
J1第9節 鹿島アントラーズvs京野サンガFCアディショナルタイム
どーもこんばんは
さてさて、毎年恒例、J1全20チームの戦力診断やります。
今年も例年通り、各ポジション+総合評価を五つ星で査定してみます。1回につき4チームずつを5回に分けて更新。順番はシンプルに最も北の鹿島から順に南下していく形でお届けします。オリジナル10がJ1リーグに出揃うのはなんと2005年以来!最初で最後の特別リーグをまさに祝うような顔触れとなりました。
あくまで私個人の見解ですので、おそらく「いやそうじゃねーだろ」的に思う部分も多々あるかと思いますが、そこは「そういう見方もあるのね」くらいのご感覚でお楽しみ頂ければと。最後までお付き合いください!
Part5→岡山、広島、福岡、長崎
【スタメン表の記号】
★=移籍加入選手
▲=レンタルからの復帰選手
■=ルーキー
※情報は2月2日時点での情報で記述しています。
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監督:木山隆之(5年目)
胸スポンサー:GROP(人材派遣)
ユニフォームサプライヤー:ペナルティ
【昨季の成績】
ルヴァン杯:1回戦敗退
天皇杯:2回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
GK 濵田太郎←大分
GK レナート・モーザー←コリングIF
DF 白井康介←FC東京(レンタル)
MF 山根永遠←横浜FC
MF 西川潤←鳥栖
退団
GK スベンド・ブローダーセン→川崎F
DF 柳育崇→栃木SC
DF 加藤聖→大宮
MF 佐藤龍之介→FC東京(レンタル)
MF 岩渕弘人→仙台
【予想システム】
→3-4-2-1
システムは昨季と同様に3-4-2-1で固定されるはず。山根永遠や白井康介の獲得も3バックシステムを前提とした補強だろう。WBの役割は昨季から微妙に変化がありそうなのでそこがどうなるか。

GK★★☆☆☆
絶対的な存在だったブローダーセンが移籍し、控えGKとして貢献してきた金山隼樹も引退。一方でブローダーセン同様にドイツ人GKのレナート・モーザーと大分で活躍した濵田太郎を補強した。ブローダーセンがそうだったようにフィットすれば相当な上げ幅を期待できるもフィットできない可能性も低くない外国籍GKと、J2で台頭中のGKの2枚を揃えて獲得できた事は凄く大きい。
DF★★★☆☆
堅守構築に定評のある木山監督の下で培った3バックの守備戦術はJ1でも通用することをしっかりと示したのが昨季の岡山。昨季の新加入組だった立田悠悟と工藤考太も活躍を見せ、レンタルの身だった工藤もレンタル延長となった。昨季途中からは本山遥も復帰し、新たに大森博(←栃木)も獲得して選択肢は増えている。
MF★★★☆☆
レンタルゆえに致し方ないが、昨季の攻撃の核を担った佐藤龍之介がFC東京への復帰により退団。そんな中でWBとして白井康介と山根永遠を獲得し、昨季の佐藤と比べればよりWB然とした役割が求められそう。ボランチは昨夏の宮本栄治獲得もあり、試合毎に組み合わせを変えながらプレーさせることも可能になる。なんといっても江坂任という絶対的な存在がいる事の重みは大きい。
FW★★★☆☆
シャドーの一角として活躍した岩渕弘人が退団したが、将来的なことも考えるとシャドーに西川潤を迎え入れた事は岩渕の穴を補って余りある補強と言えて、江坂や前線で身体を張れるルカオや一美和成との関係性にも期待が集まる。昨季は怪我で苦しんだが「山口の至宝」とも称された河野孝汰の獲得にも成功した。
総合★★★☆☆
昨季もそうでしたけど、木山監督の下で明確なチームスタイルを持ちつつ、3-4-2-1のシステムとソリッドなスタイルをしっかりと示した上で、フロントがしっかりそこを踏まえた選手を補強してきているところは素晴らしいところですし、昨季の残留と躍進の大きな要因はそこが大きいでしょう。土台があって、その上に何を乗せるべきか…というところがしっかりしている。今季もブローダーセンや佐藤など小さくない流出ダメージはありましたが、白井や山根、そして西川をしっかりと確保してきた動きは迅速かつ的確だったと思います。
監督:バルトシュ・ガウル(新任)
昨季の監督:ミヒャエル・スキッベ(4年目)
ホームスタジアムエディオンピースウィング広島(広島県広島市)
胸スポンサー:エディオン(家電量販店チェーン)
ユニフォームサプライヤー:ナイキ
【昨季の成績】
ルヴァン杯:優勝
天皇杯:ベスト4
富士フイルム杯:優勝
ACL2 24/25:ベスト8
ACLE 25/26:リーグステージ2位(現在進行中)
【主な移籍情報】
入団
GK 大内一生←松本
DF 志知孝明←福岡(復帰)
MF 松本泰志←浦和
FW 鈴木章斗←湘南
FW 鮎川峻←大分(復帰)
退団
GK チョン・ミンギ→水原FC(復帰)
MF 田中聡→F・デュッセルドルフ
MF マルコス・ジュニオール→未定
FW ヴァレール・ジェルマン→未定
FW 井上愛簾→松本(レンタル)
【予想システム】
→3-4-2-1
ミシャ時代以降、2017年後半〜2018年の時期を除いて一貫して3-4-2-1を採用している広島だが、新たに就任したガウル監督もシステム的には3バックタイプと見られ、システムの変更はないものと考えられる。ただし1トップ2シャドーになるか2トップ型になるかの幅はあるやも。

GK★★★★★
W杯出場も現実的な目標に据える大迫敬介は今年も絶対的な存在として君臨。リーグ屈指のGKとしてのポジションは今年も不変だろう。控えGKにはルヴァン杯で活躍したチョン・ミンギは退団したが、J3で活躍した大内一生を新たに獲得。田中雄大と共に突き上げを図りたい。
DF★★★★★
佐々木翔-荒木隼人-塩谷司のリーグ史上に残る3バックは今年も健在。特に佐々木と塩谷はアラフォーにまで至ったにも関わらずあのプレーぶりには脱帽する他ない。この3バックの次の選択肢が右WBのレギュラーでもある中野就斗しかいない事が懸念材料とされていたが、昨季は新たに韓国代表のキム・ジュソンを獲得し、中野の同期である山﨑大地も台頭し始めた。
MF★★★★★
ベストイレブンにも輝いた田中聡は海外に新天地を求めたが、浦和に移籍した松本泰志が2シーズンぶりに復帰。元々田中も松本退団に伴い獲得した側面があった事も踏まえると数奇な運命やも。昨季はコンディションがなかなか整わなかったトルガイ・アルスランが本来の能力を発揮できれば圧倒的な中盤を構成する事ができる。
FW★★★★☆
昨季の広島はジャーメイン良、前田直輝、ジェルマン、木下康介など多数のタレントを迎え入れたが、ジャーメインのように得点以外の貢献は当然ありながらもなかなか数字がついてこなかった事は痛手となった。そんな中で多くのクラブとの争奪戦を制して鈴木章斗の獲得に成功。今オフ再注目銘柄を確保し、今年こそはクオリティに見合った数字を前線のタレントに期待したい。新体制での中村草太の起用位置にも注目。
総合★★★★★
スキッベ体制の集大成と位置付けられ、おそらくクラブ史上としても初めてなくらい「優勝予想の本命」と目された昨季はルヴァン杯こそ獲得したもののリーグ戦では4位。失点数はリーグレコードも狙えるほどの数字を残し、チームのクオリティは間違いなかったからこその伸び悩み感は否めないシーズンとなりました。
そこでガウル監督の新体制を発足させたという事で、ある程度完成しきったスキッベ体制のチームの要素をどこまで残すのか、ある程度引き継ぐのか改革的に変化を及ぼすのかはわかりませんが、どんな刺激を注入していくのかは非常に興味深いところです。同時に去年の広島はフィニッシュのところの問題がなかなか解決しなかったので、その最適解をどこに定めるかもポイントにはなってくるでしょう。タレントは間違いなくいますし。
監督:塚原真也(新任)※暫定監督
昨季の監督:金明輝(1年目)
ホームスタジアム:ベスト電器スタジアム(福岡県福岡市)
胸スポンサー:新日本製薬(化学製品メーカー)
ユニフォームサプライヤー:ヨネックス
【昨季の成績】
天皇杯:ラウンド16敗退
【主な移籍情報】
入団
GK 藤田和輝←新潟
DF 辻岡佑真←北九州
DF 岡哲平←FC東京(レンタル)
MF 奥野耕平←湘南
FW 道脇豊←ベフェレン
退団
GK 村上昌謙→京都
DF 安藤智哉→ザンクトパウリ
MF 紺野和也→川崎F
MF 松岡大起→未定
FW 岩崎悠人→長崎
【予想システム】
→3-4-2-1
塚原監督はJFLで監督をしていた時期は4バックも使っていたが、今季の編成は金監督体制の継続を前提にしたものである上に長谷部監督体制から3バックで戦っていた事を踏まえると、少なくとも百年構想リーグは3バックがベターになるか。

GK★★★☆☆
昨季は小畑裕馬が正GKとして台頭した反面、これまでの福岡を象徴するような存在だった村上昌謙とレンタルとはいえ永石拓海(→徳島)が退団。更に指導直前には菅沼一晃(→岐阜)もレンタルで去った。逆に藤田和輝、オビ・パウエルオビンナ(←神戸)、松山健太(←水戸)と一定の出場実績を持つ選手を相次いで獲得。昨季のGK陣からは小畑以外総入れ替えという状況に。
DF★★★☆☆
昨季のブレイクスターにしてアビスパ福岡所属選手としては24年ぶりの代表選手となった安藤智哉は1年で海外へステップアップ。志知孝明(→広島)や小田逸稀(→松本)といったバックアッパーは去ったが、新たに岡哲平、辻岡佑真、山脇樺織(←北九州)と第2の安藤になり得る有望株を迎え入れた。奈良竜樹や田代雅也などのベテラン勢も健在。
MF★★★☆☆
見木友哉と松岡大起のボランチコンビは鉄板かつ魅力的だったが、開幕直前のタイミングで松岡の海外移籍が電撃的に発表されてプランに狂いが生じた部分があるだけに、奥野耕平に懸かるものはより大きくなった。シャドーでは重見柾斗や北島佑二が成長を見せており、紺野和也や岩崎悠人が退団した痛手はあるものの全体的な伸び代は多い。
FW★★★★☆
長谷部体制と比較しても金体制ではチャンスの数こそ増えたが、それだけにフィニッシュのところに大きな課題を残した。とはいえザヘディ、ベンカリファなど個の強みを持つタレントは揃っており、塚原監督も「ザヘディにどう点を取らせるか」と語るなど改善の意欲を示す。昨夏には富山から碓井聖生、そして年明けにはU-23アジア杯でも活躍した道脇豊を獲得した。
総合★★★☆☆
文字通り"激動のオフ"でしたね、本当に…。
基本的に今年の福岡の編成は、まずガバナンスとしての是非はともかくとして、金監督の続投をあれだけ早く決断したという事は「クラブの路線としてはこの方向性で行こう」という形でまとまったという事でしょうし、実際にオフの動向はそれに準じたものになっていました。なので塚原監督としては金監督仕様に作られたスカッドを渡された、という側面はどうしても出てくる…と。その意味では基本的には去年のスタイルを踏襲しつつ、かつ塚原監督がザヘディに点を取らせることを公言していたように節々の部分での修正を施していく形になるのかなとは思っています。
昨年と比べて層は不安な部分はありますが、ここ1〜2年でアカデミーから上がってきた選手も含めて伸び代として考えられる部分は結構多いので、結果は残念な結末になったとはいえ「長谷部茂利監督以外でJ1に残留できた」という状況をチームのスタートラインとしてしっかり積み上げていきたいところでしょう。
監督:高木琢也(2年目)
ホームスタジアム:PEACE STADIUM Connected by SoftBank(長崎県長崎市)
ユニフォームサプライヤー:ファナティクス
【昨季の成績】
J2リーグ:準優勝(勝点70:19勝13分6敗)
ルヴァン杯:2回戦敗退
天皇杯:3回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
GK 波多野豪←FC東京
DF 進藤亮佑←C大阪
MF 長谷川元希←新潟
FW 岩崎悠人←福岡
FW チアゴ・サンタナ←浦和
退団
GK 富澤雅也→松本
GK 原田岳→富山(レンタル)
DF 岡野洵→秋田
MF 加藤大→未定
FW エジガル・ジュニオ→未定
【予想システム】
→3-4-2-1
昨夏までチームを率いた下平隆宏監督時は4バックがメインだったが、高木監督に交代してからは3バックにシフト。今季も進藤や岩崎など3バック慣れした選手を新たに迎え入れた。

GK★★★☆☆
昨季最終説では文字通り英雄となった後藤雅明を軸にしつつ、2021〜2022年の正GKだった富澤雅也が抜けたポジションに2023年の正GKだった波多野豪が復帰。ラドティッチ(←秋田)もレンタルから復帰した事で層は随分と厚くなった。
DF★★★☆☆
主力流出は特になく、昨季よりもCBの人員を増やしたい状況だった中で進藤亮佑を獲得できた。進藤と江川湧清を左右のCBに置く事で可変4バック的な対応も可能になる。後はエドゥアルドのコンディションが常時稼働できるものになればJ1にも顔負けしないDFラインになる。
MF★★★★☆
山口蛍とディエゴ・ピトゥカで5年ほど前のベストイレブンのようなWボランチを揃えてしまった事はもはや恐ろしいとしか言いようがない。この2人に何か起きない限りは中盤で崩れる事は無さそう。昨季はシーズン途中に4バックから3バックに変更した背景があるだけに、このタイミングでWBのレギュラーを計算できる岩崎悠人を補強したところもポイント。
FW★★★★☆
G大阪でプレーした2018年時点では「ポテンシャルは凄いけど粗が多い」みたいな状態だったマテウス・ジェズスは文字通りモンスターと化してJ1リーグへの帰還を果たした。そのマテウスと前線を構築するタレントには長谷川元希とチアゴ・サンタナという確かなクオリティを持つ選手を獲得。山﨑凌吾を含めて潰れ役のCFと決定的な仕事をできるアタッカーの構図を作れた。
総合★★★★☆
2018年はジャパネットによるクラブ改革が進んでいない状況で予定より早くJ1昇格が決まってしまったような感覚もありましたが、今回はまさしくクラブの規模的なところも含めて"満を持して"という言葉がしっくりくる昇格でしょう。去年の時点では"J2離れしたスカッド"という印象でしたが、今季はJ1に上がった事で"J1のスカッド"になった。個人で見ても、現時点でレギュラー起用が予想される選手のほとんどはJ1経験を一定以上持っていますし、そのギャップも最小限で抑えられるのかなと。
とはいえ、長崎には運営体制もスタジアムもまだ「J2上がりとは思えない」「昇格組とは思えない」というフレーズが付きまとう状況ではあると思います。長崎としては百年構想リーグ、その後の26-27シーズンがどんな日々になるかでそのフレーズを外せるかどうかが変わる。どんな昇格組も1年目は昇格組…つまりJ1クラブではなくJ2から上がってきたクラブとして戦う訳ですから、あれだけの運営をしているクラブとして"J1クラブになる事"がとにかく長崎に求められている事でしょう。
【Part1(鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、浦和レッズ、ジェフユナイテッド千葉)から読む】
ではでは(´∀`)