RK-3はきだめスタジオブログ

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2024→2025 J1リーグ監督人事の動向予想と展望①

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\なんて野蛮にECSTASY/

 

どーもこんばんは

 

好きすぎる

 

 

さてさて、月は10月、リーグ戦も終盤戦。

それ即ち、来シーズンが近付いてきた……という事でもあります。

実際、リーグ戦がクライマックスに踏み込んだ中で来季の監督人事に関する話もちらほらと出てきました。既に公式リリースという形で現監督の退任を発表しているのはC大阪のみですが、札幌と福岡も現監督の今季限りでの退任を発表しており、現時点で監督退任が確定しているのはJ1では3クラブ。ただJ1リーグ戦もこのブログを書いている時点ではラスト5試合。去年のJ1で最も早く続投発表をしたのは名古屋の10月6日でしたから、残留争いを強いられているチーム以外は来季の輪郭は見え始める時期ではあると思います。

という訳で今季は来季のJ1クラブの監督人事をいくつかの注目ポイントから、或いはクラブ別に予想していきたいと思います。

 

 

 

【おしながき】

①監督交代が多そうで少なそう?な2024→2025

②注目銘柄の両雄、大岩剛長谷部茂利

③気になるポスト、ロサンゼルス五輪代表監督

④J2からの個人昇格監督は出てくる?

⑤J1クラブ監督の去就予想(次回)

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

①監督交代が多そうで少なそう?な2024→2025

 

既に札幌、セレッソ、福岡、川崎が監督退任を明言していますが、福岡を除く3チームについては結果責任の部分はあるにしても、この4チームはいずれも表現としては「一つのサイクルの終わり」を意味する監督交代だと解釈しています。

一番わかりやすい例が川崎なんでしょうが、そしてこの3クラブ以外にもなんとなくそういう気配を感じるクラブはいくつかあるように見えるんですよね。最終的にフロントがどちらを是として選ぶかはともかく、京都や湘南にもそういう判断が下される可能性はありそうですし、監督個人というよりは「オーストラリア路線」という括りでのマリノスも。スタンスを踏襲するか改革するかはともかくとして、現体制に一度ピリオドを打ちそうな雰囲気のあるクラブは出てきそうな印象で、ここに純粋に成績不振や契約満了に伴う監督交代が重なれば、例年よりも監督交代を断行するチームは多いんじゃないか、という予想は立ちます。

 

一方で…2025年シーズンって、残留争いが主戦場のクラブにとっては結構死活問題のシーズンになるんですよね。というのも、2025年は現行制度のリーグ戦で戦うラストシーズンで、再来年のシーズンは2026年ではなく2026-2027シーズンという事になります。そしてJリーグは移行期間となる2026年上半期には昇降格のないハーフシーズンでの大会を検討している…と。

つまり万が一2025年に降格しようものなら、1年でJ1復帰を果たせたとしてもJ2で過ごす期間が1年ではなく1年半に伸びる訳です。その昇降格無しのハーフシーズンをJ2で戦わなければならなくなるので。これはチーム以上に会社としてかなりキツい話だと思うんですよね。逆に2025年さえ残留してしまえば、1年半をJ1で過ごす権利を得られる。そうなると、監督交代に伴うリスクの方が大きいと判断したクラブは2025年は現体制を維持する可能性も高いんですね。残留さえしてしまえば、2026年はむしろ昇降格の関係ないリーグ戦を半年戦えるという事で、そこでどのクラブも悩む新体制への移行期間、新体制にアジャストする時間を半年貰える訳ですから。

 

そう考えると、単に成績不振での監督交代は別として、今季は現体制にピリオドを打つタイミングを探しているクラブは多そうという事、でも2025年まではやってもらって2026年から移行させたいと考えるクラブもおそらく出てきそうという事。これが見出しで書いた「多そうで少なそう」に繋がるのかなと。

だから結構、上で挙げたようなクラブは今か、或いは2025年までは行かせるかに悩んでいると思うんですよね。例えば福岡なんかは長谷部茂利監督からの申し出による退任になりましたが、クラブ側の本音としては少なくとも2025年まではやって欲しかったんじゃないかと思う部分もあるというか…。

 

 

 

②三大注目銘柄、鬼木達大岩剛長谷部茂利の行き先は?

 

今季は明確に来季の行き先が注目されているような監督が3人もいる…というところは注目ポイントでしょう。

Jリーグの監督人事は外国人監督も含めると候補が無限に広がるので、基本的に予想がしにくい。そんな中で「この監督、来年どこ行くんだろう」「どこが狙っているんだろう」と言われる対象が3人いる事は例年と比べてもなかなか稀有なんじゃないですかね。たった8シーズンでJリーグで最も結果を出した監督にまで至った鬼木監督、J2が定位置だったクラブにソリッドな守備の規律をもたらしてJ1に定着させた長谷部監督、強烈な制約とプレッシャーに苛まれながらも完成度の高いチームを作りアジアの戦い方も備えた大岩監督…セールスポイントやキャリアは三者三様なだけに、彼らがどこを選ぶのか、どこが彼らに声をかけるのから非常に注目です。

個人的には最初、大岩監督は磐田とかあるんじゃないかとも思っていましたが、選手のタイプなども考えたらセレッソが手を挙げた事は割りかし納得感はあるのかなと。逆に長谷部監督の場合、FC東京となると…長谷部監督というより、FC東京は何度豪快に方針転換するのかしらみたいな感覚は多少ありますね。鹿島は鬼木監督にオファーを出したという報道があった一方で大岩監督にも注視しているという報道があったりもして、どちらかは鹿島に行くのかなぁ…と。

 

 

 

③気になるポスト、ロサンゼルス五輪代表監督

 

話がどこまでの段階なのかはともかくとして、長谷部監督はFC東京、鬼木監督は鹿島、大岩監督は鹿島とC大阪がリストアップしている事が報道されていましたが、この3人の共通点はいずれもロサンゼルス五輪に向けた五輪代表監督の候補としても名前が報じられているというところです。パリ五輪で指揮を執った大岩監督の場合は続投になりますがね。

一般的に、監督は基本はクラブチームの監督をやりたいもの…というところが通説ではあります。今となってはクラブチームと代表チーム監督業は大きく異なる性質を持つ仕事との周知も進んでいますから。しかしながら、やはりオリンピックという舞台に挑む日本代表監督という職業は訴求力のあるポストですし、特に今季で契約が切れるような監督の中にはそのポストを狙っている、或いは打診が来ている監督もいるんじゃないかなと。

 

 

以前書いたブログでは前述の3人の他、神戸の吉田孝行監督や磐田の横内監督辺りは案外候補に入ってくるんじゃないか…とも書きました。

ロサンゼルス五輪の代表監督をどう考えるか。もちろん2025年までJクラブで活動してから2026年に就任というパターンもあるでしょうが、その辺りは個々の目論見も絡んでくるポイントでしょう。

 

 

 

④J2からの個人昇格監督は出てくる?

 

選手だけでなく、監督にもJ2からのステップアップという言葉が過ぎる今日この頃。今季のJ1であればガンバのダニエル・ポヤトス監督はこのパターンでしたが、外国人監督を中心に上位カテゴリーに監督が引き抜かれるケースもいくつかありました。

今季、その対象としてずっと注目されていたのが山口の志垣良監督でしょう。終盤戦は失速してしまいましたが、志垣レノファの今季の躍進はJ2の一つのトピックでもありましたし、そのポゼッションスタイルは高い評価を得ていました。そういう路線に舵を切りたいチームがリストアップしている可能性は高いのかなと。志垣監督自体、元々J3FC大阪からステップアップの形でJ2の山口に来ている訳ですし。どういう背景を持つチームが監督交代に踏み切る中にもよりますが、山形の渡邉晋監督辺りも大枠のリストに入れているクラブはありそうな気はしますね。

また、もしレッドブルに買収された大宮がレッドブル主導で外国人監督を招聘して現在の長澤徹監督を放出する…みたいな状況になれば、長澤監督も上位カテゴリーを含めた争奪戦になってくるように思います。後は札幌は彼らの理想では四方田修平監督の招聘だと思いますが、さすがにそれは横浜FCが手放すとは……。

 

⑤J1クラブ監督の去就予想につづく

 

 

ではでは(´∀`)