
EXPO CITYってラーメン屋あったっけ?
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2025明治安田J1リーグ第36節、ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸の一戦です!
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歴史の中で、ガンバにとってのヴィッセル神戸という存在はさほど大きなチームではなかった。せいぜいガンバに関係する選手が多く所属していただとか、アウェイ近くて助かるだとか、せいぜいその程度でした。
しかしながら時代は変わり、ガンバが獲れるチャンスを何度か迎えながら辿り着けない10冠を追い求めている間に、彼らは太く、大きくなっていった。ガンバさえも知らない連覇や二冠さえも成し遂げていった。確かに今、ガンバは彼らの背中を追う立場になってしまった…事実としてはそれは、目の前に横たわっています。
2024年11月23日、あの日見たクリムゾンレッドの歓喜を前に、ガンバに何が足りなかったのは今となっては知るよしもない。ただあの瞬間につかめなかったものを数えるように人とクラブは生きていくもの。今まさに黄金時代を象徴するような偉業の可能性を繋ごうとするその希望を斬り裂く…その為の勝利だけが、この試合に求められています。追う立場として、再び彼らを背後に感じられるようなその日を目指し、肩を手で引く為の90分です。
両チームスタメンです。


ガンバは2-0で勝利した前節名古屋戦からはスタメンを2人変更。左WGに食野亮太郎が第15節浦和戦以来、リーグ戦では実に半年ぶりとなるスタメンに抜擢され、ボランチはここ数試合で定着している美藤倫と安部柊斗のコンビ。SBは直近のACLナムディン戦で負傷退場となった初瀬亮が外れましたが、ベトナム遠征に帯同していなかった黒川圭介と半田陸が先発に復帰しています。また、南野遥海も久々のベンチ入りとなりました。
前節は新潟に2-2で引き分けた神戸は新潟戦から、そして直近のACL蔚山戦からそれぞれスタメンを4人変更。蔚山戦のメンバーからはセンターラインのメンバーは継続し、SBとWGを入れ替える形を採ってきました。広瀬陸斗は第25節町田戦以来、リーグ戦としては3ヶ月ぶりの先発出場です。
本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。
⚽️GAMBA MULTI SPORTS DAY 2025 開催🎉
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2025年11月9日
トークショー🎤やミニスポーツ体験イベントを開催!✨
子どもたちも楽しみながら各競技の魅力を体感できます!!
場所:場外 吹田Gステージ
ぜひお立ち寄りください!!
詳細はこちら!https://t.co/jjVV3Y6bem#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/5HSkwEDXnq
パナソニックのパートナーデーとして行われるこの試合はパナソニック商品が当たる抽選会の他、 「GAMBA MULTI SPORTS DAY 2025」と消してサッカーのみならず各スポーツの体験ができるイベントを実施。その過程で先日引退を発表したガンバOBの渡邉千真氏が来場します。また、この試合ではチケットにベースボールTシャツが付いており、今季ではGAMBA SONIC、GAMBA EXPOに続き3回目のシャツ配布試合という形になりました。
この試合はチケット完売!今季のチームはなかなか安定しない戦いが続いていましたが、パナスタ10周年の年に観客動員は歴代最多となりました。これもひとえにクラブ全体の努力の賜物でしょう。
立ち上がりはガンバが良いリズムで試合に入りました。左サイドの食野亮太郎が空けたスペースに黒川圭介が入るなり、山下諒也がサイドを抜け出すならさりで深い位置まで運んだところからマイナスに入れて安部柊斗のミドルに繋がる場面を作るなど攻撃の形を早い段階から作っていました。
神戸もロングボールを駆使して陣地回復を試みていた中で、19分にはガンバが自陣から満田、ジェバリと繋いで山下がカウンター。そこから逆サイドの半田に繋がる決定機を迎えますが、半田のシュートはGK前川黛也がセーブで弾きます。
24分にも中央で2〜3人の関係性からパスワークで好機を作ったガンバでしたが、立ち上がりのガンバにとって理想的な距離感でプレーしていた時間帯になかなかミドル以外でフィニッシュまで持ち込めずにいると、神戸が長いボールを入れたところから強度を押し出すプレーにシフトしてきた事でガンバとしては前線の距離感を遮断されるような形になり、立ち上がりほどのリズムは出せなくなっていました。
とはいえ神戸も果敢に背後を狙ってくる中で、ガンバもGK一森純の良い飛び出しやDFラインの素晴らしいカバーもあって神戸にもフィニッシュの形は作らせず、試合は拮抗した展開へ。41分には裏抜けした広瀬陸斗が早い段階から狙ってくるもGK一森がセーブ。
基本的にはガンバペースではありながら、その中でも神戸がどうやって状況を変化させていくか。そういう攻防の末に前半はゴールは生まれずに0-0のまま後半へ。
後半は前半と比べるとお互いに激しい攻防、デュエル、肉弾戦のような場面が目立つようになる中で、そうなるとそういう展開をより得意とする神戸の方が攻撃の形を作れるような形になっていました。とはいえガンバも守備のところやトランジションのところではしっかり対応し、膠着した緊張感の試合にゲームを持っていきます。
交代をギリギリまで引っ張ったガンバに対し、神戸は62分に広瀬を下げて佐々木大樹、67分には飯野と大迫を下げて酒井高徳とジェアン・パトリッキと立て続けに選手を投入。
試合はかなりオープンな形になっていき、パトリッキの投入もあってサイドを突っ切るラインブレイクを狙いたい神戸と、前半よりショートカウンター寄りになりながらもジェバリにボールを収める中央突破に2列目が絡んでいく形での攻撃を狙うガンバと、そのアプローチも対称的で興味深い攻防が繰り広げられていきました。
遂に80分に試合が動きます。直前のプレーで食野が倒された場面はVARが介入してもPK判定は認められなかったものの、このプレーの直後に食野を下げて奥抜侃志を投入(そしてベンチから何かを言った?東口順昭が退場)。
中央でボールを持ったジェバリが、送ったスルーパスは、一瞬黒川に気を取られた酒井高徳と入れ替わるように走り込んだ奥抜へ。最後は奥抜が冷静にフィニッシュを仕留めて遂にガンバ先制!!!!今季ここまで苦しみに苦しみに苦しみ抜いた奥抜。それでも信じ続けたポヤトス監督の期待も応えるガンバ移籍後初ゴール!!
📷ゴール動画
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2025年11月9日
🏆2025明治安田J1リーグ 第36節
🆚#ヴィッセル神戸
⌚️80分
⚽️#奥抜侃志
見逃し配信は▶️@DAZN_JPN
登録は▶️https://t.co/cmHuKWaYRL#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/WonEQ4Lfe3
しかし壮絶な雨中の激闘はまだ結末を許しませんでした。ガンバは山下に代えて岸本武流、神戸は本多に代えて永戸勝也とサイドの選手を入れ替えて迎えたアディショナルタイム直前、永戸勝也のロングボールを武藤が落とすと、佐々木が右サイドからダイレクトでゴラッソ一撃。これが反対側のサイドネットに突き刺さり神戸が同点に。
武藤選手からのヘディングのパスを佐々木選手がダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺す!
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) 2025年11月9日
ハイライトは @DAZN_JPN 📺
視聴は⏩ https://t.co/B7lVCpyldG#visselkobe #ヴィッセル神戸 #G大阪神戸 pic.twitter.com/ZZ3P1cvB2J
神戸としては引き分けでも優勝の可能性が消滅する立場とあって、アディショナルタイムにも宮代、パトリッキがそれぞれ決定的な場面を迎えますがいずれもゴールには至らず。最後の最後まで手に汗握る、呼吸を置く暇さえも許さない壮絶なゲームは1-1で終了。ガンバは浦和をかわして8位に浮上した一方、神戸はこれで3連覇の可能性が消滅しました。
総じて良いゲームだったと思います。ポヤトス監督はいつになく就任当時からの成長を強調しましたが、実際にこの試合には2023年に足りなかったものが詰まっていたように思いますし。
前半からガンバは良い距離感で動けていました。特に今日は基本的には中盤の美藤と安部が満田を絡めながらボールを前進させる、或いは前進の過程でジェバリというポイントを作り、そこにWボランチや満田が絡んでいく流れがしっかりと起こせていましたし、加えて右サイドなら山下、左サイドなら食野を内寄りに入れた時の黒川がなるべく深く抉る事で、最終的に角度をつけた形でマイナス気味に安部や美藤が入ってこれるような形がいくつか作れていた。そこのバイタルエリアのスペースの作り方は特に前半は光っていました。一方、神戸はロングボールをサイドに入れたところからボールをキープして仲間の押し上げを待つような形になっており、純粋に前進していく形のガンバと、とりあえず先にボールを入れてチームとして押し上げていく神戸という対比の構図が色濃く出ていて、そこは両者の攻撃のアプローチという点で興味深いポイントでしたね。
どっちが良い/悪いではなく、その点ではお互いが意図する事はどちらもある程度形に出来ていて、だからこそ前半からお互いに好機も多かったんだろうなと。前進な形さえできればフィニッシュワークまで持ち込めるクオリティを持つ選手はお互いに多くいますから、同時にその中でガンバなら半田、神戸なら本多がSBでありながら見せた3枚目のCBとしてのカバーリングも素晴らしかった。お互いに攻撃で可能性を作り合いながら、最後に守備で可能性を潰し合ったところは非常にスリリングな攻防だったなと。
後半に関しては基本的には前半と同じような形でタイムアップまで進んでいく中で、神戸がより終盤のオープンな展開を想定してカウンターに適した選手を送り込んでいったのに対し、ガンバはメンバー交代に関してはかなり引っ張る選択をしました。基本的に食野→奥抜と山下→岸本は少なからず最初から予定された交代みたいなところはあったと思いますが、宇佐美貴史とヒュメットを使わなかったのは(ヒュメットは最後に少し出たけど)、この2人どうこうというよりもジェバリ-満田-安部&美藤のユニットを崩したくなかった…みたいな意図の方が大きいでしょう。
こういうゲームの交代って難しいんですよね……入れたい選手はいたとしても、この場合の交代は「誰を入れるか」じゃなくて「誰を下げるか」が難しい。前述した4人を下げる事で生じるリスクを回避したいと言いますか、そもそもこの4人のユニットから誰かを下げる事によって、この試合の均衡を保っていた絶妙なバランスが瓦解する可能性がある。この試合みたいに息つく間もない展開になれば尚更で、この試合のセンターラインのユニットには最後の最後に体力面でジェバリを下げる以外は手を打てなかったのは、ポヤトス監督の交代が遅かったのではなくベターな判断でした。別に交代しないこと、引っ張ることも一つの采配だと思うので。
食野と奥抜の奮闘はロマンに賭けて信じ続けたポヤトスも殊勲よ。特にポヤトスって何気に食野めっちゃ好きなんだろうなって感じするし。…
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2025年11月9日
何より今日の試合は、神戸という強度の高い相手にどうガンバが向き合うのかと言いますか、基本的にガンバはチームとしての戦術ベースはしっかりと構築できているチームだったので、若干精神論的な話になりますが如何に「闘うか」という部分が問われていたと思います。思えば、それは今季のガンバがやや希薄な部分だったのかもしれません。
それは現在の立ち位置ではガンバが神戸を追う立場ではありながらも、クラブの歴史を含めた実績ではまだ神戸はガンバを追う側で、その中でガンバも達成したことのない3連覇だけは阻止しなければならない…みたいな意地も働いたのか、シンプルに散々煮え湯を飲まされた相手に一矢を報いる為のリバウンドメンタリティなのか、この試合のガンバの「闘う姿勢」は素晴らしかった。それこそ食野辺りのファイトには心震えるものがありましたし、なんやかんやで気合いって熱を共有するものなんですよ。時に「お気持ち○○」とは言われがちですけど、結局は気持ちに訴えかけてくるものがなかったらこのスポーツを見ていないと思うので。満員のスタジアムで、3連覇を目指して猛進する神戸という強敵を、そういうパッションで食い止めてみせた…その熱量はDAZN越しでも痺れるほどに伝わってきましたし、それはスタジアムでは尚更強く感じたんじゃないでしょうか。素晴らしいゲームだったとおもいます。
東口ェ…
ではでは(´∀`)