
【前編の①2025ポジション分布②曺監督続投とコーチ陣組閣③レンタル組含む現主力の慰留はどうなる?迫り来る海外の影…④現主力の慰留はどうなる?迫り来る海外の影…はこちらから!】
【最新移籍動向】12月27日時点
※ブログの内容は12月12日に執筆したものから変更する事はありませんが、移籍情報は随時更新していきます。
《IN》
GK 村上昌謙←アビスパ福岡
DF 山本楓大←関西学院大学(※入団予定は2027年1月)
MF 尹星俊←京都サンガFC U-18
MF 平岡太陽←湘南ベルマーレ
MF 本田風智←サガン鳥栖(レンタル)
FW 酒井滉生←京都サンガFC U-18
《OUT》
DF 宮本優太→浦和レッズ(復帰)
DF パトリック・ウィリアム→未定
MF 山田楓喜→FC東京
MF レオ・ゴメス→未定
MF 武田将平→湘南ベルマーレ
【おしながき】
④レンタル組含む現主力の慰留はどうなる?迫り来る海外の影…(前編)
⑤それらを踏まえたざっくり展望
⑥ポジション別補強優先度考察
【2025年のJリーグを振り返る記事をまとめたページを開設しました。随時更新していくので是非!】
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⑤それらを踏まえたざっくり展望
基本的なスタンスは去年の補強と同じだと思います。つまり現チームのベースは変えずに、①最優先事項はなるべく現在のスカッドを維持すること、②海外移籍の可能性があるポジションのリスクヘッジとなるような補強を行うこと、そして③チームとしてやれることの幅を増やせる選手を獲得することの3点です。昨季なら②はペドロや須貝、③なら奥川や長沢がこれに該当するでしょうか。特にサンガは5月頃にエリアス、トゥーリオ、原が全員負傷離脱するというえげつない事態が起きたにも関わらず勝点を積み上げられたのは開幕前に③の観点の補強がうまくいったからでしょう。対象となるポジションやスタイル、選手のステータスは変わるでしょうが、基本的な方向性やスタンスはそこまで変わらないでしょうし、無理に変える必要もないとは思います。
①②に関してはポジション毎の話になるので後回しにするとして、③のところに関しては、基本的にレギュラーメンバーは2025年のメンバーを無理に崩そうとは考えていないと思いますが、前編で書いたように吉田達磨氏を招聘したことを踏まえると、よりポゼッションへの貢献をできる選手を求める可能性はある。これはあくまでチームの方向性を変える訳ではなく、やれる事を増やすという意味でそういうエッセンスを取り入れたい、サンガは特にボール保持の立場になった時は福岡やトゥーリオがいるかいないかで大きく状況が変わったので、彼らがいないタイミングでボール保持の展開になってもソツなくこなせる為の一手が吉田氏の招聘とすれば、そこに力を発揮できる選手の獲得はセットになってくるのかなと思います。
なので基本的には2025年のスタメンをベースにする事を前提に、チームとしてのオプションの増加と2チーム分の控え、2セットの戦術遂行が可能な補強の実現。言葉で書くと結構なハードルですけど、結局はこれは2024→2025シーズンの補強スタンスの延長線上にある事なので、昨季のテーマが拡張なら今季は拡張かつ拡大ということになるのかなと。場合によってはACLに出場する可能性も出てくる訳ですし。
⑥ポジション別補強優先度考察
[]で囲っている選手は完全移籍ではなくレンタル移籍でサンガに入団している選手です。
【ゴールキーパー】
レギュラー:太田岳志
第2GK:圍謙太郎
控えGK:ファンティーニ燦,[マルク・ヴィト]
補強優先度:★★★☆☆
補強の緊急性は別にないポジションではあります。太田は今年で35歳とはいえGKならまだやれる年齢ですし、1歳下の圍も実力者。ただ、年齢的なバランスで言うと太田の35歳に対してGKチームで一番若いのがファンティーニの27歳。今季は2種登録されていた本多敦はこの時点でリリースがないという事はトップ昇格は見送りという事でしょうし、若手を一枚加えるのは良いんじゃないかとも思います。余裕があるようなら少々ホープ的な選手でも。そもそもヴィトのレンタルを延長しないとすれば、3枚だと枚数的に少し心許ないところはありますしね。
【センターバック】
レギュラー:鈴木義宜,[宮本優太]
ベンチ:麻田将吾,アピアタウィア久
控え選手:パトリック・ウィリアム,永田倖大
レンタルで他クラブでプレーしている選手:松田佳大,喜多壱也
補強優先度:★★★★☆
全ては宮本次第である事は確かでしょう。まずは宮本の完全移籍交渉が成立するかどうか。浦和や浦和のスコルジャ監督の出方も含めてどういうスタンスを取ってくるのかが読めない…買取OPや違約金条項がついていないとすれば浦和が移籍金は値上げする可能性だってある。宮本を残せるかどうか、ここの成否で方針は180度変わると言っても過言ではないでしょう。
もし宮本が浦和に復帰するとなれば当然即レギュラー級の選手の補強は必要になってくるでしょうし、ウィリアムが退団するなら今度は層に不安が生じてくる。宮本を残せるようなら麻田やアピアタウィアもいるので層に一定の担保は取れますが、宮本の完全移籍が叶わなかった松田の復帰だけでは片付かない問題になるでしょうし…。
【サイドバック】
レギュラー候補:福田心之助(右),須貝英大(左右),佐野響(左)
控え選手:飯田陸斗(左)
オプション:麻田将吾(左),[宮本優太(右)]
補強優先度:★★★☆☆
今季は右の福田、左の佐藤、左右OKの須貝という形で回していましたがこの運用が抜群に機能していました。福田は優秀選手賞も獲得しましたし、佐藤も日に日にSBとして成長している。須貝なんかリーグ全体の中でも上位の大ヒット補強でしたから、3人でレギュラーを回す…という構図自体を崩す理由は特にないとは思います。
一方、サンガの場合は福田に海外移籍の噂が常に付き纏っている状態で、そうでなくとも飯田がいたり麻田も対応可能な左と比べて右は層が薄いんですよね。福田以外の右SBが左のレギュラーとしても計算できる須貝のみなので。そこは福田が海外から具体的な話が来そうならマスト、来なかったとしても獲っておいて損はないんじゃないかと。
【ミッドフィルダー】
《アンカー》
レギュラー:福岡慎平
ベンチ:武田将平,[齊藤未月]
新加入選手:尹星俊
レンタルで他クラブでプレーしている選手:川﨑颯太
《インサイドハーフ》
レギュラー:平戸太貴
レギュラー候補:[ジョアン・ペドロ]
ベンチ:米本拓司,武田将平,レオ・ゴメス,中野瑠馬,バヘット[齊藤未月]
オプション:松田天馬
新加入選手:尹星俊
レンタルで他クラブでプレーしている選手:川﨑颯太
補強優先度:★★★★☆
今オフで一番考えるべきポイントは中盤強化だと思います。
基本的にサンガはスタイル的に中盤の消耗がどうしても激しくなるのは致し方ないとして、その上で前半戦は2セット組めるような状態を作っていた事がチームとしての厚みを担保していましたが、そこから川﨑が海外に移籍し、ペドロと米本が負傷離脱。新加入のレオゴメスや大卒ルーキーの中野の奮闘もありましたが、福岡や平戸になかる負担は大きくなってしまったところは否めなかったです。ましてやペドロと齊藤はレンタルゆえ、来年どうなるかの確たるところは言えないでしょうし。特に後半戦の出来を踏まえると、川﨑や米本みたく中盤守備に効くタイプはもう一枚連れてきたいかなとは思います。
…と、同時に。前項でも述べたように、吉田達磨氏を招聘してポゼッション要素を注入するとなると、クラブとしてはこれまでこの要素は福岡がアンカーになった時に福岡の能力で担保していたところをチームとしてできるようにする…という狙いがあるはずで、武田が一部報道では湘南への移籍が濃厚となると、中盤でポゼッションに絡める選手も必要になってくる。もちろん中野の成長に賭けるのも一手ですが、中盤は2タイプの選手を1人ずつ獲れたら大きいんじゃないでしょうか。
【ウイング】
レギュラー候補:松田天馬(左),山田楓喜(右),奥川雅也(左右)
ベンチ:平賀大空(左右)
オプション:平戸太貴(左),佐藤響(左),中野瑠馬(左右)
補強優先度:★★☆☆☆
基本的にサンガのウイングはフォーメーション上はウイングですが、役割としてはシャドーに近い形になっているんですね。3トップの組み合わせ次第で微妙にコンビネーションの在り方が変わる事はサンガの武器でもありますが、役割としてシャドーっぽいところは誰が出ても基本的には同じ運用と言えるでしょう。
となると、このゾーンは基本的に既にボリュームゾーンとなっていて、状況に応じてトゥーリオや山田はWGの幅の取り方もできるので、バリエーションはWGのところで既にそれなりに作れているのかなと。なので主力クラスの誰かが抜けるか、もしくはそれこそ奥川のように獲るべき選手が市場に出てきたとかではない限り、補強の優先度の高いポジションではないかなと。
【FW】
レギュラー:ラファエル・エリアス
オプション:マルコ・トゥーリオ
新加入選手:酒井滉生
補強優先度:★★☆☆☆
エリアスの控えに長沢を置いた今季の形はめちゃくちゃ良かったと思います。というのもエリアスは言うまでもなく圧倒的。長沢は1年間のレギュラーとして考えると難しいところはありますが、スーパーサブとして、或いはエリアス離脱時のレギュラーよく機能した。特に長沢が単なるエリアスの控えではなく、エリアスと異なる特徴を持つタレントだった事はチーム戦略に幅を持たせたなと。
で、結局のところ…ストライカーって一般的に育てられないもの、才能との出会いでしかないものとも言われている事を考えるとそもそもこれ以上強化しにくいところでもあるんですよね。仮に有力なFWにオファーを出しても「多分エリアスの控えになる」というところで断られる可能性が高そうですし。そう考えると、現実的な編成としては現状ができうるベストと言いますか、去年エリアスと長沢を獲ってきた時点である程度完成だと思うんですよね。この2人のどちらかが退団するようなら事情は変わりますが、そもそもエリアスを脅かせるくらいのFWなんてどこにいるんだって話ですし。エリアス離脱時に原-長沢-トゥーリオでスタートするとFWの控えがいなくなる問題は起きていましたが、そこはなんとか酒井くんにカバーして貰うしかないかなと。
【①2025ポジション分布②曺監督続投とコーチ陣組閣③レンタル組の処遇④レンタル組含む現主力の慰留はどうなる?迫り来る海外の影…はこちらから】
ではでは(´∀`)