
WBC楽しい
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第5節、ファジアーノ岡山 vs 京都サンガFC の一戦です!
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人生と同じようにサッカーチームにもターニングポイントはいくつかあるもの。おそらく曺貴裁京都に於いて最大のそれは2024年のホーム広島戦だったんだと思いますが、昨季の開幕戦もまたターニングポイントと呼ぶべき試合だったのでしょう。
2024年後半の快進撃で勢い付いたチームは開幕戦、J1クラブを見せつけてやろうと挑んだ岡山のJ1デビュー戦で冷や水を浴びせられるどころでは敗戦を喫してしまった。ただあの試合を機にサンガは、2024年後半に機を掴んだ手応えを実力に変えた。もしこの後の歴史が良きものになるならば、曺貴裁体制のターニングポイントが広島戦で、そしてサンガがエレベータークラブに別れを告げるきっかけとなったのが岡山戦という解釈になるのかもしれません。
リベンジは確かに夏のホームで果たした。でも完全なるリベンジはやはり岡山で勝ってこそ!サンガのスタンダードが変わった…その事を見せつける瞬間です。
両チームスタメンです。


サンガは前節広島戦からのスタメン変更は1人のみ。3バックの相手が続いている為、福岡戦からミラーゲーム的に採用している3-4-2-1を3試合連続で継続しており、今日はシャドーを松田天馬から奥川雅也に変更しています。
前節名古屋戦はPK戦の末に今季初勝利を手にした岡山はスタメンを2人入れ替えてきました。第2節以降はルカオを1トップに据えていましたが、今日は元サンガの一美和成が開幕戦以来の先発。また、今日は神谷優太がボランチとして今季初先発です。
本日の会場は岡山県岡山市、JFE晴れの国スタジアムです。
過去に2度国体を開催しているスタジアム。女子陸上界のレジェンドである人見絹枝と有森裕子の銅像が建立されているこのスタジアムは津島遺跡にも隣接しており、場内に設置されているミュージアムは岡山県のスポーツと津島遺跡の資料がセットだそうで。会場の基本デザインはN700系新幹線なども手がけた水戸岡鋭治氏によるものです。
ちなみに今日のゲストはサバンナ八木さん。おたくゴリゴリの京都じゃないの…!
🔶🔸#0214vs京都 🏟𝙄𝙉𝙁𝙊𝙍𝙈𝘼𝙏𝙄𝙊𝙉📝🔸🔶
— 清水エスパルス公式 (@spulse_official) 2026年2月14日
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立ち上がりはお互いにセカンドボールやルーズボールへの寄せも早く、全体的に縦へのアップダウンが大きい状況で、両チームともその流れを主導権に結び付けられていない形で序盤に入っていました。
その中でサンガの方がやはりマルコ・トゥーリオが少し開いてボールを受けてラファエル・エリアスの攻め上がりをアシストする動きを見せるところでクオリティを出していましたが、岡山とブロックを組む時の守りは組織されており、なかなか目立つチャンスは訪れてません。
岡山は21分にセットプレーから混戦を作ってチャンスを迎えますがサンガ守備陣が身体を張って阻止。逆にサンガは29分にジョアン・ペドロのロングスルーパスから奥川が切り返してパス。トゥーリオへのパスは上手く合わずに良い形ではフィニッシュまで行けませんでしたが、サンガは少しずつ岡山がプレスに来た際のボランチとWB、WBとCBのギャップにパスを通しながら糸口は見つけ始めていきます。
ただサンガもWBがなかなか高い位置で絡んでいけない状況にもなり、そこから決定機までなかなか持って行けず、岡山も攻め込む場面は作りながらも形までは持っていけない中で前半は0-0で終了。
サンガは後半から尹を下げて平戸太貴を投入。
後半最初のチャンスは岡山。神谷優太の右CKにニアへ飛び込んだ立田悠悟が狙いますが、なんとかシュートは枠の左へ。ただ後半は前半と比べても中盤のところでなかなかプレスが嵌まらなくなり、インサイドのところから積極的に左右のCBの背後へとアクションを起こした岡山がペースを掴み始めました。サンガとしては岡山がデュエルに持ち込ませないような状況を作ってきたことで奪いどころを掴み損ねる形に。
サンガは64分に奥川と佐藤を下げて本田風智と新井晴樹、岡山もほぼ同じタイミングで一美と山根を下げてルカオと松本昌也を送り込みます。
しかし試合は岡山ペースに傾いてなかなか形勢を逆転できない状況に73分には岡山が右サイドからのボールを途中出場の河野孝汰がヒールで落とすと飛び出したルカオがこの日最大の決定機を迎えますが、ここはGK太田岳志のスーパーセーブでなんとか回避。サンガも75分にはトゥーリオがエリアスとのコンビネーションからエリア外でアクロバティックなシュートを、78分には右サイドをこじ開けてチャンスに結び付けますが岡山ペースはかわらず、80分にも江坂任のパスからルカオが決定機。GK太田と鈴木義宜の好対応で凌ぎますが苦しい時間が続きます。
84分でした。直前に江坂と神谷を下げてウェリック・ポポと小倉幸成を投入していた岡山は立田が最初に入れたクロスこそ大きく流れたものの、左サイドで回収した白井が再び入れたボールをファーサイドで河野が頭で落として最後は松本。なんとか耐えていたサンガでしたが、ここにきて遂にこじ開けられて失点…。
岡山が今季初の勝点3✨️
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) 2026年3月8日
決勝点は松本昌也!
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第5節
🆚 岡山vs京都
🔢 1-0
⌚️ 84分
⚽️ 松本 昌也(岡山)#Jリーグ pic.twitter.com/S3lmqmzV4l
最後まで攻撃の糸口を掴めないまま岡山に絡め取られてしまったサンガ。終盤にはグスタボ・バヘットと平岡太陽を投入しても実らず、今季90分での初黒星となりました。
難しい試合でしたね。サンガが負けるべくして負けた…とまでは思いませんが、少なくとも岡山は勝つべくして勝ったゲームだったと思います。
前半に関してはサンガが押されていた…という形ではありませんでしたが、その時点から岡山にかなり上手く守られてしまいました。やはり岡山はハイプレスというよりも、対戦相手の状況に踏まえてどういう形でプレスをかけていくか、あるいはどのタイミングからはプレスを控えるのか…みたいなジャッジをチーム内でしっかりと設定している。その上でサンガに対しても、例えばサイドのところならWBが押し込んでいくような形でプレスに出ていましたし、逆にサンガがカウンターの糸口を掴めそうなシーンでも3バックはプレスに行かず、ボランチのカバーでスピードを止めさせてからサイドに追い出させる。サイドに行ったタイミングでWBとシャドーが捕まえにいく…みたいな連動が徹底されていました。カウンターで好機になりそうな気配があったのに、最終的にはトゥーリオのやや強引なミドルシュートになった22分のシーンは岡山の守り方をよく表したシーンだったと思います。そういうプレスのシステムを早くに作られてしまった為、エリアスやトゥーリオも攻撃の起点以上の仕事をさせてもらえず、サンガの肝とも言えるWBの攻撃参加もかなり制限されてしまった。使いたいエリアやスペースは全部閉じられてしまっていましたね。
ただ前半はあくまで岡山の守備が抜群に良かった試合であり、岡山の攻撃機会をそこまで作れていた訳ではありませんでしたが、その形が変わっていったのが後半でした。
昨季も含めて、サンガの弱点というか狙いどころには「SBの背後のスペースをどう狙うか?」みたいなところがあったんですけど、今のサンガの3-4-2-1ってそういう対策への対策みたいなところがあるんですよね。彼らの狙いどころをWBの背後に設定させて、相手のWBやシャドーが抜け出そうとしたところを左右のCB…要は須貝かエンリケなんですけど、例えばサンガの右サイドでその攻撃をやられたら須貝が相手アタッカーを捕まえてデュエルにも持ち込み福田がフォローに入る。その間に鈴木とエンリケが2CBになって佐藤がファーサイドをケアするような形でスライドしていく…広島は途中から相手の攻撃角度が変わって手こずる時間が増えましたが、福岡戦も広島戦もそのやり方が機能していたゲームでした。ですのでサンガとしては、シャドーが素直に突破しにきてくれる方が助かる訳です。
ただ…岡山のシャドー、江坂と木村、途中から出てきた河野はそこで突破せずに、むしろオブザボールの局面で須貝やエンリケに一度捕まりにいく素振りを見せてからポストプレー的な振る舞いに徹してきた。そうすることで須貝及びエンリケを釣り出して左右のCBの背後にスペースを作り出し、そこにWBを介して一美やルカオが狙っていく。そのシステムを作られてしまったところを踏まえると、むしろ太田と鈴木の奮闘でよくあそこまで踏ん張ったな…という印象でしたが、シャドー×WB×1トップの三角形で左右のCBを剥がしていく構造であったり、スライドの動きがハマらなくなったファーサイドへインサイド気味のところからクロスを入れたり……岡山は徹頭徹尾、現在のサンガの粗みたいな部分をほじくってきた。岡山の前々節G大阪戦もそうですが、ほんと嫌なことしてくるなあ…という。もちろん木山監督の打ち出した策にコミットできる選手がいてこそ、ですし。
木山隆之ほんと気持ち悪い(褒めてる)
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2026年2月22日
今のガンバが何されたら嫌ってこと全部やってきやがる
サンガの3バックはある意味、前述したように3バックを採用してくるチームに対して"対策の対策"的なところがあったと思うんですが、今日の岡山はさらにそのもう一枚上に乗ってきたことで、サンガのシステムを無力化させられてしまった……と。
結果的に今日の曺監督の交代策はチームのシステムというよりもあくまでキャスティング、そのポジションのキャラクターを替える形でしたので(平戸や本田の投入は敵陣でボールを動かしてポゼッションのフェーズをしっかりと作っていこうみたいな部分はあると思いますが)、それこそ広島戦で流れを取り戻したようにシステムごと変えるとか、それくらいの変化をもたらさないと状況は変えられなかったんじゃないか…とは感じましたね。清水戦や広島戦はそれが出来て終盤にパワーを出すことが出来ていたので、今日もそういうアプローチがあっても良かったんじゃないか、というのは少しあります。まあ、あの状況で守備をいじるリスクを考えるのも確かにわかりますが…。
【J1百年構想リーグ第5節分のうれしはずかしじゅんひょうのコーナーはガンバ大阪vsV・ファーレン長崎戦のマッチレビューページに記載しています】
岡山さん、岡山さん…
ではでは(´∀`)