
太陽の塔の下で万博シーズン終了!
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2025明治安田J1リーグ最終節(第38節)、ガンバ大阪 vs 東京ヴェルディの一戦です!
【2025年のJリーグを振り返る記事をまとめたページを開設しました。随時更新していくので是非!】
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不思議な感覚に常に苛まれたシーズンであり、そして最終節なのかもしれません。
2024年に素晴らしいパフォーマンスを、そして素晴らしい結果を残したチームに期待された2025年の更なる躍動でしたが、年が明けてからの坂本一彩とダワンの流出はチームに大きな影響を与え、開幕戦のタイミングでは信じ難いような事態にも苛まれた。相次ぐ負傷者、どうにも噛み合わない内容、消化不良な結果…その連鎖が及んだ中位という結果を見た時、監督の退任という帰結には理があるのかもしれません。
しかしそんな波瀾万丈にも程があるシーズンの中でも、実はガンバは大崩れした訳ではなく、それなりにコンスタントに勝点は積んでいた。それは波があったと言えばそうなんですが、あれだけ混乱のシーズンだったにも関わらず残留争いには絡まなかった。それは混乱がチームに待ち受けた時も、チームの土台としてポヤトス体制で築いたベースがあり、常にスタート地点は確固たるものを用意できていた…ここが近年のガンバと全く異なる点でした。
間違いなくポヤトスと歩んだ3年間はガンバにとって意義深いものでした。厳密にはACL2が残っているのでラストゲームではありませんが、ポヤトスと笑顔を手を振って別れられる美しいフィナーレをこの最終節で!
両チームスタメンです。


ガンバは前節福岡戦からスタメンを3人変更。累積警告で出場停止となったヒュメットと前節で負傷した一森純が欠場し、1トップには代表戦の負傷で前節欠場だったイッサム・ジェバリ、GKにはリーグ戦での出場は実に2年ぶりとなる東口順昭が起用されました。左WGに倉田秋が第33節鹿島戦以来の先発。ベンチには来季のトップ昇格が内定している中積爲も入っています。一森が欠場となった為、半田陸が今季のガンバでは唯一の全試合先発という事になりました。
前節は鹿島に0-1で敗れたヴェルディはスタメンを2人変更。新井悠太がスタメンに復帰すると共に、鈴木海音が最終節にして今季初スタメンとなりました。谷口栄斗はベンチを外れています。また、第4節のガンバ戦から長期離脱していた山田剛綺が復帰。ヴェルディでコーチを務める森下仁志氏が監督を務めたガンバU-23でもプレーした川﨑修平と食野壮磨もベンチに入っています。
本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。
FPたちがピッチに登場⚽
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2025年12月6日
試合を観るなら▶️@DAZN_JPN
登録は▶️https://t.co/cmHuKWbwHj#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/vBDvdTg5pW
ガンバは木曜日にホームでACL2のラーチャブリー戦を控えているのでこれが厳密なラストゲームではありませんが、それでもJ1リーグ最終戦という事で試合後には宇佐美貴史キャプテンやポヤトス監督の挨拶など最終戦セレモニーが実施。場内でもそれにちなんだ企画として割引チケットが販売されており、スタグル購入者には今季の名場面が描かれたコースターのプレゼントも。毎年ホーム最終戦後に表彰される日刊スポーツ黄金の脚は満田誠が受賞しました。
2015年10月に竣工し、2016年シーズンより使用を開始したパナスタは10年目を迎えました。そんなアニバーサリーシーズンのガンバは結果としては芳しいシーズンではありませんでしたが、コロナ禍以降で最多の1試合での来場者数の記録に始まり(岡山戦)、シーズン全体でも歴代最多の観客動員数、そして1試合平均3万人超えの大台達成!
しかしポヤトス監督が「お祭りのようになる」と試合前に語ったゲームは立ち上がりから暗雲が立ち込めます。
どちらのペースとも言えない中で迎えた10分、まるで様々な悩ましさが連続した2025年を象徴するかのように試合序盤のところで中谷が負傷退場という自体が発生。いきなり三浦弦太との交代を余儀なくされます。直後の13分にはヴェルディがボールダッシュからショートカウンターを仕掛けて最後は染野唯月が頭で落とし込もうとしますが枠外へ。ガンバも16分には右サイドを抉った山下諒也のクロスにジェバリがジャンピングボレーを見せますが、GKマテウスがファインセーブ。
すると20分、福岡将太の縦パスからジェバリ、倉田秋、満田誠が鮮やかなパスワークを披露。最後に飛び出した山下を新井悠太が決定的な場面でファウルで止めたとしてレッドカード!ガンバは数的優位を獲得すると共に、ヴェルディは新井の退場に伴い松橋優安をWBに降ろす形に。
35分にはセットプレーの攻撃を仕切り直して安部柊斗がクロスを入れると三浦が頭で合わせますがGKマテウスがファインセーブ。37分にはヴェルディもカウンターで内田陽介がシュートまで持ち込みますが、リーグ戦では2年ぶりの出場となるGK東口順昭がきっちり抑えます。
ガンバとしては決めれそうで決めれない…そんなもどかしい時間が続いていました。
しかし43分、エリア内で再三古巣のヴェルディを掻き回していた山下がファウルを受けてPK獲得!これを…ジェバリが仕留めてガンバ先制!
更に前半アディショナルタイム、自陣でボールを奪って持ち運んだ美藤倫が前線に一気に攻め込んでパスを送ると、最後はジェバリが巧みなフィニッシュで一気に2得点!まさかのW杯で日本と対戦する可能性が出てきたジェバリがきっちり決めてようやくガンバがリードを拡げます!
決めれそうで決めらない時間が続いたながらも、終盤には一気に2点が生まれたガンバ。終わってみれば気持ちの良い内容とスコアで前半を終えます。
後半も完全にガンバのゲームでした。49分、チームとして持ち上がったガンバは左サイドでボールを受けた黒川圭介が中に切り込むと、カットインは相手に弾かれながらもこぼれ球を拾った満田が決め切って得点!貢献の割には得点だけ取れてかなった満田の一発でガンバ3点目!
ガンバは直後にも美藤の縦パスを受けた満田からジェバリ、倉田と巧みなコンビネーションで満田が決定機。GKマテウスに阻まれたこぼれ球をジェバリが狙いますが、こちらは惜しくも枠外でハットトリックはならず。
ヴェルディは58分に齋藤と松橋を下げて稲見哲行と川﨑修平、65分に宮原と平川を下げて山田剛綺と吉田泰授を投入。ガンバは61分に倉田と美藤を下げて食野亮太郎と鈴木徳真、77分には山下とジェバリを下げて岸本武流とリーグ戦では第17節神戸戦以来の出場となる南野遥海を投入。
終盤に差し掛かると、ガンバも中谷負傷退場のアクシデントがある中でフル回転していた事やジェバリという軸を下げた事で押し込みきれなくなり、逆にヴェルディが押し返す時間が増えてきていました。
78分にはガンバのビルドアップに対して染野が果敢にプレスをかけると、東口の福岡でのパスコースに入った染野のカットがそのままネットを揺らしてヴェルディが1点返上。直後にもヴェルディは再三サイド攻撃から好機を作りましたが、GK東口がファインセーブを見せるなどして2点目はどうにか阻止し続けていました。
そしてフィナーレはアディショナルタイムでした。
満田がハーフェーライン付近から入れたロングボールを食野が落とすと、反応した南野のシュートはやや当たり損ないながらもループ気味にゴールに吸い込まれて4点目!去る功労者が入れば、新たに芽を出すヒーローがいる……宇佐美のゴールから始まったポヤトスの下のリーグ戦ラストゴールはその理を示すような南野がゲット!
終盤はガンバユース出身にして食野亮太郎の弟でもある食野壮磨のシュートがポストを叩くシーンもありましたが、スコアは4-1のまま終了。ポヤトス体制最後のシーズンは、上位チームのような爆走と下位チームのような停滞が交互に訪れながら9位という中位で幕を閉じました。
今季のガンバ大阪、或いはポヤトス体制の3年間の振り返りみたいなところは、まだ木曜日にACL2のラーチャブリー戦が残っているのでその際のマッチレビューや年末年始の総括連載で書くので、今回はあくまでヴェルディ戦に限った内容をば。
良いゲームでしたね。結果的に相手に退場者が出た事の影響はあったにしても、それ以前の段階からゲームをガンバの支配下に置いてプレーできていました。後ろでビルドアップの基盤をしっかりと作る事はポヤトス体制でずっとやってきた事ですし、その上でその基盤をなるべく高い位置に持っていく事、前線の選手がパズルのようにこの位置に立てばどこが空く?どこのポジションを入れ替えれば誰が走り込める?みたいな…思い返せば、ポヤトスガンバのリーグ戦初勝利となった試合のマッチレビューで「スライドパズルで絵を描け」というタイトルをつけたんですが、今日のビルドアップの基盤の作り方、ジェバリを絡めた2列目のポジショニングとコンビネーションはそれを体現してくれていたと思います。
相手に退場者が出た事でヴェルディの最後の守備のところが薄くなった辺りはガンバのファイナルサードでの動きに影響は与えたでしょうが、11対11の段階からガンバのゲームとして試合を成立させていましたし、同時にヴェルディの攻め手をカウンターに限定させる事ができた。その辺りは中谷がいなくなった後でも福岡と三浦が上手くやってくれたなと。
後半に関しては失点のシーンでも露わになったように、ヴェルディが前線の枚数を増やしてガンバのパスコースに対するプレスの連動が機能するようになった事で、ガンバとしてはそこでなかなか剥がし切れない時間が続いて押し込まれてはいきましたが、リーグでは2年ぶりの出場となった東口も失点シーンこそミスではありながらも他は素晴らしいセーブを連発してくれた。最後に結果を残して帰った南野も然り、個人のところでしっかりと戦えていたポイントはすごく大きかったですし、ポヤトスが作ったベース、基盤の上で選手達が個を見せる辺りはポヤトス体制の集大成としてとても美しい光景だったんじゃないでしょうか。
素晴らしいゲームだったと思います。
12月ラストのラスト
ではでは(´∀`)