RK-3はきだめスタジオブログ

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【RK-3 J1順位予想】2025明治安田J1リーグ順位予想〜優勝争い編〜

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とある雪の日、全開放の電車のドア、つらい

 

どーもこんばんは

 

 

 

さぁ、皆様やって参りました。

地獄の季節、この時期だけのエンターテイメント、誰もが炎上不可避、誰もが最上もが、なりてえダライラマJ1順位予想でございます!!!!!

 

 

 

…はい。という訳で今年もこの季節がやって参りました。

今年もですね、やっぱり順位予想というものはこの時期にしかないエンターテイメントでございます。

 

 

 

言っても順位予想たるもの、騙される快感とはよく言ったもので…降格予想にしてしまったチームが躍進を遂げて「本当に申し訳ありませんでした」と頭を告げる事もまた一つの快感でもあったりする訳で。もちろん予想自体は真面目に考えていきますが、当たるも外すもこの時期限定のエンターテイメントだという気持ちで今年もやっていきたいと思います。

順位予想にあたっては、前日までブログで連載していたJ1戦力診断シリーズも参考にしながら考えていきますので、是非そちらと併せてご覧あれ。

 

【J1戦力診断シリーズ】

Part1→鹿島浦和FC東京

Part2→東京V町田川崎F横浜FM

Part3→横浜FC湘南新潟清水

Part4→名古屋京都G大阪C大阪

Part5→神戸岡山広島福岡

 

J2順位予想はこちらから

J3順位予想はこちらから

 

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まずはサクッと去年の順位予想の反省からしましょうか…。

 

 

ヴェルディには本当に謝らなければならない順位予想となってしまいました。誠に申し訳ない……私めに緑の血が足りませんでした。ちょうど先週、なんか青汁みたいなやつをえらいいっぱい貰ったので泣きながら飲みます。1位と2位の予想は見なかった事にしてあげてください。こうやって振り返ると去年の順位予想散々やなわし…。

…はい、(説得力)ZEROを手にしたオレは強くBecause,I love betとなったところでですね、今年のJ1順位予想に早速取り組んでいきたいと思います。さぁ、どーん!

 

 

 

1位 サンフレッチェ広島

2位 ヴィッセル神戸

3位 鹿島アントラーズ

4位 FC町田ゼルビア

5位 ガンバ大阪

6位 名古屋グランパス

7位 川崎フロンターレ

8位 浦和レッズ

9位 横浜F・マリノス

10位 FC東京

11位 柏レイソル

12位 京都サンガFC

13位 アビスパ福岡

14位 セレッソ大阪

15位 東京ヴェルディ

16位 清水エスパルス

17位 湘南ベルマーレ

18位 アルビレックス新潟

19位 ファジアーノ岡山

20位 横浜FC

 

 

 

では優勝争いの根拠から書いていきます。

 

 

 

①優勝争い

 

まず順位予想全体に言えることなんですけど…昨季は文字通り上から下まで何があるかどうかわかんない…みたいな感じの予想だったんですね。感覚的には。優勝争いなんか「全チームに決め手がない」とすら思ってましたし。

 

 

で、じゃあ今年はどうなんだって考えますと、2024年の順位・成績から2025年に向けたアプローチとして物事を考えた時に、去年の順位から大きく変わるようなチームってそんなに多くないんじゃないか?という気もするんですよね。逆に言えば、去年の上位陣は鹿島以外は勢い以上に「来年もある程度ちゃんと戦えるフォーマットを持ってシーズンを終えた」という印象が強かったですし、その鹿島は新戦力の擦り合わせには少し時間を要しそうとはいえ下位に沈むイメージは湧かない。予想を書き出してから気付いたんですけど、結果的に予想順位トップ5が去年のトップ5を並び替えたような形になってるんですよ。それは自分としては自然っちゃ自然なのかなと。

逆に去年は下位に沈んだ有力チームと言えば川崎、マリノス、浦和辺りだと思いますが、川崎とマリノスは今季は変革と改革の一年という位置付けでしょうし、浦和はクラブW杯分の日程がどこかで過密日程として跳ね返る状況でチーム再建がスムーズに図れるのかどうか…と考えるとちょっとキツい。そんな中で上5つに食い込める可能性があるとすれば名古屋か川崎かなあ…という感覚ですね。

 

 

 

そう考えると、それこそ一時期の川崎マリノス時代のような安定感に神戸広島が入っているような感覚はあるんですよね。戦術的な完成度を高めた広島と、戦術というより戦略と運用の巧みさを極めた神戸。そこに両チームとも良い戦力を乗せて…という。

そういう意味では今季の広島には隙という隙が現状考えにくい。昨季終盤は大橋祐紀と川村拓夢の穴を埋め切れなかった反省を踏まえて、ジャーメイン良、田中聡、井上潮音とそれに沿った補強を実行してきた。去年の広島の懸念点は佐々木翔-荒木隼人-塩谷司の3バックはリーグ屈指ですが塩谷と佐々木はもう30代後半で、その後釜として期待された中野就斗が右WBとしてブレイクした事でCBとしての中野を失ってしまったのでは?というところに起因する層の薄さがありましたが、右WBに新井直人を加えた事で中野をWBをメインにCBとしてもプレーさせられる状況が出来たのはすごく大きかったと思います。逆にボランチの層が厚くなった事はメインポジションがどこになるのかハッキリしなかったアルスランと満田誠をシャドーに持ってこれるところも選手側からすればやりやすくなるなるのかなと。

神戸に関しては、鹿島以来2チーム目となるJ1の3連覇もですし、前人未到ACLとJ1の二冠にしても決して非現実的なシチュエーションではないでしょう。何より2023年から「大迫勇也武藤嘉紀がいない時にどうするのか?」という問題を抱えた状態で2024年に入りましたが、天皇杯ACLの連戦を通じて大迫の代わりは埋まらないものとして大迫がいないパターンの戦い方を構築してきた辺りは見事でしたし、複数の戦いを並行してこなせるチームとしてのキャパシティを感じさせるものだったと思います。ただ、去年のチームと比較すると層が薄くなかった事は否めず…特に左SBは去年なら「左SBから攻撃を作りたいなら初瀬」「しっかり守りたいなら本多」という使い分けが出来ていたのが、本多だけになってしまった影響は少なからずありそうで、小池裕太を使うにせよ松田陸を使うにせよ少しの設計変更は必要でしょうし。それぞれの加点要素と減点要素で考えた時に、今季の予想としては広島の方が上回ったような感覚はあります。

 

 

 

他の上位陣では、ガンバに関してはダワンと坂本一彩の流出はやっぱり大きなダメージでしたし、昨季より戦力が低下した感覚は否めず、ルーキーやレンタルバック組の奮起を伸びしろとして考えなければならない実情がある。とはいえダウンの印象が強いながらも、相対的に見ればしっかりとしたベースと一定以上の戦力は持っているので、大崩れ…という事はそんなに無いのかなと。優勝!というには物足りない感は否めませんが、極端に悲観するほどではないと思っています。優勝争いに絡むならば、レンタルバックした唐山や南野が去年の坂本のような曲線を辿れるかどうか、そしてダワンが担っていたタスクをタイプの近い美藤倫のブレイクでもアプローチの調整でもどうにか代替できる策を見つける事。ポヤトス監督が嘆く9番問題に関しては点が取れるタレント自体は複数いるので、今季も優勝争いに食い込めるかどうかの鍵はその2つになってくるでしょう。

大崩れするイメージが湧かないのは町田も同じですね。町田に関しては1年目の躍進は珍しいだけも無い事はない、でも2年目に好調を維持するのはもっと難しい…という自覚をよく持っているんだと思います。ちゃんと「J1仕様」の規模感、パワー感を作りに行った動きは純粋に素晴らしい。ただもう一歩優勝争いに踏み込むには、得点者が分散している事はそれはそれで強みとはいえ意外と前線の数字が伸び悩んでいたので…明確な点取り屋を設けるか、逆にハッキリとシャドー/2列目に点を取らせる形を作るかのどちらかは求められるのかなと。

 

 

 

そして鹿島に関しては…まず戦力に関しては優勝を十分狙えるレベルに達したと言うべきでしょう。守備は元々仕上がっている中で、FWの陣容はやっぱりもう見ても驚異的。ただ、鹿島は先に戦力の擦り合わせ、先に最大公約数を探るところから始める必要があるので、彼らにとってはどのタイミングでその最適解を見出せるかでしょう。鬼木達監督は川崎では1年目からJ1を獲りましたが、風間八宏体制で作ったベースの調整と修正から始まったあの時とはスタート位置が違うでしょうし。とはいえなんやかんやでシーズン終盤にはある程度の形を作ってくる人なので、そういうマネジメントの妙味は鹿島感あるなあと思ったりもしますが。

噛み合えば面白いのは名古屋でしょうか。名古屋は昨季に輪郭を作って、その過程で出た諸問題を解決できるような補強を…という段階的な補強として良い流れでは来れていると思うんです。で、マテウスが退団した事で森島中心に組み立てたところにマテウスが帰ってきたという化学変化がどちらに転ぶか…と。そこが良い方に転べば、トップ5に食い込んでいく可能性も出てくると考えています。川崎とマリノスは今季は優勝よりもチームの組み立てが優先される年でしょうが、川崎に関しては長谷部監督は福岡時代のイメージに近い「守備戦術を築く監督」というよりは現状のチームを見た上で最適解を探る監督…という印象なので、長期体制が終わる事による反動はそこまてま大きくはならない、むしろ福岡よりも選手のやれる事が広がったので、それが上手く消化させられれば早い段階から上に食い込むシナリオもあるかな…と。

マリノスはあくまで来年の為の一年…というところでしょうか。今回は大きめな路線変更になる訳で、システムもクラブが馴染みのない3バックに変わった。そしてDF陣はほぼ総取っ替えになりましたし、クラブとしてもそれこそポステコグルー1年目じゃないですが、結果に関してはある程度多めに見るシーズンと位置付けているように思います。浦和は上述した通り、チームの立て直しをリーグ戦というよりもクラブW杯に照準を合わせて取り組む必要がある。その上でクラブW杯で日本を離れている期間分の日程がどこかで過密スケジュールとして押し寄せてくることを思うと、リーグ戦に向けたチームビルディングは結構困難な作業になってくるような気はしますね…。

 

残留争い編に続く

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ではでは(´∀`)