RK-3はきだめスタジオブログ

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だからどうでしょう〜2026明治安田J1百年構想リーグWEST第6節 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 マッチレビュー&試合考察〜

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水曜どうでしょうみたいな試合日程

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューは2026明治安田J1百年構想リーグWEST第6節、サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 の一戦です!

 

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試合毎に手応えを掴み、試合毎に壁にぶつかり、試合毎に歓喜を味わい、試合毎に悩みの種が増える。サッカークラブとして健全とも言える日常の中で、なんやかんやここまで全公式戦で90分無敗をキープしながら開幕1ヶ月を迎えています。ここまでの歩みは新体制かつ監督も監督業初挑戦という事を踏まえると順調と言えるでしょう。

チームとしてやりたい事は固まってきた。チームとしてどのポジションにどういう選手と役割を求めるのかも定まりつつある。その中で見せたACL2ラーチャブリー戦は…陳腐な言い方ですが"魂"を感じさせてくれる試合でした。その熱量に振り向いた結果を胸にACL2も羽ばたき、そして百年構想リーグも首位に立つ。ガンバの冒険はまだまだ序の口。近年最も充実した時間を過ごしている紫色のチームの肩に手をかけるような勝利を!

両チームスタメンです。

 

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灼熱のタイでの120分の死闘から帰国して中2日の超過密日程となったガンバは、直近のACL2ラーチャブリー戦からはスタメンを4人変更。2列目は奥抜侃志を右、トップ下に倉田秋を配置しており、半田陸や山下諒也はベンチスタートとなっています。また、先日入団が発表された新加入のフィリップ・マックスも早速ベンチ入りです。

こちらもACLEジョホール戦から中2日となった広島は3人変更。左CBにキム・ジュソン、左WBに新井直人、1トップに木下康介を配置してきました。ジョホール戦は中村草太とジャーメイン良のシャドーに鈴木章斗を1トップとしていましたが、今日は木下の1トップに鈴木と中村をシャドーに置いています。

 

 

 

本日の会場は広島県広島市、エディオンピースウイング広島です。

広島は百年構想リーグのホームゲームを「超熱狂大万博」と銘打って開催し、対戦相手にちなんだスタグルの販売などのイベントを実施。今日はかすうどんやどて焼き、ミックスジュースなどのスタグルも出ているそうで。また、この試合からはスタジアムの巨大モニュメント「ピコボ」も登場します。

パナスタも含めて多くのスタジアムはヨーロッパのスタジアムをモデルに作られていますが、その中でアメリカのスタジアムをモデルにした建設でも知られているスタジアムがこのピースタです。思い返せばそのこけら落としはガンバでした。昨季は負けたけど、このスタジアムはガンバにとって感覚の悪い会場ではないはず。その傾向をより強く…!

 

 

 

 

立ち上がりは中盤での攻防を上手く避けながらサイドで流れを構築しようとした広島のペースで進んで行きました。

7分にはロングスルーパスに抜け出した木下康介が決定機を迎えるも中谷進之介とGK東口順昭の身体を張った対応でなんとか阻止。15分にも左サイドの新井直人のクロスボールに鈴木章斗がフリーで頭で合わせますがなんとか枠外へ。

 

 

 

ガンバとしては連戦の疲れもあるでしょうが、普段からビルドアップ時にはSBをワイドかつ高い位置でプレーさせている事もあり、今日は特に半田ではなく岸本/初瀬といつもより攻撃性のある人選だった事もあってか、ビルドアップ時とそこからボールを奪われた時のSBのポジションを修正する隙間を狙われる形でサイド突破を許していました。広島は25分にも新井直人が直接FKを狙いますがインスイング的な弾道が僅かに枠外に外れていきます。

それでもなんとか耐えていたガンバでしたが41分、川辺駿のサイドチェンジから持ち運んで行った新井直人が切り込んで右足一閃。ブレ球の弾道になった強烈な一撃はGK東口さえもコースを捉えられずネットに刺さって広島先制…。

 

 

先制点の前に一度倉田のところを中心に前進する流れを作りかけたガンバでしたがそのタイミングで新井に刺される格好となり、かなり苦しかった前半は攻めの糸口を掴めず1点ビハインドで後半へ。

 

 

ガンバは後半から食野を下げてイッサム・ジェバリを投入し、倉田秋を左WGにスライド。広島も松本を下げて塩谷司を投入して後半に向かいます。

後半は前半ほど決定的なシーンを広島に作られてはいませんでしたが、同時に前半よりも前線に繋げていく糸口を見つける事もできておらず、なかなか広島を跳ね返さない苦しい展開が続いていました。そんな中で61分には奥抜と安部を下げて山下諒也とウェルトンを投入し、左WGにポジション変更していた倉田をボランチにシフト。

 

 

 

しかしヴィッシング監督も色々と手を変え品を変え反撃の糸口を掴もうとしますが……追加点は広島でした。

ガンバが山下とウェルトンを投入していたタイミングで木下を下げてジャーメイン良を入れていた広島は67分、ガンバのビルドアップにプレスをかけると岸本のパスを中村草太がカット。そのまま持ち込んでジャーメインに当ててリターンを受けると、GK東口との1対1を確実に仕留めて広島2点目…。

 

 

76分にはウェルトンの突破からヒュメットが折り返してジェバリが押し込もうとするもシュートはミートせず。直後にヒュメットを下げて名和田我空を送り込みますが、ガンバが後半に明確に迎えたチャンスはこのシーンくらいのもので、苦しい蟻地獄のような試合展開から抜け出せず…。

試合は終了。苦境の中でビハインドと劣勢を跳ね返せず、ヴィッシング体制で初めて90分負けを喫しています。

 

 

 

シチュエーションからして、ガンバにとって相当難しい試合だったことは間違いないです。この試合は90分として何かを作れた試合とは言えませんでしたが、そもそも何かを作れる状況の試合でもなかった。敗北に対して殊勝な態度をとったところで、そこは実際問題としてガンバを覆っていた。その部分は確かだったと思います。

ただ同時に、その上で広島の勝利は別にガンバの状況に漬け込んだ漁父の利的なものでもなく、広島がガンバの現在の状況と元々のウィークポイントを的確に活かしたゲームプランをきっちり遂行させたというところでは、まあ色んな意味で妥当な結果ではあったと評価されるべきかなと。

 

 

広島は徹底的にガンバのサイドの背後を狙ってきましたが、その狙い方もサイド突破というよりは…例えば6分に木下が決定機を迎えたシーンとかわかりやすいんですけど、なるべくビルドアップのところではWBが引き込んで低めの位置でワイドにボールを回していくんですね。そうすると基本的にガンバはハイプレス、ハイラインでプレーしたいので、ガンバの守備陣はここが好機という事で一気に押し上げてくる。特に今季のガンバのハイラインはSBをワイドかつ高い位置に置く設計なので、当然岸本と初瀬はそれに準じたポジションを取ると。そうなった時に、SBとCBの斜めに開いたスペースに対して長いボールを入れてシャドーや1トップを走らせ、一度上げたラインをもう一度下げ直さないといけない場面を立ち上がりから多く作っていました。

思えばガンバがボールを持った時の広島はハイラインでハイプレスというよりは、ミドルゾーンまで持ち上がらせてそこで潰しにきた。要は前半から広島はガンバの構造を利用した状態で、ただでさえ疲労困憊のガンバがラインの上げ下げを繰り返さなければいけない状況を何度も作り出してきたんですね。これを繰り返すとガンバはラインを上げ直すほどの体力がもう残っていないので、後ろにへばりつくような形にどうしてもなってしまう。ここまで持ってくれば広島は、後はガンバ陣内で上手くボールを保持していく状況を作ればいい訳ですから、ここからワンサイドゲームの土壌を作る事はそこまで難しくない。この試合は広島がすごく巧みにガンバを引かせた。同時にただでさえ過酷な状況で序盤から上げ下げを強いられていたガンバにとって、一度引いてしまう状況を作られてしまえばそこから押し上げる事はやっぱり難しい。その辺りは広島がすごく上手くやってきたと思います。

 

 

 

そういう意味ではガンバも、例えば無理やりロングボールで形勢逆転を図ろうとしても収めてくれるジェバリであったり、状況に合わせて上手く3CB的なポジショニングをできる半田陸のような選手の方が、現在のチームの序列とは関係なしに適性があったゲームだったのかなという気はします。それこそ倉田は最初からWGとしてサイドに蓋をしてもらった方が良かったのでは…とか。ただこの試合に関してはガンバとして、ヴィッシング監督としても選手起用はゲームプランや相手との相性だけで選べる状況ではなかったと思いますし、この試合に関しては「せめて言い訳くらいは許してくれ」と言っても責められるようなゲームではありませんでした。

とはいえ、広島が狙ってきた部分は川辺駿が試合後に 「G大阪は(ボールに)プレッシャーをかけてくるから、サイドはずっと空いている」というコメントを残したように元々存在していた構造上のリスクでもありましたし、疲労度合いとは関係なくそこのリスクとどう向き合うか?というところは考えなければならないポイントなんですね。同時に今日の広島は基本的なチームのベースは持った上で、ガンバが元々持っている構図と現在の疲労状況をテーブルに並べて「何が一番効くのか?」というところで効果的なアクションを繰り返してきた。その機転とそれを完遂するクオリティを広島が見せてきたというゲームでもあった訳ですから、ガンバもリスクの考え方と手数をどうやって増やしていくのか?はこの試合を契機に考えていくべきところかなとは思います。

とにかく、とにかくお疲れ様でした…。

 

 

 

【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

2026明治安田J1百年構想リーグ第6節

《EAST》

横浜F・マリノス2-0ジェフユナイテッド千葉

水戸ホーリーホック1-1(5PK6)FC東京

柏レイソル0-1FC町田ゼルビア

鹿島アントラーズ1-0川崎フロンターレ

東京ヴェルディ1-0浦和レッズ

 

1位 鹿島アントラーズ(16)

2位 FC町田ゼルビア(12)※

3位 FC東京(12)

4位 東京ヴェルディ(11)

5位 浦和レッズ(10)

6位 川崎フロンターレ(7)※1

7位 横浜F・マリノス(6)

8位 水戸ホーリーホック(5)

9位 ジェフユナイテッド千葉(5)

10位 柏レイソル(3)

※1 町田と川崎は1試合少ない。

 

《WEST》

清水エスパルス1-1(4PK2)ファジアーノ岡山

名古屋グランパス0-3ヴィッセル神戸

京都サンガFC1-2セレッソ大阪

サンフレッチェ広島2-0ガンバ大阪

V・ファーレン長崎1-0アビスパ福岡

 

1位 ヴィッセル神戸(11)※2

2位 サンフレッチェ広島(11)※2

3位 ガンバ大阪(11)

4位 京都サンガFC(9)

5位 セレッソ大阪(9)

6位 名古屋グランパス(9)

7位 V・ファーレン長崎(9)

8位 ファジアーノ岡山(8)

9位 清水エスパルス(8)

10位 アビスパ福岡(2)

※2 神戸と広島は1試合少ない

 

 

EAST首位独走中の鹿島は鬼木達監督の古巣・川崎に1-0で勝利。これで開幕戦のPK負け以来5連勝を飾っています。2位町田も柏に敵地で勝利し、リーグ全体でも鹿島と町田の2チームが90分負けのないチームという事になりました。FC東京は水戸にPK戦で勝利し開幕からPK戦全勝かつ16人全員成功。更に公式戦全体でも30人連続成功となっています。一方、昨季2位の柏は町田にホームで敗北。単独最下位となり苦しい時期が続いています。

WESTは首位G大阪が今季初めての90分負けとなり、ACLEの関係で1試合少ない神戸と広島を合わせた3チームが首位で並ぶ形になりました。また、上位の京都にC大阪が逆転勝利し、やや出遅れた岡山と長崎も勝点を伸ばした事で、首位の3チームが勝点11で並ぶのみならず首位から9位清水までの勝点差が3という大混戦状態になっています。一方、開幕戦はPK勝ちした福岡はその後5連敗と苦しい状況です。

 

 

WBCおつ

ではでは(´∀`)