RK-3はきだめスタジオブログ

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【布袋寅泰 万博ライブ】万博という場所で大好きなアーティストのライブを見る。こんな幸せが他にありますか〜布袋寅泰「U-NEXT MUSIC FES TOMOYASU HOTEI “LIVE in EXPO 2025”」ライブレポート〜@EXPO2025 大阪・関西万博 EXPOアリーナ「Matsuri」

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布袋フェスやるの!?

 

どーもこんばんは

 

さてさて、夢洲で開催中のEXPO2025 大阪・関西万博も今日を入れて残り3日となりました。

2年後には横浜で花博が行われますが、やっぱり花博や科学博はどちらかといえば番外編的な感覚はあって、そう考えるとこの万博は生きている間に日本で行われる最後の万博になるかもしれない訳で。…まあ、よく考えたら愛知万博が20年前だったし、また50手前でやってくれたりする?とはちょっとどこかで期待したりもしていますが。

 

X(Twitter)で万博行ってきた日記更新してます。呼んでね!(追々ブログにもまとめる)

 

 

で、U-NEXTでは8月12日から17日まで6日間にかけてEXPOアリーナ「Matsuri」で行われたU-NEXT MUSIC FESを10月7日から12日にかけて放送中。そして10月11日はその5日目となる布袋寅泰「U-NEXT MUSIC FES TOMOYASU HOTEI “LIVE in EXPO 2025”」が放送されます。

 

…そう、私行ったんですよ。このライブ。

 

 

という訳で、私にとっての"万博の思い出"として、自分なりのライブレポを書いていきたいと思います。

 

RK-3万博特集も読んでね

 

B・BLUE オケ作ってギター弾いて歌ってみた動画も見てね

 

オリジナルアルバム出してみました!だいぶ布袋さんの影響を受けたもの多々……聴いてみてくださいませ!

 

 

 

どんなライブでもその一度しかなく、全てが一期一会。しかしながら、今回のライブはその中でも唯一無二、人生で一度きりの機会と呼ぶべきでしょう(布袋さんの場合は万博ライブ2回目だったりするけども)。ましてやU-NEXT FESと言っても今回は実質的な布袋さんのワンマンですし「関西1公演だけのワンマン」って今後もなかなかない。

日本が世界に誇るあの音色、あの旗印が万博の会場で轟く……通期パスを買うほど万博にのめり込み、そもそも関西を舞台に行われる一生に一度の国家的かつ歴史的な場所で、大好きなアーティストのライブを堪能できる……こんな素敵な事はない!その思いで無事にチケットを獲得して8月16日に到達。

 

 

…それにしても通期パスっていいもんですね。私、この日の午前中に別の用事があったんですよ。どうせ行くなら一秒たりとも無駄にせずに…!みたいな変な気負いがもう無くなっちゃったので、昼過ぎにゆっくりと万博到着。

 

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何気に私、フューチャーライフビレッジに来るのもEXPOアリーナに来るのも初めてだったんですよ。ちなみにこのエリア、巨大な太ももが展示されてました。

 

 

 

いざ入場!

この日は夏真っ盛りという事で、ドリンクが無料配布されていました。

なんなら「どうぞー!2本でも3本でもじゃんじゃん持っててくださーい!」って言ってた。ノマナイトウォーターどんだけ発注しとるんや…。

 

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しかして美しい、EXPOアリーナMatsuri。


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大屋根リングがやっぱり話として目立ちますが、何気にEXPOアリーナも残した方がいいのでは?って思ったりするんですよ。この場所ってIRリゾートになるじゃないですか。EXPOアリーナを残す事で、野外コンサート会場としての需要すごくあると思うんですよね。跡地との相性は良さそうと言いますか。

 

 

 

いよいよ開演。

万博の入場ゲートを思わせる世界各国の国家がたなびく中、中央に聳える日本の国家と我らがGUITARHYTHM旗。本当に万博で布袋寅泰のライブを見れるんや…!という迸る気持ちにさせられ、場内ビジョンにはカウントダウンが!

1が0になるといよいよ布袋寅泰登場!

 

 

 

1曲目は『Jump』…GUITARHYTHM Ⅷの新曲ですね。曲の疾走感と共に、ビジョンが空撮で…海とステージと観客と大屋根リングが同時に映し出された映像にたまらなく興奮しました。それにしてもこの曲、なんというかもう、布袋寅泰のオープニングの為に作られた曲ですよね。本人もそのつもりだから「今日はようこそ 宇宙一のロックンロールショーへ」なんて決め台詞を入れたんでしょうから。…逆に1曲目以外で演奏する日は来るのでしょうか。

 

2曲目からはヒットパレード!『BE MY BABY』『MARIONETTE』『スリル』とCOMPLEX、BOØWY、ソロのスーパーヒットが繰り出され…冷静に考えたら3形態でスーパーヒット持ってるのすげえなこの人。個人的には、2021年くらいから切り替えたMARIONETTEの半音下げバージョンめちゃくちゃ好きなんですよ。しかもギターソロの前半部分、あそこは私は「自由演奏パート」って読んでるんですけど、今回は随分BOØWY時代のライブ版に近い印象がありましたし。ギターを始めるきっかけになった1曲なだけに痺れましたね。

…なにより、この後のMCで布袋さんが「布袋のライブに初めて来たよーって人ー?」と呼びかけた時に結構手が上がっていたように、通期パスを持っていると抽選さえ当たれば実質無料だったりする事もあって、布袋ファン初心者どころか「布袋ファンって訳じゃないけどバンビーナは好きだから一度生で聴いておきたいなあ」みたいな人も多くいたんですよね(実際に筆者も後に同じような感覚でHYDEのライブに申し込んでいるそして落ちた)。そういう人達にとっても、この3曲はイントロの一音目だけでみんなわかる。その瞬間の共鳴…これはやっぱり、逆に単独ライブでは味わえない感覚だったりするのかなとも。

 

 

 

MCではJumpの歌詞に「Welcome back to you 〜 ここに戻ってきたぜ」と登場する事になぞらえて「1970年の大阪万博には布袋少年も来ていたので、会場こそ違いますが戻ってきたという気分」と。その言葉…つまりBOØWYにもなる前の布袋少年の話から、その後の人生を辿るような『さらば青春の光』に続く流れは凄く美しかったですね。あの曲の切なさを浴びた美しさがすり抜けていく感じは万博会場の薄明るい風景と海沿いの吹き抜ける風に凄く合っていました。

その後に布袋ファンにはすっかりお馴染みの擦り倒しネタ「ロンドンでの挑戦と挫折の話から『そのカバーいいねえ!』って言われるくだり」を披露してからの『Battle Without Honor or Humanity』という万博という舞台に何よりも相応しいワールドワイドな曲が響く…キルビルって布袋さんの単独ライブでは滅多にやらない曲なんで、逆に布袋ファンこそ生で聴いた事ない曲だったりもするんですよ。だからこそこの特別な場所で、心臓に響くようなリズムと音色で刺された事は一生の思い出です。

そして『ラストシーン』…まず生で聴くの初めてだったんですけど、個人的にこのライブのハイライトの一つが『ラストシーン』だったなと。というのも『さらば青春の光』もそうだったんですけど…ちょうど『ラストシーン』の時が夕暮れ時だったんですよ。ステージの向こうには空と雲しか見えない。その空が色付いて、涼し気な海風に吹かれながら、あの美しいメロディーを聞く…。上述したように、EXPOアリーナ残してくんねえかなって気持ちが強くなったのはあの『ラストシーン』の影響がかなり大きかったかもしれません。

 

 

 

この日は終戦記念日の翌日という事も絡めた世界平和へのメッセージを込めたMCから始まる『ヒトコト』には強いメッセージがありましたし、澄んだ空に溶けていくような感覚さえ。明るい祝祭だからこそメッセージが沁みた人は多かったでしょう。続く『オフィーリア』は布袋さんが衣装替え中にバンドメンバーのみで演奏。…にしてもサポートギターの黒田晃年さんってえげついですよね。こういう衣装替えタイムでは布袋さんのギターを演奏して『GOOD SAVAGE』では吉川晃司パート、『Stereocaster』『Side by Side』ではCharパートやってるって控えめに言って狂った事やってる。

で、布袋さんが戻ってきて最初に響いたのはこれぞシグネチャー!『BAD FEELING』!もはやDNAに根付いたようなあのリズムに乗せられて始まった後半戦開始(そういえばイントロのコールいつから無くなったの?)。後半戦はGUITARHYTHM Ⅷから2曲が演奏されました。『Boogie Woogie Under Moonlight』と『Move Your Body』…個人的にG8から演奏するとしたら『Love is』か『Side by Side』だと思っていたので、この2曲はちょっと意外でした。

その中で『Move Your Body』も一つのハイライトでしたね。この曲は新アルバムの楽曲ですから、前述したように「バンビーナは聴いておきたいなあ」的な感じで来た人やBOØWYやCOMPLEX時代のファンの人は大体知らない曲だったと思うんですけど、この曲で会場の雰囲気はブチ上がりして、それこそ『スリル』『バンビーナ』に負けない熱を起こしていた。こういう事が出来てしまうマジック、還暦を過ぎてなお、初めて布袋ライブに来たような人が全く知らねえ曲で客を狂わせるパワー……これは何よりもライブを重視し、ライブで演奏する為の曲を作り続けた男の勲章たる姿でしょう。圧巻でしたね。

 

そして『CIRCUS』ですよ。

 

 

僕の中で布袋ソロで一番好きな曲を聞かれたら『CIRCUS』か『NOCTURNE No.9』なんですよね。でも特に『CIRCUS』は売れた曲の割にはライブ演奏頻度が多い曲ではなかったので、このライブでは歌わないだろうなー……と思っていたらあのイントロ。ッハ!ッハ!ッハ!ッハ!ッハッハ!ッハハーッ!と叫びましたよ。万博という最高のサーカス会場で鳴り響くあの曲。予想外ですらあっただけに震えました。やっぱクソかっけえよこの曲。

そして続いて『バンビーナ』!!イントロの前にものすごく南国チックというか、海沿いによく似合うハワイアンな感じの前奏から始まったんですけど、そこに急にあのイントロが切り裂いてくるんですよ。やっぱりバンビーナなんですよね……もう本当、全体が一つになる瞬間というかね…。前述した話の繰り返しですけど、それはむしろ布袋さんの単独ライブではなく、1〜2曲しか知らないような人もいて、会場外も噂を聞きつけた人たちが音漏れを聴きに来ていて、全員が共鳴したように叫ぶ……もうこれまで聴いたバンビーナの中でも最高のバンビーナでした。

そして本編最後はインスト曲、日本語で出発を意味する『Departure』ですよ。2014年のアルバムツアー以来演奏していなかった超レア曲。布袋さんも「万博という事で、出国にかけて…」みたいなMCで始まり。あまりにも爽快で、燃え上がった魂を清々しい気持ちにしてくれましたね。

そう考えたらフェスとして完璧なセットリストだったと思います。布袋ファンという訳ではない方が多い事を踏まえた大ヒット曲をベースにしつつ、布袋印とも言うべきキルビルとBAD FEELINGが入り、新曲もしっかりと投入する。その上で久々の大阪単発公演という事でツアーのセトリに入る頻度は少ないラストシーンとCIRCUSが入り、この時代にメッセージ性の強いヒトコトを挟み、わざわざこのライブの為に大阪まで来た人の為に超レア曲が本編最後に来る。この辺りのセトリの組み方はもう職人技っすよね。

 

 

 

そして布袋さんが「本編最後の曲」と言ったDepartureが終わると、まだ布袋さん含めメンバーが誰も捌けてないのにアンコール勃発。布袋さんも笑いながら、もう撤収せずにアンコール突入!(そうなるとこれはアンコールなのか…?)

最後は大団円、みんなでPOISONですよ!!!!すっかり日は落ち、暗闇の中で大合唱したPOISON。誰かと不倫してる訳でもなければ12時でもないけれど、銀の指でこの時間を止めてくれと思いました。だいぶ長い指輪いるけど…。

 

 

 

熱狂のままにライブは終了。

とにかく、とにかく最高のライブでした。いつもなら布袋さんは「宇宙一の〜」と言いますが、今日は万博だったので敢えて"世界のロックンローラー"と言いたい。

1曲目で演奏する為に作られたかのようなJumpからCOMPLEX、BOØWY、ソロのそれぞれの時代を彩る王道で畳み掛ける流れ。夕暮れ刻の海風に吹かれながら聴くラストシーンとさらば青春の光の美しさ。何気に生では初めて聴くBattle〜の圧倒感。ヒトコトに訴えられたメッセージからのオフィーリアで洗われた心を煽り立ててするような踊れるロックンロールの連発。そしてPOISONでの大団円。全てが最高でした。

万博という特別な場所で大好きなアーティストの音に浸れるほど唯一無二の瞬間はないです。この舞台が存在した事、自分自身がこの客席に立てた事、その一つ一つの奇跡は布袋寅泰というアーティストが還暦を超えてもなお自身の限界を越え、新しい角度の挑戦を続け、その上でファンが何を喜ぶのかを突き詰めて考えて…想像よりも周りも若い人多かったんですよ。おじさんおばさんが若さを取り戻したように拳を振り上げ、若者がまたギターサウンドに身体を痺れさせる。それは天才が長い挑戦を続けた末に辿りつける景色だったんだと思います。だってこのライブ、1.3万人入る会場でかなりの倍率だったって言うし。改めて布袋寅泰の偉大さを感じ、ファンとしてこれ以上って何があるんだろう?と思わされるほどの特別な瞬間でした。万博で布袋のライブを見れるなんて最初で最後でしょう。その瞬間を味わえた……心の底から嬉しかった。最高の夜でした。

 

 

布袋さんの万博ライブを堪能して、万博でアフリカ飯を食べて帰る。

こんな贅沢な一日あるかよ!!!

 

 

GUITARHYTHM NEVER GONNA STOP!!

ではでは(´∀`)