RK-3はきだめスタジオブログ

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【J1昇格PO決勝 千葉vs徳島】プレーオフ決勝がより面白くなる(かもしれない)、J1昇格プレーオフ決勝とジェフユナイテッド千葉&徳島ヴォルティスのトリビア

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ヤクルトvsオロナミンC

 

どーもこんばんは

 

さてさて、12月13日、フクダ電子アリーナにてJ1昇格プレーオフ決勝、ジェフユナイテッド千葉vs徳島ヴォルティスの試合が行われます!

 

 

という訳で今回はプレーオフ決勝をより楽しめる(かもしれない)、この強烈な決勝戦に挑む千葉と徳島、そして昇格プレーオフにまつわるデータやトリビアをご紹介していきます。

 

2025年のJリーグを振り返る記事をまとめたページを開設しました。随時更新していくので是非!

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ!

 

 

 

#1 ガチのマジで通年制ラストゲーム

 

昨季までは昇格POがJ1最終節の前日に行われていたり、或いは昇格POの後に天皇杯決勝が行われたりしていた為、Jリーグのカレンダーの中で昇格プレーオフがシーズン最終戦となるのは史上初。参入プレーオフを合わせれば2022年以来だが、この時はカタールW杯がその後にあったので、初めて昇格プレーオフでサッカーシーズンがクローズする形になる。

つまり今週行われるJ2とJ3プレーオフ、そしてJ3JFL入れ替え戦は、Jリーグが開幕以降32年間続けてきた通年制でのラストゲームという意味も持つ。12月に自分達の順位が決定し、年越しを迎える…この感覚を味わう最後の試合がこの昇格PO。来シーズンからその瞬間は5〜6月となる為、年末の歓喜と絶望を味わうのはこの試合が最後の機会となる。

 

 

 

#2 2010年から始まるJ2生活…遂に"義務教育"を終えられるか?

 

前身の古河電工時代から2部降格経験がなく、Jリーグ開幕に際してもオリジナル10に名を連ねていた千葉が初めて降格したのが2009年。千葉のJ2生活は南アフリカW杯とバンクーバー五輪が行われた民主党政権下の2010年から始まった。その間、プレーオフには5回、そしてPO決勝には2012年と2014年の2回出場しているが、それぞれ上位の立場で大分、山形にいずれも0-1で敗れている。

2010年に生まれた子供は今年で15歳。厳密には来年の3月にだが、2010年生まれの子供達が義務教育を今年度に終えることになる。3度目の正直を果たし、J2というキツすぎる教育を15年で終える事ができるか。

 

#3 プレーオフキング徳島…?

 

徳島は今年を含めてプレーオフに過去3度出場しているが未だに一度も敗れたことがない。しかも唯一引き分けで敗退となったのが2019年だが、この時は昇格プレーオフではなく参入プレーオフのルールだった事からJ1で16位だった湘南に引き分けて敗退となった為、徳島はプレーオフでJ2クラブに一度も負けていないという異常な成績を誇っている(6試合で2勝4分)。

徳島は決勝で引き分け以上であればプレーオフ7試合にして7戦無敗となり、勝利すればJ2相手のプレーオフの連続勝ち上がり記録が6試合という事になる。

 

#4 "4位徳島"の異常なジンクス

 

加えて徳島は1度目も2度目も4位でプレーオフを勝ち抜いており、逆に4位以外の順位でプレーオフに出た事がなく、今季も最終的には4位の立場でプレーオフ進出を決めた。

2013年には4位の立場で3位の京都を倒してJ1昇格を勝ち取っている。"4位徳島"という究極のジンクスを完結させたい。

 

#5 千葉に懸かる再集結

 

前述のように2025年をもって通年制のシーズンが終わり、来年からは秋春制が始動。Jリーグは新しいシーズン制度の開幕を迎える。

そこで期待されているのが、その記念すべき秋春制元年に"オリジナル10"が揃う可能性があるという事。東京Vが昨季からJ1に復帰し、今季は一時は降格が危惧されていた横浜FMも残留した事で、千葉が昇格すれば消滅した横浜フリューゲルスを除くオリジナル10が2005年以来21年ぶりにJ1に集結する事となる。改革元年に用意された舞台。乗るしかないこのビッグウェーブに。

 

 

 

#6 3位vs4位の決勝は5回目。

 

引き分けた場合は上位チームが勝ち上がるルールなので、確率的に一番決勝カードになりやすいカードのは3位vs4位。今回はその構図になったが、過去11回の決勝で3位vs4位の対決となったのは今回で5回目となる。

過去の4回のうち、3回は3位のチームがいずれも引き分けで昇格を果たしている(2015福岡/2017名古屋/2023東京V)。過去の数字上は千葉に有利なデータではあるが、唯一4位で昇格したのが決勝で京都に勝利した2013年の徳島だった。

 

#7 プレーオフでの再戦は史上初

 

千葉と徳島は過去に一度プレーオフでの対戦経験がある。それは2013年の1回戦で、4位徳島のホームで5位千葉を迎えた一戦は前半37分に徳島がドウグラスのPKで先制。千葉も直後に山口智のヘッドで追い付いたが逆転弾を奪う事はできず、1-1の状況を守り切った徳島が勝ち上がりJ1昇格に繋げた。今回の両チームの選手では唯一、千葉の米倉恒貴がこの試合に出場しており(フル出場)、徳島のアレックスコーチも徳島の選手としてフル出場していた。

意外にも歴代のプレーオフで対戦経験があるチーム同士が再戦となるのは今回が初めてとなる。

 

 

 

#8 両チームのプレーオフ決勝経験者は?

 

千葉は米倉恒貴が2012年の千葉のプレーオフ決勝を経験しているが惜しくも大分に敗れて昇格を逃した。一方、田口泰士は名古屋時代の2017年に3位の立場でPO決勝に進み、4位福岡を倒して引き分け昇格を果たしている。参入POも含めれば杉山直宏も2022年に熊本の選手として出場しているが、この時は京都と引き分けで敗退となった。

徳島は実質的なPO決勝だった2019年の参入PO決定戦に岩尾憲、田向泰輝がフル出場しており、長谷川徹は出場こそしていないが2019年の参入PO決定戦、そして2013年のPO決勝戦もベンチに入っていた。またプレーオフの試合には出場していないが、高木友也は昨季は岡山に所属していた為、勝利すれば2年連続プレーオフで昇格した男という事になる。コーチ陣ではアレックスコーチが2013年のPO決勝に選手として出場しており、中河昌彦GKコーチは2019年参入POの時もGKコーチを務めている。

 

#9 両チームの古巣対決選手は?

 

千葉はホセ・スアレス、呉屋大翔、森海渡が該当。特にスアレスは昨季まで徳島に所属しており、3シーズンに渡って正GKを務めた。森は所属は2023年の1シーズンのみだが、13得点を叩き出してエース級の活躍を見せている。また、強化担当スタッフの大久保祐樹氏も徳島OBで、2013年のプレーオフ決勝は徳島の選手としてピッチで昇格を経験した。

徳島は山越康平がこれに該当。今年から徳島に加入した山越だが、昨年は東京Vからレンタルの形で千葉でプレーしていたので、昨季までプレーしたチームと最後の枠を巡って争う事になる。コーチ陣ではアレックスコーチは千葉が降格した2009年とJ2初年度となった2010年に所属しており、ゲルト・エンゲルスヘッドコーチは1999年に千葉での監督経験がある。また、黒部光昭強化部長も1年だけ千葉でプレーした。

 

#10 今季の対戦成績は?

 

今季の対戦成績は1勝1分で千葉が勝ち越している。

6月に徳島ホームで迎えた第19節は、前半から千葉先制→徳島逆転→千葉同点といういかれた展開を見せ、65分に相手のミスを逃さなかった田中和樹のゴールで千葉が再逆転。しかし76分に徳島がセットプレーからカイケの得点でまたしても同点に追い付くと、終盤には千葉のエドゥアルドが徳島のアンデルソンの首根っこを掴んで一発退場となるなど、失点数が少ないチーム同士の対戦から想像できない壮絶な点の取り合いとなった。なお千葉も徳島も今シーズン3失点を喫したのはこの試合が唯一である。

その2ヶ月後、8月に千葉ホームで迎えた第26節は2位千葉を勝点差1で追う3位徳島という構図になったが、第19節のゲームとは打って変わって締まったゲームに。スアレス、田中楓と両GKの奮闘も目立った一戦だったが、65分にカルリーニョス・ジュニオのクロスが山越康平のオウンゴールを誘発して千葉が1-0で勝利を飾った。

 

 

 

#11 千葉と若原の数奇な巡り合わせ

 

毎年のように昇格候補に挙げられ、そしてJ2の中では大規模なクラブと認識されながら全く昇格できなかった千葉と京都はいつしか「ズッ友」と自虐するようになるほどの状態となったが、その京都が干支一周分J2に閉じ込められた呪縛を解いた場所が、何の因果かフクダ電子アリーナだった。

その年の京都の正GKは若原智哉だったが、フクアリでの昇格決定戦を含む終盤戦は怪我で欠場。あの昇格決定戦でピッチに立てなかった若原が、京都以上に呪縛に苛まれたチームの昇格に王手をかけてフクアリのピッチに立つというのもなんとも数奇な…。

 

 

#12 "もう半分のマフィン"を求めて…

 

Jリーグファン界隈にカルト的な知名度を誇るショート漫画というかイラストというかネタに「マフィンは半分こ」という狂気の作品がある。

この作品の初出がいつかは把握していないが、これはJ2での1年目を迎えて、誰もが疑わなかった千葉の1年でのJ1復帰が叶わなかった暁にTwitter2ch等で大バズりした漫画で、犬を擬人化したジェフサポの親子がJ2の牧歌的な雰囲気に堪能しているうちに相手チームに先制点を取られ、そしてJ2の沼に沈められていき、千葉と同じシーズンに降格して1年で昇格した柏レイソルのマスコットにJ2の沼の恐ろしさを伝えられる…というもの。牧歌的な雰囲気から絶望的な展開に転落する落差、異常なまでの説得力、千葉の境遇を踏まえた生々しさが当時の界隈に大いにウケて、今なお伝説の作品として擦られている。「マフィンは半分こ」はタイトルではなく作品中のセリフだが、拗らせたJリーグファンには大体「マフィンは半分こ」で伝わる。

結局千葉はこの作品が話題になってからも10年以上の月日をJ2で過ごしてしまったが、この漫画の舞台は他ならぬ徳島とのアウェイゲームだった。その為、PO決勝カードが千葉vs徳島に決まった時点でネットでは「マフィンは半分こダービー」と呼ぶ声すら上がっている。千葉はあの日失ったマフィンのもう半分を取り返すのか、それとも徳島が手に持った半分のマフィンまで沼に沈めるのか。マフィンの行末や如何に…!

 

 

 

ではでは(´∀`)