RK-3はきだめスタジオブログ

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摂理とな〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第6節 京都サンガFC vs セレッソ大阪 マッチレビュー&試合考察〜

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ドミニカ強すぎ笑う

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第6節、京都サンガFC vs セレッソ大阪の一戦です!

 

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現状維持は後退という言葉があるように、サンガは強豪クラブへの道を歩みたいのならば、去年の躍進からも変えないといけないところもある……そういう意味では原大智の退団はサンガにとって強制的に変化を強いる、ある種の鞭入れのような出来事だったのかもしれません。

順調だと思っていた今シーズン。広島戦に勝利して首位に立ったその熱気は、完敗と呼ぶべき試合内容で敗れた岡山戦の結果で冷や水を浴びせられた。シーズンを通せばどんな弱いチームでも会心の勝利が一つはあり、どんな強いチームでも酷い負け方の試合も一つはある。曺貴裁監督が福岡戦の試合前に語った言葉は今季のチームのテーマそのものでしょう。その言葉を胸に、チームとして失敗も積み重ねる土台として前進を!

 

俺たちは新しく何かをつくる事を恐れるチームじゃない。でも忘れちゃいけないものもある

 

両チームスタメンです。

 

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サンガは前節岡山戦からスタメンを3人変更。ここ3試合は相手が3バックだったという事で3-4-2-1を採用していましたが、今日は相手が4バックなので従来の4-1-2-3に戻しています。ジョアン・ペドロとWボランチを組んでいた尹星俊は今日はアンカーに入っており、鈴木義宜とCBを組む石田侑資は移籍後初スタメンです。

セレッソは清水にPK戦で勝利した前節からは先発変更はありません。井上黎生人にとっては古巣対決となる他、先発の石渡ネルソンとベンチの阪田澪哉の2人はセレッソに入るまでゴリゴリに京都で育ってきた経歴を持っています。ちなみに曺貴裁監督も実は古巣対戦です(湘南の前にコーチやってた)。

 

 

 

本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。

百年構想リーグでは何かと来場者プレゼントの多いサンガ。今日は先着1.8万人に対して、10社のスポンサー企業のロゴが刻まれた二条城で撮影されたポスターのデザインのアクリルスタンドがプレゼントされます。フレンズ広場でははたらくくるま展が開催され、Jリーグとコラボしたベイブレードの販売など子供向けの施策も色々と行われます。

このスタジアムのこけら落としの相手はセレッソでした。あれから6年が経ち、クラブはスタジアムとともに成長のスピードを速めています。「たまに勝つ」ではなく「たまに負ける」程度がスタンダードになる日常を求めて…。

 

 

 

 

サンガはいきなりアクシデント発生。13分には特に接触のない場面でエリアスがハムストリングの負傷を訴えてまさかの途中交代。いきなり本田風智との交代を余儀なくされます。

序盤はお互いに背後を狙い合うようなオープンなペースで始まった中でセレッソの方がチャンスの回数は多く、サンガはセレッソのスピード感に耐えなければならない時間が続いていましたが、セレッソのシュートもあまりミートせずに失点は回避していました。

 

 

 

その後も試合はセレッソの方が好機を作る展開に。むしろサンガの方がボール保持のフェーズでセレッソのプレスを剥がして前進するような構図は何度か見られていたものの、セレッソが自陣で組んだブロックに対してはラストパスや崩しのところが雑になってなかなか打開できず、逆にサンガが本来得意とするミドルゾーンでの攻防やセカンドボール回収が上手くいかず、セレッソがショートカウンターを繰り出しやすい状況が多く発生。

 

 

 

前半終了間際には少しずつサンガも中盤でボールを動かせる時間が増えたこともあってサイドの連動も生み出せるようになり、その中で40分にはマルコ・トゥーリオが良い位置でミドルを放ちますがクロスバーにヒット。前半終了間際にはトゥーリオのスルーパスに右サイドを回ったジョアン・ペドロがマイナス気味にグラウンダーのクロス。反応した本田、平戸がペドロとの連携から左に流して須貝英大がフィニッシュに持ち込みますが…僅かに枠外。

とはいえ序盤はセレッソのスピード感や鋭さに苦しめられたものの、セレッソのスピードに慣れ始めてくると主導権を掴めるようにもなり前半終了。0-0で後半へ。

 

 

 

すると試合は後半開始早々に動きました。

前半よりも後ろで繋いできたセレッソに対してサンガは猛然とプレスをかけると47分に遠い位置からFKを獲得。平戸のキックはGK中村航輔が掻き出したもののそのCKでした。右からのボールをトゥーリオが合わせると一度はGK中村が弾きましたが、こぼれ球をトゥーリオ自ら押し込んでサンガ先制!!これでトゥーリオは今季3得点目という事に。

 

 

しかしサンガが先制した直後はセレッソも横山とチアゴが積極的にSBとCBの間を縫うように突破し、そのカバーに伴うスライド作業のズレを狙われる形でピンチを迎えました。57分、左サイドでチアゴが抜け出して折り返すと、飛び出してきた石渡が粘ったボールに横山が反応。セレッソこの日最大の決定機でしたが、ここはGK太田岳志がビッグセーブで阻止します。

ただサンガもセレッソが前がかりになるにつれてショートカウンターの糸口を掴めるようになり、58分には松田、59分には本田がチャンスを迎えて、この2つの場面は決め切れずともトゥーリオのアイデアが爆発して前半以上にチャンスは増えていました。

 

 

 

セレッソは62分に石渡を下げて柴山昌也を投入。田中駿汰をアンカー気味なポジションに落とす形で反撃を窺います。64分にはチアゴのシュート性のクロスボールが仕留めにくいバウンドになったところも太田がきっちりとシャットアウト。ただ全サンガもカウンターでチャンスを作っていたので一方的な…という展開まではならずとも、全体的にセレッソが攻勢の展開は変わらず耐える時間は続いていました。

セレッソは70分に横山とチアゴを下げて阪田澪哉と本間至恩を投入。その直後、セレッソは自陣からハーフェーライン付近の櫻川ソロモンにボールを入れると、櫻川のポストプレーから阪田がボールを受けて一気に前進。阪田がミドルゾーンからのドリブルでサンガ守備陣を一気に押し下げて右サイドに繋ぎ、オーバーラップしたディオン・クールズのシュートこそ福田心之助がギリギリでブロックしますが、こぼれ球を阪田に押し込まれて同点に…。

 

 

 

失点直後にも再び阪田のドリブル突破から決定的な場面を作られたサンガは73分に須貝、本田、石田を下げて佐藤響、奥川雅也、エンリケ・トレヴィザン、78分には平戸を下げて中野瑠馬を投入。セレッソも畠中と大畑を下げて田中隼人と登里享平を入れてきました。

82分にも左から入ってきたボールを受けた柴山がGK太田をかわして決定機。しかしGKのいないゴールで福田がスーパーブロック!チームを救うプレーを見せて逆転弾は阻止しますが、後半のセレッソの攻撃をサンガはなかなか止め切れず、1点リードしている時間帯とも違ってカウンターに転じる機会もなかなか作れず…。

 

 

 

アディショナルタイムでした。一瞬サンガにも訪れた流れを仕留め切れなかった中でラストワンプレーが近づき、アディショナルタイムに抜け出した阪田が迎えた最大級の決定機はGK太田がスーパーセーブ!…しかしサンガにとって決定的なプレーだと思われた太田のセーブで与えたCK、中島が蹴り込んだボールをニアサイドで田中が合わせて万事休す…。

 

 

耐えに耐えて耐え抜こうとしたサンガ。しかしその結末はあまりにもショッキングなものに。首位に立ってからの2試合で屈辱の2連敗です。

 

 

 

岡山戦ほど完敗したような内容ではありませんでしたが、多くの時間で劣勢を強いられたゲームだった事は確かです。終わってみればサンガにとって「3点くらい取れていたかもしれない内容だったけど4〜5点取られていてもおかしくない内容」だったなと。

 

 

この試合の興味深いポイントとして、劣勢の内容ではあったんですけど、サンガが普段劣勢になる内容とは別パターンの劣勢だったな…と思いました。

サンガが劣勢になるパターンはボール保持の時に選択肢やスペースを見つけられず持たされている展開に詰んでしまうパターン、もしくはことごとくプレスをかわされてスペースを狙われまくる事でハイラインを担保できなくなるパターン。例えば岡山戦は両方の要素を持っていましたし、開幕戦の神戸戦で劣勢の時間帯は後者のニュアンスが強かった。ただ今日のセレッソ戦はどちらでも無かったんですよね。30〜60分くらいの時間帯はむしろサンガがボールを保持しながら、ややトゥーリオのアイデアと技術に委ねた部分はあるにしても、SBの攻撃参加も含めて可能性のある攻撃はできていました。そこはアンカーの尹がバランサーとして機能して、ペドロと平戸という技術とアイデアを持つ2人が伸び伸びプレーできた部分はかなり大きいでしょうし。

プレスも言うほど剥がされた…という感じでもなく、石田は試合序盤こそJ1のスピード感に戸惑っている節がありましたが、慣れてきてからは鈴木と共に良いバランスでプレーしてくれていたので、内容の印象の割にはセレッソにそこまでシュート打たれてないんですよね(なんならサンガの方が多い)。

 

 

逆に誤算だったのが、このクラブが生命線としていたようなセカンドボールのところで今日はことごとく落としてしまっていた。その部分はなかなか痛かったです。

これは前半もそうでしたが、今日はある意味でテーマとチャレンジの方に意識がいっているような部分もあって……いや、もちろんそれは良い心がけではあるんですけど、保持時のミドルゾーンでの振る舞いが改善されていた一方、むしろ非保持のミドルゾーンがいつも以上にスカスカになってしまっていました。特に終盤戦はチーム全体で運動量も落ちてしまっていた中で、櫻川というポストプレーの軸を担保した上で2列目を入れ替えてきたセレッソの背中をどうしても見る形になってしまった。セレッソの方が仕掛けてきた上下動に全くついていけなくなってしまったところはあるのかなと。出来なかった保持の糸口を掴みながら、出来ていたトランジションが崩れたのは世の摂理と言いますか、全部は補えないもんだなあみたいな難しさは感じましたね。

 

 

 

個々のパフォーマンスに関してはむしろ良い寄りのゲームだったなと思います。トゥーリオや太田は言わずもがな、エリアスの代わりに出てきた本田は本職ポジションではないながらも面白いアイデアを見せてくれていましたし、中盤の3人は終盤こそガス欠感があったとはいえ多くの時間でクオリティを担保してくれた。石田も序盤こそ櫻川への対応や相手のスピード感への対応に苦しみましたが、慣れてきてからは鈴木と共にポテンシャルをしっかりと表現してくれていましたし、特に低評価を被るような選手はそんなにいなかったかなとは感じています。

ただ気になった点としてはエリアスのところで…よく言われる「エリアスがいないと何も出来ない」というチームでは無いとは思うんですよ。もちろん質の点でエリアスが頭抜けている部分はありますが、エリアスがいなくともある程度の形を作れた時間はありましたし、そもそも昨年もエリアス、原、トゥーリオが全員いない時期でも勝点はそれなりに稼いでいましたから、サンガとしてはエリアス欠場で全てがダメになるチームでも無いとは思っています。ただ、今日のセレッソとかすごく顕著でしたが…エリアスがいなくなった事で、相手がチームがかなりリスク上等で押し上げてくる傾向はやっぱり強くなるんですよね。そこで思い切って押し上げて前に飛び出し倒したセレッソを前に重心を下げられてしまった、サンガも攻撃がロングレンジになってしまった事で疲労が露呈するスピードが早かった部分はあったなと。絶対的なエースがいなくなった時にサンガがどうするのか?は勿論ですが、その事で相手がどういうリアクションをしてくるのか、別に今回のエリアスが早く帰ってきてくれたとしても、例えば同じ問題はトゥーリオでも起こるでしょうし、彼らがいなくなった時の相手の変節も考えていかなければならないポイントではあるように思います。

J1百年構想リーグ第6節分のうれしはずかしじゅんひょうのコーナーはサンフレッチェ広島vsガンバ大阪戦のマッチレビューページに記載しています

 

 

WBC…

ではでは(´∀`)