RK-3はきだめスタジオブログ

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【W杯メンバー予想】北中米W杯、日本代表メンバー予想♡【①W杯メンバー選考の"基準"の話と、怪我人枠とサプライズ枠をどう考えるか】

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初めてW杯見たのはドイツ大会でした

 

どーもこんばんは

 

さてさて、日本代表はW杯メンバー発表前最後の代表活動となる英国遠征を終了。欠場者も増えている簡単ではないタイミングの試合でW杯に出場するスコットランド、そして言わずと知れた優勝候補国のイングランドを共に1-0で下し、最高の結果と共にメンバー発表前の活動を全て終了させました。後は最終メンバーで挑む直前合宿のみ。それが終わればもうW杯です。

 

 

という訳で今回は北中米W杯の日本代表最終メンバーを予想していこうと思います。

ちょっと日本代表の場合、怪我人が多すぎて…予想にも不確定要素がまあ多いんですが、各ポジションごとに様々な事情を整理・考察しつつ、その上で26名のメンバーを考えていけたらと。

あくまで「自分ならこうする」ではなく「森保監督が選びそう」という前提で記事を進めていきます。

 

 

 

【目次】

・そもそも代表選考の基準とは?

・怪我人をどう考える?

・サプライズ選出はあるのか?

・現状、当確と言えるのは?(次回)

・ポジション別、現状の序列(次回)

・当ブログ的W杯メンバー予想(次々回)

 

 

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・そもそも代表選考の基準とは?

 

メンバー発表の度に「○○よりもっと活躍してる選手/もっと良い選手いるでしょ」という声が挙がるのはいつものこと。まあ、そりゃ、それぞれに好きな選手がいて、それぞれに選んでほしい選手がいる訳で、その感情を持つのは自然な話でしょう。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのは…W杯のメンバーは26人は「優秀な選手を上から26人選べばいい」という訳ではないという事です。監督の志向する戦術や主軸に据える選手との相性、或いは現チームに不足しているタイプやユーティリティ属性を持つ選手だったり、ピッチ内外でのキャラクター性……そこまで加味した総合力で26人をセレクトする訳ですから、ゲームみたいに能力が高い選手をただ単に選べばいいという訳じゃないんですね。W杯のメンバーを考える時にはここを見誤ってはいけない。そこが最も大事なポイントです。

 

わかりやすいのが、2002年日韓W杯に於いてフィリップ・トルシエ監督が示した選考基準でした。

大前提として、トルシエ監督の考え方の前提には「スタメンで起用する選手とベンチからスタート選手では選ぶ基準が異なる」というものがあり、それに基づくメンバー選考の基準を以下のように語っています。

 

「最初の基準は、試合をスタートする選手たちだ。最大限で15人の選手たちであり、松田直樹や森岡隆三、宮本恒靖、中田浩二らがそこに入る。フラット3を実践していくためには、彼ら4人は不可欠だった。中盤でまず考えたのは、稲本潤一と戸田和幸のふたり。そして、福西崇史もスタメンで起用できる。それだけで、すでに3人。2つのポジションに(スターター候補が)3人もいれば十分だろう。(中略)最初のリストで選んだのは、そうした15人の選手たちだった。試合をスタートさせる選手たちだ」

 

2番目の基準は、16~20番目の選手たち――すなわち、ベンチに座る選手であり、試合の途中で何かをもたらすことができる選手たちだった。「試合を終わらせる選手」と言ってもいい。(中略)「森島寛晃や西澤明訓、三都主アレサンドロ、小笠原満男らは試合を終えるための選手であり、交代要員となることを認めた選手たちだった」

 

「リストの最後にくるのが、プレーの機会がほぼない選手だった。彼らがグループのなかで最も重要だったのは、出場機会はなくとも、グループを維持していく役割が課せられていたからだ。(チームの)雰囲気が悪くならないように、引き締めて緊張感を維持する。同時に(チーム内を)適度にリラックスもさせる。だからたとえば、中澤佑二ではなく、秋田豊を選んだ。もちろん中澤は、秋田に代わってグループに入る力を持っていた。しかし中澤はまだ若く、パーソナリティの面で彼がグループにもたらすものは少なかった。中山雅史を選んだのも同じ理由だ。彼はチームの雰囲気を盛り上げ、選手たちを安心させることができる貴重な存在だった」

トルシエが明かす日韓W杯メンバー選考の真相「中村俊輔を外すことにためらいはなかった」-Web Sportiva

 

つまり、トルシエ監督の中で中澤はスタメンにも入れる可能性を持った選手ではあったけれど、スタメンとして考えられる選手群の中で松田、森岡、宮本、中田との争いに敗れた以上は、リストの最後にくる第3の基準で選考され、第1基準では秋田より中澤の方が上だったものの、リーダーシップやムードメーカー性が求められる第3基準では秋田の方が上になる…という考え方。日韓W杯では中村俊輔の落選が大きな話題になりましたが彼も同じ事で、スタメンとして考えてもいい選手との認識はされていたものの、まず第1基準ではスタメンの選手として小野伸二に、ジョーカーとしての能力が求められる第2基準では三都主アレサンドロに勝てず、第3基準に該当するタイプの選手でもなかった…と。

 

 

引用したインタビュー記事は2022年に公開された記事でしたが、トルシエ監督は当時からこの「3つの基準について言及しており、特に2006年ドイツW杯が比較的「上手い選手を上から順に」的な選び方で失敗した背景もあって、現在に至るまで日本代表選考に於ける前提とすべき考え方として伝えられています。

カタールW杯を見ても、基本的に森保監督はこの考え方に基づいた選考を行っていると言えます。例えば、いわゆる第3基準として谷晃生より川島永嗣を呼んだ事であったり、状態は明らかに旗手怜央の方が良かったけれど、チームにロングパスを送れる選手が不足しているという観点からオプションになれる柴崎岳を選択するなど、単純な状態よりも柴崎や町野修斗のようにチームに不足しているタイプを持つ選手や相馬勇紀のようにジョーカーとして計算できる選手を置いた事も一例でしょう。今回なら例えば、遠藤や南野が「レギュラーとして起用できるコンディションではないがチームリーダーとして第3基準には該当する」と判断される可能性もあるでしょうし。

 

 

 

基本的には今回も、森保監督の中では「3つの基準」をベースにした選考になると思われます。一つ具体例を出すと……その中で現在、基準の狭間に立つ形となったのが守田英正なのかなと。

基本的に守田は第1基準の選手、即ちスタメンとして計算されるべき選手ですから、森保監督も"スタメンとしての守田"に不満を持っているとは考えにくい。その部分での評価は田中碧や藤田譲瑠チマよりも上でしょう。しかし最近の傾向を見ると、森保監督はW杯のレギュラーボランチは鎌田大地と佐野海舟で結論を出したように見える状況になんですよね。もしスタメンをその2人で固定したとなると、その瞬間に守田は"スタメン起用する選手"の争いではなく"ベンチスタートで途中から出場させる選手"の争いになる。そうなるとスタメンとしての評価なら総合力で上回る守田が上だったけど、途中出場なら異常な得点感覚を持つ田中や運動量が落ちた後半にカンフル剤的な効果を期待できる藤田が逆転する可能性があるんですよね。遠藤航が間に合えばクローザー枠は遠藤になるでしょうし。それこそ前回大会で原口元気が落選して相馬勇紀が選ばれたように、スタメン争いは総合力でもベンチ争いは一芸特化でも良いという事になる訳です。

とはいえ守田に関しては今の代表にバランサータイプは欠けているので、そのスペシャル性が第2基準での選考で評価される可能性もありますし、そもそも森保監督はターンオーバーも踏まえたメンバー構成もしているので、第1基準として招集する選手を多めに選ぶ可能性もありますし、それなら鎌田をシャドーで使う場合は必然的に守田でしょう。いずれにしてもこの"3つの基準"を今大会に当てはめて説明する時に現在の守田の境遇はわかりやすいケースなのかなと。

 

 

 

これまで、特に第2次森保ジャパンは割とターンオーバー的なメンバー編成を組んでいましたが、ここに来て誰がスタメンになるのか、どういうタイプを不足分を埋めるオプションとして登用するのか…みたいなところはクリアになりつつあります。

特に前回はメンバー選考前の時点で3つの戦術パターンがあって、そのどれをメインに据えるかによってスタメンの基準も変わりそうだな…みたいな感じでしたけど、それと比べると今回は方向性は割と一本化しているだけに、森保監督の持つリストの中でも第1基準、第2基準、第3基準に該当する選手のリストアップは終わっているはずで、守備陣のみ怪我人の状況もあってスタメンの計算を絞りきれていない状況ですが、基本的にはそれぞれのセクション毎の選考、コンディションの確認や人数調整のフェーズに既に移行していると思います。

 

 

 

・怪我人をどう考える?

 

3月後半の英国遠征では遠藤航、南野拓実、板倉滉、久保建英、長友佑都、冨安健洋と6名もの主力が怪我で不参加となっていました。そもそも昨年の後半は三笘薫や鈴木彩艶も離脱していたので、日本代表は久しくベストメンバーで戦えていないという形になります。

 

で、問題はこの怪我人がどうなるのか、どうするのか…というところ。現状として、少なくとも板倉と久保に関しては両者とも復帰した状況なので問題ないでしょうが、長友はどのタイミングで復帰できるか現状では読めず、遠藤と南野は間に合ったとしてもW杯が復帰戦になる状況です。

上で挙げた6人に共通するポイントは怪我さえなければ選ばれることが濃厚な6人という事で、長友以外の5人に関しては当確と呼ぶべき立場でしょう。例えば当落線上の選手なら遠藤と南野の立場になった時点でW杯の可能性は無いでしょうが、この2人ならその可能性を首脳陣もギリギリまで模索してくるはずですし、そこに関しては彼らの治癒力と周りのスタッフの奮闘に期待するしかないところです。

ポイントとなるのは…これは上述した選手に限らず新しく怪我人が出た場合でも同じですが、例えば「初戦には間に合わないけど2〜3戦目に間に合わせる」「グループステージには間に合わないけど決勝トーナメントなら間に合う」という枠をどこまで許容するか。例えばブラジルW杯では当時のザッケローニ監督が長谷部誠に対して「大会中に1試合でも使えるようならメンバーに残す」と伝えていたと言いますが、そういう枠をどこまで設けるか…というところです。

前回大会からメンバーは26人に増えました。これまでの23人なら1ポジションに1人の控えとGK3人でしたが、26人になった事で+3枠が設定されたので言ったらこの3枠はバックアッパーというよりも飛び道具的なジョーカー、ベテラン枠に代表されるようなメンター的な役回り、或いは大会中に間に合わないリスクを承知で招集したい選手を余分に充てられる3枠とも言えるので、遠藤や南野も決勝トーナメントには間に合う計算が立つならこの枠で呼ばれる可能性は高いと思います。ただ、この枠も1枠ならまだしも、2枠以上使うとなるとリスクの方が高まってくる。なのでこの枠で許容される幅を首脳陣がどう判断するか…というのも大きな論点になるのかなと。

 

 

 

・サプライズ選出はあるのか?

 

この時期になると騒がれるのは「サプライズ選出は起こるのか?」というところです。過去の代表的なサプライズ選出と言えば2002年の中山雅史と秋田豊2006年の巻誠一郎、2010年の川口能活と矢野貴章、2014年の大久保嘉人。逆にサプライズ落選なら1998年の三浦知良2002年の中村俊輔2006年の久保竜彦、2022年の大迫勇也と原口元気が該当するでしょうか。

 

 

 

とはいえ……サプライズ選出って、もう今の日本代表ではほぼ起こらないものだと思うんですよね。というか基本的には、メディアは「サプライズ選出なし」と残念な事みたいに書かれたりもしますが、ベテラン枠はまたちょっと別にしても、それ以外では基本的に起こらない方がいいものだと考えています。

というのも、これまでの日本代表って15人くらいの代表当確組がいて、23人なら残りの8人をそれまでの代表でのプレーや所属チームでの活躍を踏まえてピックアップしていく…というやり方でメンバー選考を行なっていました。言葉にすればそのまんまですけど、日本代表を23人選ぶという形ですね。それが前回大会からは明確に順序が逆転して、いわば「35〜40人の日本代表クラスから26人に絞る」「35〜40人の日本代表クラスから9〜14人を落とす」という作業に変わったと。10年くらい前に雑誌で「スペイン代表は誰を選ぶかじゃなくて誰を落とすかでメンバーが決まる」という文言を目にした記憶があるんですが、いわゆる列強とされる国々の代表選考は基本的にこういうスタンスで決定されており、日本もそのフェーズに達したという事です

つまり日本代表選考は、日本代表を選ぶ作業から日本代表候補から何人か切っていく作業になった。言葉だけ見ると残酷化したように見えますが、これは日本代表のスタンダードが向上した事の表れなんですよね。例えば前回大会なら、代表候補の中から誰が落ちるか?とで大迫と原口というサプライズ落選はあったものの、相馬にしても追加招集の町野にしても直前の代表活動にも参加していて大枠の代表候補には位置付けていた選手ですからそこまでサプライズという感じでもなく、あくまで代表候補の中での取捨選択程度の話に過ぎない程度の変更に収められた。それ以外にも、これまでの日本代表なら古橋享梧なんて外す選択肢取れるわけなかったんですけど、代表での機能度で古橋を外せる選択肢を取れるようになった事も成長の表れと言えると思います(古橋には悪い言い方ではありますが…)。

 

 

とまあ、前段が長くなりましたが、要は代表メンバーに入るのはどれだけ広く見積もっても2024年以降に複数回代表招集を受けている選手に限定されるでしょうし、前回大会の大迫や原口のようにサプライズ落選になる選手が出てくる可能性はありますが、2014年の大久保のように前述した第1〜第2基準に入る選手がサプライズ招集される事は考えにくいです。というかそんな枠ないんですよ。今の代表は選ぶ作業ではなく落とす作業になっているので。

ただ唯一サプライズ招集の可能性があるとすれば吉田麻也でしょうか。カタールW杯以降は代表引退しているのかどうか、本人も公言を意図的に避けていたと語っていましたが、ここに来てW杯出場を目指していることを明言。少なくとも、自ら身を引いている訳ではなく状況を公言する形になりました。

 

 

吉田をDFの戦力としてどう考えるか?みたいなところは次回の序列編で書いていきますが……現状として、純粋に戦力だけでメンバー予想をした時に吉田は入りにくいでしょう。既にベテラン枠としては長友佑都が定着しているのでチームに不足している訳ではないですし、長友がベテラン枠ではありつつも「サイドの対人守備に長けた両WBのオプション」という結構貴重なオプション要素があるのに対して、CBは怪我人が多い割には戦力充実状態。今のチームには長友がいて、前述したように場合によっては遠藤と南野がベテラン枠的な意味合いでの招集を受ける可能性もある状況でわざわざ吉田まで呼ぶと、かえってリーダー枠が渋滞する恐れは否定できないなと。カタールW杯時よりもインテンシティーが増したチームにどこまでアジャストできるか、という事もありますしね。

一方で遠藤や南野、そして長友も負傷している状況で、もちろん堂安や久保もリーダーとして振る舞えるところは見せつつありますが、彼らの負傷状態ではリーダーシップを採れる人材として吉田を急浮上させる選択肢は森保監督は持っているとは思います。第2次森保ジャパンの活動には参加していないとはいえ、監督や主力のコア層とはカタールW杯までの期間でずっとやってる訳で「急に接点のないOBが来た」みたいなギクシャク感はそこまで無いでしょうし、似たようなシチュエーションでリーダーシップを取る作業は東京五輪でやっている訳ですから、急にベテランを呼んだ時に生じがちなハレーションを吉田の場合はそこまで考えなくて良さそうなのは日本にとってかなり大きいポイントでしょう。

加えて長友がよく"選手兼コーチ"と揶揄される事が多いですが、その観点ならアメリカへの知見を豊富に持つ吉田を"選手兼スタッフ"的に考えるプランもあるのかなと。監督・コーチ陣と選手のパイプ役を担う選手を入れる話はよく聞きますが、吉田の場合はむしろマネージャー業務に近いところのパイプ役を考えている可能性もあるんじゃないか…みたいな想像はしちゃうんですよね。森保監督的にも吉田ならある程度吉田の裁量に委ねてもいいくらいの信頼は持っていそうですし、逆に吉田もそこで森保監督とのコミュニケーションを怠る人物でもない訳で。

いずれにしても、既に長友がいる事とCB陣の充実から普通に選外にする可能性もありますが、昨年のメンバー発表会見で記者が「経験のある選手を入れるかどうか」という質問を中山雄太を具体例として出した際に、わざわざ森保監督が「経験のある選手は雄太だけではなくアメリカにもいますし」と吉田を示唆する発言もしていたので、吉田どうするか問題は割と50/50なのかなと。本題に戻ると、落選はともかくサプライズ選出があるとすればまあ吉田だけでしょう。

「現状、当確と言えるのは?」「ポジション別、現状の序列」につづく

 

 

ではでは(´∀`)