの時はもう取られた瞬間に「終わった」みたいな雰囲気が蔓延していたんですよ。選手も膝をついて立ち上がれなかったり。スタジアムの空気も含めて。もちろん今日に関しては点を取られたのがアディショナルタイムの中では早い方だったというところはあるでしょうが、取られた瞬間こそ膝をついた選手もすぐに立ち上がってプレーを始めた。極限状態、絶望に近い状態からガンギマる事ができた。ああいう極限状態は福岡は当然ハイになれるんですよ。そこでやられた立場のサンガが如何にハイになれるかどうか。そこで押し返してくれたサンガの選手達を誇りに思います。

 

 

本来であればこの試合は追加点をとって2-0、ないしは試合後に宮本が言っていたように1-0で締めるべき試合だった事は間違い無いのですが、それでもああいう選手達の理屈で説明できない意地と根性で決め切ったあのゴール……ああいう瞬間を見せてもらえる、感じてもらえる事はファン冥利につきるというか、ああ、こういう瞬間の為にサッカーを見ているんだ、クラブを応援しているんだと感じさせてくれますね。本当に良かった……。

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

 

2024明治安田J1リーグ第22節分はガンバ大阪vs横浜F・マリノスの試合のマッチレビューページに記載しています。

 

 

頭痛がいたい

ではでは(´∀`)