お待たせしました。
お待ちではないかもしれません。
2024、RK-3 J1リーグアウォーズ開幕でございます!!
気がついたら我ながら、最終節より前に書くことも踏まえて恒例行事となりました。
受賞した選手には賞品も賞金もなければ名誉も特にはなく、なんならそもそも届く可能性も薄そうではありますが。元々私が好きな2チームに限った話ではなく、今年も一年間Jリーグという週末を届けてくれてありがとうの想いで今年もやらせていただきます。
今年も以下の6部門を選出。
今回はベストイレブンの更新で、他の5つの個人部門は後日更新します。
・最優秀監督(次回)
・新人王(次回)
・おっさん王(次回)
・ベストヒット補強(次回)
・MVP(次回)
独断と偏見でやっていきますので、みなさんもそれぞれにそれぞれのベストイレブンを考えていきましょう!
という訳で今回はベストイレブンです。
過去のRK-3 アウォーズシリーズ↓
2018年/2019年/2020年/2021年/2022年/2023年
【オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。】
↓
GK 谷晃生
(FC町田ゼルビア)
生年月日:2000年11月22日
今季成績(第37節終了時点):36試合29失点
日本代表通算成績:2試合0失点
GKが一番難しいんですよね…ベストイレブンを考える時に。シンプルに1人しか選べないし、他のポジションと違って別のポジションを一枚削って枠を作ることもできないですし。皆様もベストイレブンなんかを考えることは何かにつけてあるでしょうが、最初にぶち当たる壁がGKなんじゃなかろうかと。
全体的に今年のベストイレブンは比較的スッと決まったんですけど、GKに関しては谷か一森かで過去一くらい悩みましたね……両者ともパフォーマンスには文句なし。一森はレンタル復帰とはいえ、両者とも今年からチームに入ってチームを躍進させたという共通項もある…と。谷は日本代表復帰も果たしましたし、一森もチームスタイルの一部としての貢献という部分も見逃せないので……悩んだんですが、今回は谷にしました。おそらくですが、優勝チームからMVPを選ぶと仮定した時に、じゃあもし町田が優勝した場合誰がMVP取るんだろう?と考えると谷になるんじゃないかと思うんですよね。そういう意味では、谷はより象徴的なパフォーマンスだったみたいなところはあるのかなと。図らずも、どちらも契約元がガンバというね…だから両選手に思い入れがある訳でして…。
【GKベストイレブン候補選手】
早川友基(鹿島アントラーズ)
ランゲラック(名古屋グランパス)
一森純(ガンバ大阪)
前川黛也(ヴィッセル神戸)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF 佐々木翔
生年月日:1989年10月2日
今季成績(第37節終了時点):35試合3得点
過去の受賞歴:Jリーグ優秀選手賞(2022,2023)
日本代表通算成績:15試合2得点
当ブログのアワード選出:ベストイレブン(2022)、ベストイレブン候補(2018,2023)
DF 中谷進之介
(ガンバ大阪)
生年月日:1996年3月24日
今季成績(第37節終了時点):37試合3得点
過去の受賞歴:Jリーグ優秀選手賞(2016,2020)
日本代表通算成績:5試合0得点
当ブログのアワード選出:ベストイレブン(2021)、ベストイレブン候補(2023)
DF マテウス・トゥーレル
(ヴィッセル神戸)
生年月日:1999年3月10日
今季成績(第37節終了時点):35試合2得点
DF 中野就斗
生年月日:2000年6月27日
今季成績(第37節終了時点):37試合5得点
当ブログのアワード選出:新人王(2023)
公式のJリーグベストイレブンは選手投票も実施されていますが、選手が票を入れようが、記者が票を入れようが、ファンが票を入れようが……中谷に関しては満票ぐらいの票が入っていると思います。それだけ今季の中谷は圧倒的でした。なんてったって、去年は守備崩壊を起こしていたチームの守備を一人で激変させてしまった訳ですからね。中谷の凄みは彼個人の守備能力の高さも勿論なんですけど、中谷のDFリーダーとしての振る舞いが三浦弦太や福岡将太の能力もより引き出したところにあります。守備能力で言えば神戸の堅守を支えたトゥーレルも圧巻でした。今年は山川とのCBコンビが定着して文字通りのフル稼働。チャレンジとステイの使い分けや、いざ潰しに行く時の力の入れ方まで、守備が上手い選手ってこういうのなんだなあと感じさせるプレーぶりでしたね。
広島からは中野と佐々木の2人を入れました。中野は昨季から主力に定着し、2年目の今季が真価を問われる…というタイミングでしたが、2年目のジンクスという言葉を形骸化させにいくほどの勢いで圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。右WBと右CBでレギュラーたる動きを見せ、何より広島からすれば佐々木-荒木-塩谷の3バックに食い込める人材が出てきてくれたというのがすごく大きいポイントなのでは。佐々木は今年がどう、というよりも「いつも良い」。元々守備の能力名高い選手でしたが、スキッベ体制になってからはフィード能力など攻撃への貢献もより発揮されていますし。そういえば佐々木ってベストイレブン取った事ないんですよね……広島ファンではないですが、個人的にもそろそろ佐々木にはそういう賞という形で報われてほしい気持ちはあります。
【DFベストイレブン候補選手】
濃野公人(鹿島アントラーズ)
ドレシェヴィッチ(FC町田ゼルビア)
福岡将太(ガンバ大阪)
黒川圭介(ガンバ大阪)
山川哲史(ヴィッセル神戸)
MF 扇原貴宏
(ヴィッセル神戸)
生年月日:1991年10月5日
今季成績(第37節終了時点):34試合0得点
日本代表通算成績:1試合0得点
MF 鈴木徳真
(ガンバ大阪)
生年月日:1997年3月12日
今季成績(第37節終了時点):36試合0得点
(柏レイソル)
生年月日:1997年4月15日
今季成績(第37節終了時点):
過去の受賞歴:Jリーグ優秀選手賞(2022)
神戸と言えば大迫・武藤・山口・酒井が中心的な選手として語られますが、今季は特に扇原が出色のパフォーマンスだったと思います。攻撃面ではリンクマンとしての役割を担いつつ、守備面では的確なカバーリングでしっかりとスペースを埋めていく。現在の神戸はプレス強度を押し出したチームですが、その中にあって扇原はある種、チーム全体の強度や出力を調整するような働きもしていました。中盤の底からチームが行き過ぎないように、傾き過ぎないようにコントロールしていく…みたいな。
神戸の守備を成立させていた存在が扇原だとすれば、ガンバの攻撃を成立させていた存在が鈴木でした。ポゼッションを謳うガンバに於いて、ガンバに置いて、昨季はプレスを受けた時にビルドアップ時に詰められて窒息するようにボールロストしてしまう場面がガンバには頻発していたんですが、今季のガンバはそれが激減した。それは鈴木がビルドアップの出口として完璧なポジショニングを取り、そこからボールをキープする、パスを散らす…の動作を完璧に使い分けてきた。まさしく上位進出の立役者だったなと。扇原と鈴木は「影のMVP」と呼ぶに相応しい選手でしたね。
マテウス・サヴィオに関しては…この季節になると、色んな人がベストイレブン予想とか俺のベストイレブンみたいなものを作るじゃないですか。その中の多くに彼の名前があるんですけど、柏は現時点で残留がまだ決まっていないようなチームな訳ですよ。にも関わらず多くの人が名前を挙げているという事実はそれだけ彼個人のパフォーマンスが圧倒的なものだったと示していますし、実際にそれに相応しい働きを確実にやっている。エキサイティングな選手だなあと改めて感じさせるシーズンでしたね。
【MFベストイレブン候補選手】
知念慶(鹿島アントラーズ)
名古新太郎(鹿島アントラーズ)
渡邊凌磨(浦和レッズ)
荒木遼太郎(FC東京)
森田晃樹(東京ヴェルディ)
ダワン(ガンバ大阪)
ルーカス・フェルナンデス(セレッソ大阪)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
東俊希(サンフレッチェ広島)
FW 宇佐美貴史
(ガンバ大阪)
生年月日:1992年5月6日
今季成績(第37節終了時点):35試合12得点
過去の受賞歴:Jリーグベストイレブン(2014,2015)、Jリーグベストヤングプレーヤー賞(2010)、Jリーグ月間MVP(2013年8月,2013年11月,2014年9月,2015年4月,2019年11・12月)
日本代表通算成績:27試合3得点
★2024年J1月間MVP受賞(6月/10月)
FW 武藤嘉紀
(ヴィッセル神戸)
生年月日:1992年7月15日
今季成績(第37節終了時点):36試合12得点
過去の受賞歴:Jリーグベストイレブン(2014,2023)、Jリーグ月間MVP(2015年3月,2023年6月)
日本代表通算成績:29試合3得点
当ブログのアワード選出:ベストイレブン候補(2021,2023)
FW アンデルソン・ロペス
(横浜F・マリノス)
生年月日:1993年9月15日
今季成績(第37節終了時点):36試合24得点
過去の受賞歴:Jリーグベストイレブン(2023),Jリーグ優秀選手賞(2022),J1得点王(2023)
大迫も悩みましたが、昨季が圧倒的に大迫のシーズンだったのに対して、今季の神戸はより武藤のシーズンだったという印象が強かったんじゃないでしょうか。神戸のハイインテンシティーを牽引するかのようにハードワークを惜しまず戦いながら、ハードワークが過ぎると雑にもなりがちな質を強度と高いレベルで担保してくる。それがフィニッシュの部分にもファーストプレスの部分にも活きていました。あらゆる意味で現在の神戸のサッカーを象徴する選手になったのでは。アンデルソン・ロペスに関してはやっぱりトップスコアラーだという事。なにより今季のマリノスは過密日程も影響してチーム自体が不本意な出来に終始した中、少なくともロペスが点は取ってくれるという状況は、ある意味では昨季以上に救いになっていたんじゃないでしょうか。
さて、宇佐美貴史…もう今シーズンの宇佐美には感動しました。本当に。凄かった。凄まじかった。ガンバファンとしては、このパフォーマンスを背番号7を背負って見せてくれたことがより一層の興奮と感動を抱かせてくれましたね。ピッチ内の創造性溢れながらも監督の意図を汲んだプレーぶり、ピッチ外でもリーダーとして奮闘するキャプテンとしての姿、そして第33節札幌戦に代表される主人公ぶり…「2024年の主役」として、これほど華のある選手は他にいないんじゃないかと。ここ数シーズンの事があるだけに、今季の宇佐美の躍動は本当に嬉しかった。本当に嬉しかったです。
ベストイレブンはこの3人を選びましたけど、今年は全体的に活躍したFWが多かった印象ですね。最終節の結果次第では、20ゴール到達者がシーズンで4人出る可能性もあるっていう。特に残留争いをしているクラブにもそれぞれに優秀なFWがいた事は今季の特徴だったのかなと。
【FWベストイレブン候補選手】
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)★2024年J1月間MVP受賞(5月)
山田新(川崎フロンターレ)
ジャーメイン良(ジュビロ磐田)★2024年J1月間MVP受賞(4月)
ラファエル・エリアス(京都サンガFC)★2024年J1月間MVP受賞(8月)
坂本一彩(ガンバ大阪)
ウェルトン(ガンバ大阪)
レオ・セアラ(セレッソ大阪)
宮代大聖(ヴィッセル神戸)
加藤陸次樹(サンフレッチェ広島)
【MVP・最優秀監督・新人王・おっさん王・ベストヒット補強はこちらから!】
1回MFまで書いて全部消えて泣いた
ではでは(´∀`)