
ご存知!浦項スティーラーズ
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2025/26 AFCチャンピオンズリーグ2 ラウンド16第1戦、浦項スティーラーズ vs ガンバ大阪 の一戦です!
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さぁ、決勝トーナメントが始まります!
ACLEとは行かずとも、ACL2もクラブの歴史にとって、そしてJリーグにとって特別なタイトルです。まだ日本勢ではこのタイトルを獲得したクラブはありません。それゆえにこのタイトルは、ガンバ大阪というクラブにとって大きな夢であり、目標となる。その冒険は決勝トーナメントまでやってきました。
対戦相手は浦項スティーラーズです。
おそらくこのACL2、東地区の中では最も強敵と言えるのはこの浦項でしょう。なんなら2位通過で来るとは思ってなかったですし、ガンバはこの相手に嫌な思い出もある。栄光とは常に過去から繋ぎ、過去から乗り越え、未来へと歩む事が全てです。このACLにはポヤトス監督や黒川圭介、ファン・アラーノといったグループステージのメンバー然り、坂本一彩やダワンなどのように2024年の躍進の貢献したメンバーの想いもあります。さあ、難敵を相手にアジアの扉を開きましょう!
両チームスタメンです。


ガンバは百年構想リーグ開幕戦となったC大阪戦からはスタメンを4人変更しました。右SBには半田陸が先発に戻り、CBには佐々木翔悟が昨年6月の天皇杯以来となる先発起用。C大阪戦では南野が1トップで先発しましたが、今日はイッサム・ジェバリとデニス・ヒュメットが2トップ気味の形でスタートです。福岡将太とC大阪戦中に肉離れを起こしたと公言していた宇佐美貴史の2人はベンチからも外れています。
浦項はまだKリーグが始まっていないのでこれが今年の初陣という事に。アンカーは欧州での実績も豊富なキ・ソンヨンを配置。インサイドハーフには昨季はサガン鳥栖で35試合に出場した新加入の西矢健人が入っています。
本日の会場は韓国、浦項の浦項スティールヤードです。
日韓W杯より遥か前の1990年に韓国初のサッカー専用スタジアムとして開場。浦項スティーラーズは元々、韓国の経済成長期を表す「漢江の奇跡」の代表的な企業となったポスコのサッカー部を前身としている事もあり、同社の敷地内に同社の施設として建てられました。日本で言えば三協フロンテア柏スタジアムやヤマハスタジアムに似た立場のスタジアムですかね。浦項自体が強豪なのでACLでも使用機会の多いスタジアムですが、見やすさはJリーグファンからも高い人気を得ています。
ガンバは過去に一度だけこのスタジアムで戦っており、最終的には敗れてグループステージ敗退が決まったものの、スタメンに抜擢された木村敦志がPKストップを果たすなど印象的な場面を残しました。
キックオフまであと2時間🔵⚫️
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2026年2月12日
🏆AFCチャンピオンズリーグ2 2025/26 ラウンド16 第1戦
🆚#浦項スティーラーズ
🗓️2/12(木)
⏰19:00
🏟️#浦項スティールヤード
試合を観るなら▶️@DAZN_JPN
登録は▶️https://t.co/cmHuKWaYRL#ACL2#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/FVSu7kbLU0
開幕戦同様、立ち上がりから前線に対して激しくプレッシングをかけていったガンバ。立ち上がりには相手GKのところまでジェバリがプレスをかけ、相手のDFラインからヒュメットがボールを奪うようなシーンを作りつつも、直後に浦項に決定機を作られるなど動きの多い前半になっていました。
さすがに立ち上がりの2シーンほど派手な展開はその後は無くなったものの、ガンバは開幕戦と同様にWGとFWのところでしっかりと潰し切る事、一枚剥がされてもSBが潰しに行く事を徹底しながらハイラインを維持しつつ、ボール保持の際にはそこまで攻め急がないようにしながらSBを大外、WGをシャドー的な位置に配置するポジショニングでの流動性を狙っていました。
ただ実績抜群のキ・ソンヨンを軸にカウンター時の前線の動き方やサイドでの崩しのアイデアが浦項は開幕戦のセレッソと比べるとやや整理されていた事で、ガンバも決定機までは至りませんでしたが開幕戦ほどワンサイドゲームに持っていく事はできず、浦項にカウンターの場面をいくつか作られる状況に。とはいえピンチに対しても最終ラインが最も危険なエリアには入れないように対応していました。
ガンバは23分、中盤でのルーズボールの攻防を掻き出した鈴木徳真からのパスを収めたジェバリが出したスルーパスにヒュメットが抜け出してGKと1対1の決定機を迎えますが、ここはGKファン・インジェがファインセーブで阻止。
浦項も前半終了間際には山なりになった左CKをイ・ホジェが合わせてあわや…という場面にもなりましたがどうにか枠外。
立ち上がりはほぼガンバペースで進められたものの、随所に浦項のカウンターも受ける難しい試合展開となる中でなんとか前半を0-0で終えます。
するとガンバは後半開始早々に試合を動かします。
47分、相手のサイド攻撃を佐々木がインターセプト。これを回収した初瀬の縦パスを降りてきたヒュメットがワンタッチではたいてジェバリがこれまたワンタッチでスルーパス。カウンタードリブルで抜け出した山下はエリア内まで持ち込んだところで緩急を付けたステップワークで自分のスペースを作って右足一閃!これが吸い込まれてガンバ先制!!ガンバにとって今季第1号ゴール、ヴィッシング・ガンバ第1号ゴールは山下という事に!
これが青黒のソニック🔵⚫️
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2026年2月12日
華麗なパスワークからスルーパスに
抜け出した山下諒也が切り返しから叩き込んだ!
山下はACL3戦連発となる先制弾!
🏆ACL2 ラウンド16 第1戦
🆚浦項×G大阪
📺DAZN ライブ配信中 #ACLTwo #だったらDAZN pic.twitter.com/732zyM5OqA
しかし浦項は失点後からパワープレー気味というか、一度前線にボールを蹴り出してから押し込んでいくような形にシフト。サイドな深い位置にボールを入れる事でガンバの守備ラインを強制的に押し下げたところで時間をつくり、そのからクロス攻撃を仕掛けるような状態を作ってきました。その中でもGK東口の好セーブや守備陣の奮闘は光ったものの、ガンバはなかなか浦項の圧を跳ね返せず。61分には食野と鈴木を下げて倉田秋と美藤倫の投入でプレスのテコ入れを図ります。
しかし70分、セットプレーから始まるクロス攻勢の末に、最後は左サイドでボールを収めたジョルジュ・ティシェイラがゴラッソを叩き込んで浦項が同点に…。
恐るべし得点感覚🥶
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2026年2月12日
シュートのこぼれ球を拾った
ジョルジが振り向きざまに神コースに決めた!
ホームの浦項が同点に追いつく!
🏆ACL2 ラウンド16 第1戦
🆚浦項×G大阪
📺DAZN ライブ配信中 #ACLTwo #だったらDAZN pic.twitter.com/DcJXewri3G
ガンバも失点直後の72分にヒュメットを下げて南野遥海を送り込み、80分には左で抜け出した南野、82分には初瀬の左からのクロスにファーサイドの山下が反応する好機を作りましたが、いずれも枠を僅かに捉えられずゴールには至らず…。
終盤には再び浦項が前線にかけてきた圧力を踏ん張って踏ん張って凌いでタイムアップ。これACL…そう言いたくなるようなヒリヒリした90分はドロー!結末は来週木曜日に控えるホームでの第2戦の結果に託させる事になりました。
これだからACLはやめらんねえや的なヒリヒリ感のあるゲームだった。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月12日
開幕戦のセレッソ戦とチームとしての狙いであったり、チームとして共有する意図とかそういうものは共通していましたし、チームとしても始動間もないこのタイミングでその意識の共有がピッチ内である程度浸透している事は純粋にポジティブなポイントだったと思います。
【#大阪ダービー 試合考察お品書き】
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月11日
・システムもメンバーも去年と同じだったからこそ見えたポヤトス体制から残したもの、ヴィッシング体制で変えたもの
・ビルドアップのスタンスは引き継ぎつつも大きく変えたSBとWGの立ち位置
・点を取れなかったこと以外はほぼ完璧だった前半… https://t.co/UaxDFVhLnl pic.twitter.com/YQhTerzTP1
基本的にゲームの進め方はセレッソ戦と全く同じでした。
ボール保持時はビルドアップをしっかりやりつつ、WGはシャドー気味でSBは大外でプレー。その上でトランジションや相手のカウンターに対する対応は即時奪回を徹底するやり方で、前半に関してはセレッソ戦よりもカウンターのピンチこそ多かったとはいえ概ねガンバのゲームではあったと言えるでしょう。その中で若干、WGをシャドー的に置いた上でジェバリとヒュメットが2トップ気味の形になった結果、ちょっと中央のエリアが渋滞していたところはありましたが…そこはジェバリが工夫してプレーしてくれていたんじゃないでしょうか。トランジションでのマークを翻された時にどうするか、そもそもマークを翻されないようにどう守るかの課題はありますが、最後のところは固めてちゃんと弾く、弾いたボールに対してトランジションのところの肝を守る…という連動は前半はできていました。
ただ後半はかなり苦しかったですね…。浦項がわかりやすく前線に入れてきた事で、ガンバは前半はハイラインで保持の時間も多く作れていた事でトランジションの際に要する距離も少なく抑えられていたんですけど、浦項がロングボールでガンバを強制的に押し下げてきた事で、ガンバがプレスに行かなければならない距離も自陣から脱出するための距離も増えてしまった。そこでチームとして疲弊してしまったところもありますし、浦項も個人のパワーは優れたチームですから、単純に跳ね返し切る事も難しい。あそこでどうにかシューターを褒めるしかない1点以外は耐え切った事は讃えられるべきですが、このサッカーを目指す上で良い部分、そして副作用は両方出たゲームだったんじゃないかなとは思いました。
安田ミチが「誰かプレス行け、蹴られるのが嫌」って言ったように、浦項は一度蹴る事でそれを基準にペースを手繰り寄せたから、ちょっとガンバにも流れが戻ってきたタイミングだからこそその一種の隙も与えたくないってのはすごくわかる。構える事自体は間違ってないからこそわかる。
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月12日
とはいえそういう二面性が出てしまうのはサッカーでは仕方ない事と言いますが、全てをカバーできる、全てをストロングにするような戦術なんてグアルディオラにもクロップにも組めないので、チームとして「長所をどう押し出すのか」みたいなところの意識付けがある程度浸透しているのは開幕戦とこの試合の前半でも見せた通りですので、あとは最後の崩しの局面でのアイデアの増加、そしてこのスタイルの副作用にどういう解決法を見出していくのかが問われるところだと思います。
運動量の持続…みたいなポイントに関しては今日の交代は一つのヒントにはなるところでしょう。ちょっと安部に関しては絶対に下げられない選手のような感じになってきたところはありますが、鈴木と倉田のところは疲労が見えだしたタイミングでスパッと美藤と倉田に入れ替えた。このシステムはSBは元々そういうポジションだとしてもWGとボランチへの負担は相当大きいですから、そこで2セット的にプレスのテコ入れを行えるかどうかは重要になってきますし、中村仁郎や唐山翔自がWGで出場機会を掴むために求められる部分もそこになるのでしょう。その辺りは、こちらの予想と比べて長所として押し出したい部分の浸透は思っていたより早く進んでいるなとも思うので、その辺りの副作用へのケアをどう持っていくのかは連戦の中で糸口を掴みたいポイントなのかなと。
いずれにしてもこの舞台はACLです。グループステージは苦戦した試合も少なくなかったとはいえ、やっぱり戦力値や総合力では圧倒的にガンバ…という状況今日からスタートする試合が多かった。もちろん相手もそれを踏まえたマネジメントをしてくるのでそれはそれで難しいシチュエーションになりますし、その中で全勝突破を決めてみせた選手やスタッフのパフォーマンスを過小評価するつもりはありませんが、そういう設定の下でのゲームになったのがこれまでのグループステージ。
そこに比べると、やはり浦項スティーラーズというACL優勝経験も有するアジアの大会でも実績を残してきたクラブ同士の対戦…ACLでしか味わえないヒリヒリ感を感じさせてくれる試合を見せてもらえた喜びは大きいです。まずはホーム開幕戦となる名古屋戦が待っていますが、ホームでの第2戦も楽しみが増したなと。
ぽすこ
ではでは(´∀`)